シカゴの王


原案:ダンジョンさん
■プロフィール
●テッド・バダルコ&アイザック・ジョーンズ●
キャッチコピー:シカゴの王

●テッド・バダルコ●
性別:男
年齢:55歳
身長:167cm
体重:72kg
国籍:アメリカ合衆国
血液型:B型
職業:マフィア
趣味:ピアノ
特技:射撃
好きなもの:酒
嫌いなもの:対抗勢力
大切なもの:自分
苦手なもの:数学
好きな食べ物:スパゲッティ
好きな音楽:James Taylor
得意スポーツ:特になし
格闘スタイル:格闘経験なし


●アイザック・ジョーンズ●
性別:男
年齢:39歳
身長:207cm
体重:120kg
国籍:アメリカ合衆国
血液型:AB型
職業:ボディガード
趣味:読書
好きなもの:靴
嫌いなもの:敵
大切なもの:雇い主
苦手なもの:汚いスラング
好きな食べ物:好き嫌いはない
好きな音楽:Lionel Richie
得意スポーツ:空手(五段)
格闘スタイル:空手、キックボクシング
■外見
テッド
 アイルランド系の白人。
 山高帽とトレンチコートを着用。
 白髪で丸顔。目の色は青。
 若干小太りの印象を受け、小熊を思わせる体型。

アイザック
 黒人。
 黒で統一。スーツ着用。髪は短く切ってある。
 通常はサングラスをかけているが、戦闘になると外す。
 唇が厚く、目は穏やかだが、戦闘になると鋭くなる。
■キャラストーリー
 テッド・バダルコは喜悦に酔っていた。
 「人生とは、かくも美味なものだったか」
 そう言って、手に持った酒瓶を口に含む。
 テッドの運命は好転しはじめていた。

――ボスが死んだ。

 あの忌々しいジジイ。
 俺を見下し、軽蔑していた、あいつが。

 テッド・バダルコの上に立つ者は、
 今となっては誰もいなかった。
 もう誰も彼を止められることはできなかった。
 高く、高く、登りつめる。

 貪欲なまでの権力への意志が、彼を動かしていた。
 
 そして、いま彼はより高き所へ登ろうとしている。
 『ゴライアス・ゴードン』
 
 「大統領を恐喝できる機会なんて、そうはねえぜ」
 
 力と、権力欲を乗せた車が、シカゴの街を走り抜けた。
■設定
 テッド
  シカゴをその領分とするマフィアのボス。
  麻薬、売春、密輸、買収などといった裏の仕事を統括する。
  貪欲なまでの権力欲を持ち、必要とあらばどんな卑劣な手段を
  使ってでも己の出世を成功させていく。
  ボディガードのアイザックとは長く、大きな信頼を寄せている。

 アイザック
  常にテッドの傍らに立つ専属ボディガード。
  テッドとはすでに10年以上の付き合いであり、
  ただの顧客以上の忠誠心を持っている。
■格闘スタイル傾向
アイザック(以下、AJ)とテッドの二人で一人の扱いである。
試合中はテッドの前にAJが守るように立つ格好となる。
二人一組の操作は以下の注意点を伴う。

 1.プレイヤーは基本的にAJを操作。
 2.体力、気力ゲージは二人で一本とする。
 3.どちらがダメージを受けてもゲージは減らされるが、
   テッドの防御力は極端に低い。
 4.AJがジャンプすると、テッドはジャンプせず、その場に屈む。
 5.前方への移動に対してはテッドのスピードが若干遅い。
 6.後方への移動に対してはAJのスピードが若干遅い。
 7.5.6はダッシュ、バックステップ、必殺技関連も同様である。
 8.テッドはガードできない。
 9.AJは低性能のスーパーアーマー属性をもつ。
(弱攻撃のみに対してのみ、のけぞらない)
10.相手の瞬間移動技によって、回り込まれることはない。
   (相手がAJの背後に回ろうとした場合は、
    移動後の位置がAJの目前に強制変更となる)
11.テッドとAJが隣接している状態でレバーを後方に倒す(ガード)すると、
   AJの後ろでテッドも防御の態勢をとる。
   (この状態をポジショニングと呼ぶ)

