グレートオールドワン


イラスト:島村鰐さん
原案:島村鰐さん
■Profile
キャラ名:ユルグル(彼らの言語は人間には発声不能である為、これは仮につけた呼称である)
種族:先行種族・旧支配者(グレートオールドワン)
性別:無し(彼らは胞子から前葉体を経て発生する為、成体に性別は無い)
年齢:3億歳以上(推定)
全高:約250cm
重量:500kg程度と思われる
出身地:南極、凍てつく荒野のレン高原(推定)
趣味:鼻歌(彼らは広音域に渡る笛のような音を出す)、海底散策
特技:彫刻
好きなもの:平和、研究、芸術(彼らは極めて洗練された芸術の様式を持つ)
嫌いなもの:ショゴスの反抗
大切なもの:仲間とその歴史
苦手なもの:恐れるものは何も無い
好きな食物:化石から推定する限り、肉を食うようである
好きな音楽:知る術も無い
得意スポーツ:スポーツの概念はあったかもしれないが、どんなものか不明

・分類:通常キャラクター
■外見
   現在の通常の生物で言えば、全体の容は海洋放射相称動物、即ち
   棘皮動物類のウミユリの仲間に似ている。
   5を基調とした放射相称性を有し、陸棲動物的な前後構造と言うよりも
   むしろ植物的な上下構造が顕著である。
   全体の高さは250cmにも及ぶ。
   胴部は上下180cm強で5箇所が樽板状に隆起した樽型をしておリ、中央の直径
   110cm前後、上端下端は細くなっていて直径30cm強。
   全体は黒っぽい灰色で、柔軟ながら極めて強靭である。
   樽板状の隆起部の間にあたる五条の溝には、管状の骨格と皮膜とから成る
   扇状に展開する長大な翼がある。
   翼は縁が鋸歯状になっている。
   胴の最も太くなった部分、即ち中央部の、樽板状の隆起部の各頂点から、
   柔軟強靭な触腕が伸びている。
   各触腕は先の方で五枝に分枝し、更にそれらが各々五枝の触覚もしくは蔓に
   なっているので、全部で25本の枝に分かれていることになる。
   胴の上端には鰓らしき物のある多少伸縮する球根状の首があり、海星のような
   五紡星形の、厚く膨れた頭部がのっかっている。
   頭部は差し渡し70cm前後、各々の先端には10cm程の柄に支えられた、
   瞼のある目がある。
   頭部の中央にある裂け目は恐らく呼吸用の口である。
   海星形の頭部の内側の角から長く太い管が伸びており、その先は嚢状の
   ふくらみになっていて、白く細かい歯の並んだ鈴状の口らしきものがある。
   胴の下端には球根状の基部に続いて、長さ150cm弱のやはり5本の腕を放射状に
   有する海星状の脚部がある。
   彼らはこの5本の脚をうねうねと動かして地を這うのである。
   これら脚の間には脚よりも短く細い、先端に孔を有する管が有り、これらは
   どうやら排泄器官である。
■背景設定
彼らは太古の昔、未だ生物の兆しすら生まれていなかった地球に外宇宙より飛来し、
巨大な石造りの都市を築きあまねく地上世界を支配した先行種族、
偉大なる「旧支配者(グレートオールドワン)」である。
現在地球に住む全ての生物も、彼らが戯れにか誤ってか作り出したものとさえ
言われている。
彼らは発展を極めた科学と魔術の技とを以って都市を築き自然を支配し、時には
外宇宙からやってくる自分たち以外の侵略者達と恐るべき闘争を繰り返し、
太古の地球を思うがままに支配したが、その栄華も永遠には続かず、
やがて彼らの勢力も衰退の一途をたどり、彼らの姿をこの地上に見かける事は
もはや無い。
しかし一説によれば彼らはこの地球を一時的に離れたに過ぎず、再び地球に
帰り来たりて昔日の栄華を取り戻さんと、いずことも知れない次元界の彼方で
人知れず待ちつづけているのだとも言う。
また南極大陸の何処かには、彼らの聖なる首都とその石塔の建ち並ぶ凍てつく未知の
荒野とが、不可解にも隠されていると言う。

