女神を見たギャング



イラスト:7月さん
原案:エルさん
■プロフィール
名前:ヴィンセント
キャッチコピー:女神を見たギャング
性別:男
年齢:20代後半
身長:175cm
体重:68kg
国籍:イタリア
血液型:A型
職業:マフィア幹部
趣味:天使絵画の収集
特技:野良猫を手懐けること
好きなもの:海、空
嫌いなもの:品格のない人間
大切なもの:ファミリー
苦手なもの:女性の涙
好きな食べ物:ミートボールスパゲティ
好きな音楽:声楽曲
得意スポーツ:テニス
格闘スタイル:我流蹴術
■外見
 黒に近いサラサラの茶色の髪の青年。
 隻眼で右目に眼帯をしている。左目の目つきは鋭い。
 長身に鍛え上げられた引き締まった肉体をしている。
 服はラフな感じで着た青いワイシャツに、黒い長ズボン。
■キャラストーリー
 イタリアの裏社会を支配するべェルレッタ・ファミリーの一員。
 ファミリーの中でも、尋常でないほどボスであるモニカを敬愛しており、
 モニカが左目を火傷で消失した時、『殉死』として、自分の右目を抉り出した。
 その行為にモニカは嘆いたが、彼にとってモニカを守り切れなかったことへの
 懺悔という重要な意味を持っていた。

 かつて、孤児であった彼は、スラムで生きぬく為にイタリアで若者をかき集めて、
 暴徒の集団を結成して、街中を荒らし回っていたが、まだ十代であったモニカが
 指揮するべェルレッタ・ファミリーによって、チームを壊滅され、地位を奪われた。
 自棄になった彼は、単身でモニカの命を狙ってマフィア組織に乗り込んだが、
 多勢相手に一人では敵うはずもなく、逆にモニカの前で瀕死の姿を晒す事となる。
 恥辱に塗れた彼は死を望んだが、
 モニカはマフィアたちに彼の『手当て』を命じただけだった。

「なぜ俺を助ける? オレは貴様の命を狙っているのだぞ」
 と詰め寄る彼に、モニカは、
「『惜しい気概の持ち主』と思ったのだが、私の勘違いか…」
 と呟き、一丁の拳銃を彼に向かって投げ捨て、
「死にたいなら、勝手にそれで死ね」
 と冷たく言い放っただけで、彼に背を向けて、ファミリーに引上げを命じた。

 彼は、屈辱に身体を震わせて、モニカの背後に銃口を向けた。
 今、ぶっ放せば、簡単に殺れる。
 だが、今この銃を撃てば、モニカの命を奪えたとしても、自分は真の負け犬となって、
 二度と栄光をてにすることはできない。
 スラム街で生き抜くために何でもやったはずの男は、
 一度構えた銃を力なく床に落とした。
 モニカは再び、マフィアたちに、彼の手当てを命じた。

 「思い違いではなかったようだ。おまえはこんなことで朽ち果てる男ではない」
 「……」
 「私の元へ来るが良い。おまえはともに栄光を味わうに足る男だ」
 「…俺に、あんたの部下になれと言うのか?」
 「違うな。『ファミリー』という言葉を知っているか?」

 聖母のように微笑む彼女に格の違いというものを見せられたような気がした。
 彼は歓喜に震え、位後、モニカの『ファミリー』の一員として、
 辣腕を振るうこととなった。

 そして、この世界格闘大会へはモニカを支援するために出場する。
■サブシステム
・チェーンコンボ
・小ジャンプ
・回り込み
・ダウン回避
■格闘スタイル傾向
 通常技、必殺技ともにスタンダードな傾向にあるが、
 全ての必殺技に対応した『フェイント技』がある。
 このフェイントを駆使して相手を翻弄していくことにより、
 隙を誘って、コンボや必殺技に繋いでいく戦いが可能となる。
■投げ技
・『ダブルアームブリーカー』 強P投げ
「ふん!」
 手の両腕を取り、自分の肩が相手の脇に入るように潜り込んで、
 取った腕を勢い良く振り下ろして骨を砕く投げ技。

・『延髄』 強K投げ
「はっ!」
 相手の延髄を蹴り飛ばす。
■特殊技
・水月突き 6+強P
 少し突進して相手の水月を突く。
■必殺技
・『ハレルヤ』 236+K(236+Pでフェイント)
 片足を蹴り上げて、地面に衝撃波を走らせる飛び道具。
 間合いが離れたら、この技で牽制して行くのが吉。

・『最後の7日』 623+K(623+Pでフェイント)
 身体を捻って、足を高く蹴り上げる技。
 無敵時間があり、対空として信頼できるが、
 空振りやガードをされると隙が大きいので注意。

・『裁きの鉄槌』 214+K(214+Pでフェイント)
「でりゃ!」
 小ジャンプから相手に向かって弧を描きながら蹴りを振り下ろす。
 しゃがみガード不能技。
 飛び道具を飛び越える移動手段としても使えるし、
 下段攻撃からキャンセルをかけて使っても効果的。