3,8の点から分かるように、プレイヤーには、
テッドを守りながら戦うテクニックが要求される。
AJは基本的に接近で力をタイプするキャラなので、
相手を倒すためにはなんとかして近づきたいが、
そのぶん相手に近づきすぎると、
跳び越えられてテッドが危険に晒されてしまうだろう、
この辺りの駆け引きが非常に重要になってくる。
ただし、9や10のように利点もあり、
また、AJ自身の防御力は全キャラの中でも高いほうなので、
多少の攻撃は気にせずに戦えるというメリットもある。
11のポジショニング中は、効果が全体に及ぶ攻撃もガードできる。

*以下に掲げる技は基本的にアイザックのものである。
 テッドの操作を必要とするものについては説明を参照。
■通常技
 身長2mの巨体から繰り出される技は、
 どれも、リーチ、攻撃力の面でもトップクラスである。
■サブシステム
・ボディガードスタイル
 二人一組による戦闘形式。
 ただし基本的に動かすのは一人であり、
 またその一人はもう一人を守るようにして戦わねばならない)
 (詳細は■格闘スタイル傾向を参照)

(以下はすべてアイザックのもの。テッドはサブシステムを持たない)

・ランタイプ:ダッシュ

・バックステップ

・小ジャンプ
■投げ技
 チェス
 (4or6+P)
 相手の胸ぐらを掴み、拳で叩き落とすようにして殴る。

 ダーツ
 (4or6+K)
 相手の頭を掴んで放り投げる。
■特殊技
 リポート・アクス(6+中P)
 一歩踏み込み、拳を振り下ろす。中段技。
 「フン!」

 アーツ(4+中P)
 斜め上のあたりに拳を突き出す。迎撃技。
 「ハッ!」

 バック・オフ(6+強P)
 拳を振りかぶり、殴りつける。
 ダメージは大Pとさほど変わらないが、相手を吹っ飛ばす効果がある。

 ディフェンシヴ(4+PPP同時押し)
 体を屈め、両腕でしっかり全身をガード。
 削りダメージを無効化する。
 ただしジャンプで超えられるとテッドが危険なので注意。
 「ぬん!」
 
 リフュージング(KKK同時押し) 
 テッドを後方に走らせる。テッドは画面端まで素早く移動。
 AJとテッドに広い間が空くが、テッドはじりじりとまた近づいてくる。
 「お下がり下さい」or「危険です…」(アイザック)
 「うむ」(テッド)

 ビッグ・レジスト(11)
 その場で、テッドが必死の表情で拳を振るう。
 フック、アッパーの2種類のパターンがあるが、ダメージは低い。
 AJとテッドに間が空き、テッドが放置状態となったときに活用
 「くぬぁ!」or「AJ!」(テッド)
■必殺技
 コラテラル・コリジョン(236+P)
 突進し、殴りつける。
 弱→ショートボディブロー(中段)
 中→ストレート
 強→アッパーカット
 「ふん!」

 ミドル・エンゲイジ(214+K)
 素早くターンし、蹴りつける。後ろ廻し蹴り。
 弱→下段後ろ廻し蹴り(下段)
 中→後ろ廻し踵落とし(中段)
 強→バックキック・ハイ
 「はぁっ!」

 フォロード・ウィズ(421+P→P連打)
 両手を中心でガッチリ組み合わせ、この間ダメージを受けると発動。
 攻撃を受けつつも相手の首をホールドし、締め付ける(ボタン連打に影響)。
 当て身技だが、ダメージはしっかり受ける。
 「むん!」→「ふんん!!!」
 