先頃、某所で古代の地層を掘削していた研究者の一団が、未知の巨大な生物の化石を
発掘して話題となたが、その直後、彼らは連絡を絶ち、しばらく後、惨たる有様で
発見された。
発掘されたと言う数体の標本と、行方不明となった発掘隊のメンバー二人は未だに
発見されていない。
■ストーリー in FOW vs NOB
それが何故参加しているのか…どうして招待状を手に入れたのか…
知っている物は誰もいない…
■格闘スタイル
5本の強靭な触腕、頭部の口管、歩脚、翼、その全てが彼の強靭な武器である。
触腕、翼は普段は折りたたまれて胴体に密着しているが、事に及べばかなりな
長さにまで伸長し鞭のようにしなって相手をたたき伏せる。
更に、彼らの持つ魔術の力、奇怪な超兵器も脅威である。
巨大な図体であるが、翼を有し、空中を軽やかに飛ぶこともできる(空中ダッシュ)。
ゲーム的にはあまり意味はないことだが、彼らには前後と言う概念は無いため、
振り向き動作と言うものが無い(しかしめくりは通用する)。
チェーンコンボを使うとくるくると回転(ターン)しながら並んだ触腕で順番に
攻撃しているように見え、なかなか楽しい。
動作のコンセプトは「キモイ、けど見ようによっちゃあ可愛いかも」。
■システム
ボタン/
 A:弱パンチ
 B:弱キック
 C:中パンチ
 D:中キック
ジャンプ:ノーマルのみ
空中ガード:可
ダッシュ:摺り足型、移動距離も短め。

(特殊行動系システム)
空中ダッシュ(ジャンプ中にレバー+AC)
 八方向に進行方向を選べるタイプ。
 急にジャンプ軌道を変えて一定距離を移動できる。

飛行(滑空)(ジャンプ中に66or44)
 こちらは空中をほぼ水平につぅーっと飛ぶもの。
 レバー入れっぱなしで飛び続ける事が可能。
 二種類の空中ダッシュ中は通常のジャンプ攻撃が出せるが、
 空中ガード不能状態。

EX必殺技
 出自がヴァンパイア系なので、ゲージを使った必殺技の強化ができる。
 EX必殺技はゲージがある状態で必殺技のボタン入力を弱+強にすれば良い。
 ゲージ消費は1/2ゲージ。
 FOWモードではPOW.MAX時のみ無制限に使えるようになる。

ガードキャンセル攻撃(ガード硬直中にC+D)
 ユルグルのガードキャンセルは攻撃のみ。
 1ゲージ消費。

(起き上がり関連)
移動起き上がり(ダウン中にレバー入れ)
 レバーを入れた方向に移動しながら起き上がる。

ディレイスタンド(ダウン中にAC)
 起き上がりタイミングを遅らせる事が可能。
■必殺技
通常技
6ボタンから4ボタンになったので、多少操作は複雑になっている。
C、Dはそれぞれ「中攻撃」が出るようになっており、強攻撃は
「レバー前要素+CorD」で出せるようになっている。
いわゆるCvsS1でのモリガン仕様。

・特殊技
コンビネーション(チェーンコンボ)
 ユルグルのコンビネーションはチェーンコンボ型で、
 「A→B→C→D→レバー前要素C→レバー前要素D」の順に
 立ち、しゃがみに関係なくつなげる事ができる。
 また、途中は省略可。

空中コンビネーション
 空中でも地上と同様の法則でコンビネーションが可能。

・必殺技
ロケットアタック(623P)
 斜め上方へ向かって、頭から勢い良く飛び出す。
 その後は横倒しのまま地上に落下する。
 飛び出す時の上昇部分と、落下時のそれぞれに攻撃判定があり、
 後者はしゃがみガード不能。
 しかし、ガードされた時のスキは極大で確実に反撃される。
 ちなみに、ユルグルのガードキャンセルはこの技が出る。
 ES版は上昇部分に無敵がつき、普通に着地できる代わりに落下攻撃が無くなるが、
 下降時には空中ガード可能なばかりかジャンプ攻撃も出せる(空中ダッシュは不可)。