・『審判の門』 421+K(421+Pでフェイント)
「てい! せや! とりゃ!」
 スライディングキックの突進から下段・中段・上段の三段蹴りを放つ立ちガード不能。
 『裁きの鉄槌』と使い分けた上段、下段の2択にフェイントを混ぜると脅威的。

・『ドロローサへの道』 623+K(623+Kでフェイント)
「ひゅっ! はあああああ!」
 前進しながら、回し蹴りを四発放つ。
 発生は遅いが、技後は間合いが離れるのでガードされても安心。
 削り量は多い。
■秘技
・『最後の晩餐』 236236+KK(フェイントは『ハレルヤ』と同じ)
「食らえェ!」
 『ハレルヤ』の強化版。巨大な衝撃波を相手に向かって飛ばす。
 当たると相手は竜巻に包まれて、上空へ吹き飛ぶ。
 相手の飛び道具を貫通するが、出が遅い。
■絶技
・『エデンの統治者は死を運ぶ天使』 2363214+KK
(フェイントは『裁きの鉄槌』と同じ)
「Go to Heven!」
 乱舞技。『裁きの鉄槌』のモーションから発動し、
 ヒットすると無数の蹴りで相手を滅多打ちにする。
 最後に相手を蹴り上げると、その背景を『天使ガブリエル』が舞い上がる。
 例えるなら、キム・カッファンの鳳凰脚で鳳凰が舞い上がるような演出。
■挑発
・挑発
「祈りはどうした?」
 左手で髪をかき上げ、
 右手を相手に向けてバカにしたように指で誘う。
■ファイナルダウン
「マンマ・ミアー!?」
■登場演出
登場(通常A)
「揉んでやろう」
 首の辺りをてで解しながら、相手に語りかける。

登場(通常B)
 ダンディーな顎鬚の男と、男装の麗人のダークスーツの二人組とともに登場。
 顎鬚はファミリーの事実上のNO.2のカルロス。
 男装の麗人は、ナイフ使いのミネルバ。
カルロス「抜かるなよ」
ミネルバ「フフッ、しっかりね」
ヴィンセント「ああ、見てろ」
■特殊登場演出
vsモニカ
ヴィンセント「ここより先は修羅の道。お下がりを」
モニカ「自らせねばならぬこともある。気持ちだけ受け取っておこう」

vsレプタイル
レプ「…始末する」
ヴィンセント「おまえの決意が勝れば、それも容易いだろう」

vsデヴィッド・“スティング”・ハンソン
スティング「…さぁて、仕事だ」
  肩を竦めるヴィンセント。
ヴィンセント「……厄日だな」
■勝利ポーズ
勝利1
「……」
 無言で倒れている相手に十字を切る。

勝利2
「オレは…女神を知っている」
 ズボンのポケットに手を突っ込んで、後ろを向く。

勝利3
 埃を払いながら、「『覚悟』が足らん」
■勝利メッセージ
勝利1
「よく戦った。だが、キミではオレには勝てない。
 オレには勝利の女神がついているからだ」

勝利2
「知っているか? 神は心の中にいる。オレのような無法者にもな」

勝利3
「久しぶりに血が滾ったぜ。昔を思い出す。あのスラム街で暴れていた頃の…」

勝利4
「力だけじゃ何も変わりゃしない。
 だが、力が無けりゃ無いで大事なものも護れはしない」
■キャラ別勝利メッセージ
vsなのは
「キミは…天使か…?」

vsモニカ
「お許しを。ですが、修羅の血で汚れるのはオレだけで良い…」

vs黒星
「品格を持て。ちっ、……やはり、マフィアはイタリアに限るな」

vsあずみ
「見上げた腕前と根性だが、たまには化粧をしてみるのもどうだい?
 いつもと違う世界が見えてくることもある」

vsアシュトン
「ほう、ピザ屋か。ついて来い。ドン・べェルレッタが喜ぶ」

vsロイ
「アンタを見ていると、スラムから必死に這い上がり、
 周りを見返していた昔を思い出す」

vs一文字
「クククッ、組長だと? ……あのお方には到底及ばないな」

vsテッド&AJ
「オレはアンタの部下にはならないさ。……オレが護るべき者は別にいる」

vsゴードン
「神に与えられた『肉体』を持つ男か。俺は聖母に救われた『魂』を持っている
 根本的にオレの勝ちだな、大統領……」

sレプタイル
「……行きな。一応、言っとくが、これは慈悲でも侮辱でもないぜ」

vsスティング
「アンタ、冷静だな。羨ましいぜ。俺は昔から血の気が多くてね。
 だから、冷静に考え、冷静に判断しろと、いつも自分に言い聞かせてる。
 で、その結果だが、『アンタを生きて帰すな』だ」

vsダイアモンド
「重い。そう、貴様の拳は重かった。
 だが、俺を砕くには至らなかった。それだけのことさ」
■キャラ別専用ステージ
『夕方のガリバルディ広場』
 夕焼けが美しいイタリアのガリバルディ広場。
 観光客や一般市民はおらず、マフィアの男たちが見守っている。


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