 ディフェン・キープ(6タメ4+K)
 スピンキックを放ちながら後退する。
 テッドとの距離が気になったときに使うと良い。
 「はぁっ!」

 ネック(63214+P)
 両腕で相手の首を掴み、高々と持ち上げる。
 以下、派生技。
 「……ぬん」

 →スクィズ(P連打)
  首をぐいぐい締めつけたのち、放り投げる。

 →アナザァネーム(236+K)
  高角度で相手の頭を地面に叩きつける。
 「オオ!」

 →ビット(214+K)
  さらに高く放り投げる。落下中、追撃可。
 「オオ!」
■秘技
 ローリングストーン(236236+P)
 一歩踏み込んでの強烈なフックを叩き込み、
 その後、連続して殴りつける。
 ガードされていない場合は最後がアッパーとなり、浮かせることが可能。
 「ぬん!」→「ふんぬうううう!」→「オォ!」

 エリミネイト・ユー(63214×2+P)
 片腕で首を掴んで吊し挙げ、数十発のボディブローを叩き込んだあと、
 相手側の画面端まで疾走し、壁(端)に叩きつける。
 「ぬん!」→「ふんぬうううう!」→「下がれ…!」
■絶技
 ジャイアントウォール&パトリオッツボス(214214+P)
 AJが両手を大きく広げ、仁王立ちの状態となり、
 画面上の巨大な壁として力を発揮する。
 この状態のJJを飛び越えることや、回り込むことは出来ない。
 AJは一種の無防備状態であり、ダメージは受けてしまうが、
 防御力が急上昇しているため、ほとんど効かない。
 その間、プレイヤーはテッドを操作する。
 操作内容は以下の通り。
 「お守りします」or「指一本触れさせません」(アイザック)
 「頼りにしている」or「俺もやろう」(テッド)
 
 ―JW&PB中のテッドの行動―

 ベレッタ(P、Kボタン)
 強弱に応じて体勢を変えながら、拳銃を発砲。
 ガード不能。ダメージはそれほど高くない。
 
 アサルトライフル(236+P)
 JW&PB中に一度だけ使用可能。
 ガード不能の銃弾を発射。大ダメージ。
 この技が発動すると、強制的にJW&PB終了。
 「消えな」(テッド)
 「お見事」(アイザック、ヒット時)
■挑発
 AJ、ネクタイをなおす。
 テッド、タバコに火を点けて吸う。
■ファイナルダウン
*フィニッシュがJJの場合*
1ラウンド目ダウン
(AJ、立ち上がる)
A「大丈夫、まだやれます」
T「頼りにしているぞ」

2ラウンド目ダウン
(テッド、銃を捨て、両手をあげる)
T「参った…おれの負けだ」

*フィニッシュがテッド
1ラウンド目ダウン
(倒れているテッドにAJが駆け寄る)
A「お怪我は?」
T「なにをしているッ!相手から目を離すんじゃない!」

2ラウンド目ダウン
(倒れているテッドにAJが駆け寄る)
A「……なんということだ」
(AJ、相手を睨みつける)
■登場演出
テッド「頼んだぞ」
AJ「はい…」
相手を見て、テッド舌打ち。吸っていたタバコを下に落とす。
AJに任せて自分は後ろに下がる。

テッド「うぬぅ?」
AJ「私が……」
相手を見て、狼狽えるテッド。AJが前に出る。

AJ「ボス…」
テッド「…うむ」
画面にテッドとAJのみ。AJが相手の気配を察知する。
テッドを下がらせて、相手登場。
■特殊登場演出
(vsヴィンセント)
テッド「よう……ウチに入ってみる気はねえか」
ヴィンセント、右目の眼帯を指差す。
ヴィンセント「悪いな。オレの右目がイヤだと言っている」