アクセルスピン(214K)
 横回転しながら、触腕で連続攻撃を浴びせる。
 削り技としてなかなか優秀。
 ES版はレバーで左右移動できるようになるが、あまり意味無し。

スーパー光線銃(41236ボタン)
 アヤシゲな機械を取り出し、操作すると、地面の任意の場所から光りの柱が立上り、
 触れた者をふっとばす。
 Pの弱中強、及びKの4種類の操作で光の柱の出現位置を選べる。
 ES版はPPが手前から前方へ、KKが前方から手前へ、順次複数の光の柱を立てる
 攻撃になる。

ディメンジョンドリフト(PPPorKKK)
 ぬらりとうねりつつ次元の狭間をくぐりぬけ瞬間移動する。
 PPPかKKKかで移動距離を、レバー方向で移動方向を選択可。
 性質はCvsSなどの回り込みと似ていて、移動中は無敵で終わり際にスキは有る。
 但し、移動中に投げられる事は無い。

緑の液体(623K)
 当身技。
 ポーズ中に攻撃を食らうと、普段より大量の血(?)が噴出し、相手に浴びせられる。
 ダメージは殆ど無いが、食らった相手は体液の悪臭、毒気に当てられ、一定時間
 行動不能になる(ピヨる)。
 ES版はちょっとだけダメージが上がるが、ほぼ意味無し。

へヴィプレス(2タメ8K)
 相手の頭上に飛び上がり、踏みつける(?)技。
 アレックスのエアスタンピートみたいなもので、ホーミング性能は無い。
 ES版のみホーミング性能がある。

ジャイアントスイング(63214P)
 コマンド投げ。
 技名そのままだ。

■超必殺技
魔の方陣(63214KK)
 ユルグルを中心に、地面に謎の魔法円が現れ、それが高速で拡大していく。
 これに触れた相手は一定時間行動不能に陥る(ピヨる)。
 下段技に見えるが、実はガード不能。

謎の種子(236236PP)
 上に向かって、頭頂部の「口」から無数の種のようなものを飛ばす。
 種は画面外まで飛んだ後、画面一杯に広がるように降り注ぐ。
 「ダライアス外伝」のイソギンチャク、ファンタジーゾーンの2面ボスの攻撃を
 思い浮かべていただきたい。
 出かかりで止められると、降って来る種子は減る。
 出るのは速くないが、対空技として使う(噴出されて上昇する種子にも攻撃力がある)
 のが現実的か。

サウスステーションアンダー!ワシントン・アンダー!パークストリート・アンダー!
ケンドゥル!セントラル!ハーヴァード!(641236KK)
 巨大な不定形生物、ショゴスが画面後方から表れ突進して行く。
 判定的には巨大で回避しにくい飛び道具のようなもので、多段ヒットする。
 見た目はともかく、ガロンのドラゴンキャノンに似てる。

YOG・SOTHOTH召喚(弱P弱P6弱K強P:3ゲージ使用)
 頭上に暗黒球体が発生し、相手を引き寄せ、飲みこむ。
 球体はガード不能であり、尚且つ引力を生じて相手を引き寄せる。
 小さいキャラのしゃがみには当たりにくいので、対空技として使いたい。

AZATHOTH召喚(弱K強P4強K弱P:3ゲージ使用)
 画面中央に小さな火球が出現し、それがたちまち画面一杯に広がる削り技。
 発生はやや遅く、隙も小さくないが、ほぼ確実に相手の体力を奪えるので強力。
■演出関連
・演出関連
登場(一般):
 開始位置に垂直に落ちて来て、土煙を上げる。

勝利ポーズ
 A:天に向かって触腕を掲げると、周囲に従者のような魔女(老婆)達が現れ、
   ユルグルに跪く。
 B:合図をすると後方からやや小さい仲間が2体ほど現れ、彼らと共に橇を引いて
   反対側へ去って行く。
   橇にはナゼか縛られた人と、布でぐるぐる巻きにされたモノが積んである。

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