(vsモニカ)
テッド「景気良さそうじゃねえか、モニカ」
モニカ「おかげで忙しい身だ。手早く終わらせてもらう」

(vsレプタイル)
レプタイル「………」
テッド「チッ、面倒なことになったな」
AJ「ご安心を…」


(vsゴードン)
テッド「話は簡単だ」
テッド、ゴードンに銃を向ける。
テッド「てめェのものを全部よこしな」
というセリフが終わるか終わらないうちに
その背後に回りこむゴードン。(ジェネラルステップ)
その手にはテッドが持っていた銃。
ゴードン「断る」
銃をバキリと握りつぶし、元の位置へと歩いて戻る。
テッド「…クソが」
AJ「…お下がり下さい」
AJがテッドの前に立つ。
■勝利ポーズ
A「済みました…」
T「ご苦労だった」
AJがサングラスをかけ、テッドがAJの背中を叩く。

A「さて…。どうします?」
T「消せ。後が残らねえようにな」
腰に両手をあてて、相手を見下ろす。

T「油断するなよ」
A「ご安心を」
AJ、ネクタイを直す。
■勝利メッセージ
※基本的に勝利メッセージはテッドが担当。
 ただしアサルトライフルでフィニッシュした時のみ、AJのものになる。
 キャラ専用勝利メッセージはすべてテッドのもの。

 勝利1
 「ついでだ。トマトジュースでもぶちまけてやろうか」
 
 勝利2
 「こいつがいる限り…俺に近づける奴も、超えられる奴も現れねえ…」

 勝利3
 「まだ道は長い…頼りにしてるぞ…AJ」

 勝利4
 「運がいい。もう一度立ち上がってたら、間違いなく俺が殺ってたからな」

 勝利5
 「…前歯が折れちまったな。おかげでいい顔になったぜ」

 AJ.1
 「……とんだ手間を…」

 AJ.2
 「…どうか私をご信頼下さい」

 AJ.3
 「…ここを去り、二度とボスの前に姿を現すな」

 AJ.4
 「失礼を。二度とはしくじりませんゆえ、ご信頼を」
■キャラ別勝利メッセージ
vsなのは
「羽ばたきてえんだとよ……ぶん投げてやんなAJ」

vsパン
「ガキに付き合ってる暇はねえんだよ…どきな」

vsデブコロ
「見てみろAJ、不味そうな豚肉が転がってるぜ」

vs室伏
「無敵ってのはぁな、この世で最も偉い奴を言うんだ…つまり、俺だな」

vs火神
「コソコソ嗅ぎ回ってねんじゃねえぞ、サルが」

vs藤岡
「力の足りねェ奴はさっさと退場しな…ここはそういう世界だぜ」

vsレイブンズ
「チームワークってのがなってねえやな。出直しな」

vs黒星
「危ねェガキだな。いまここで確実に消しておくべきか?」

vsMr.スミス
「任務大変そうじゃねえか。俺が長ェ休暇をくれてやろうか」

vsレプタイル
「…生きているのか、俺は……奇跡だな」

vsアダム
「せっかくだ、死ぬ前に『ハリウッドの薔薇』を演ってくれよ」

vsヴィンセント
「情けねェザマだな。故郷(くに)に帰ってオリーブ油でも舐めてろ」

vsモニカ
「悪ィが、イタ公にのさばらせるほど優しかねえんだ。消えな」

vsグラス兄弟
「こんな奴らが護衛じゃあ、大統領が気の毒だぜ」

vsミュー
「どけよ、てめェにあいつを守る力なんざ無かったのさ」

vsキルマー
「ジイさん、あんまり出過ぎた真似をしねェことだぜ」

vsゴードン
「これではっきりしたな。俺が上で、てめェが下さ」

vsアルシャンク
「薄気味悪ィ野郎だな…とっとと失せろ」
■キャラ別専用ステージ
「シカゴ・ナイツストリート裏」
雪降るシカゴの裏通り。
背景には黒い車が一台止まっているのみで、人の気配はない。
ゴミが雪に埋もれていて、時々猫がそのあたりを横切る。


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