魔神



イラスト:かみぃゆさん
原案:茜丸さん
■Profile

名前:芥川 竜(あくたがわ とおる)
年齢:18歳
性別:♀
身長:171cm
趣味:ヌイグルミづくり(でも死ぬほど下手である)料理(でも死ぬほど下手であ
る),歌を歌うこと(でも死ぬほど下手である),手品(でもトランプを引き千切って
バラバラにしてしまう)
好きなもの:熊
嫌いなもの:ゴキブリ、ヘビなど属にいうゲテモノ系は全てダメ
■ストーリー:
『リアリティ・ウォッシュ作戦』から数十年、
世界中が崩壊しても、地道に復興活動をする力強い人達は居る。
何年もしないうちに家が建ちならび、
むしろこのような時ほど人間は精力的に逞しく生きていく。

そんなとある復興作業の現場…
水脈を探し当て井戸を掘る作業中であった。
しかし熱い岩盤にブチ当たってしまい、
近代的な工事道具が無い為に立ち往生しているのだった。

「アネさんお願いします!」

屈強そうな大男に「アネさん」と呼ばれたのは、
まだ10代後半くらいの少女だった。
美しく長い金髪が特徴的で、
その愛らしい姿が、泥臭い風景に非常に不釣合いだった。
少女は面倒そうに井戸の底まで降りていくと、
一人岩盤の上に立ち、静かに正拳突きの構えを取った。
井戸の上から見守る大男達がざわめく。

「久しぶりに出るぞ…アネさんの『アレ』が!」

弓を引くように少女が拳を引き込む。
と、同時に周囲のざわめきが一斉に静まる。
そして…



とても大きく済んだ音が響き渡る。
少女がその拳で岩盤を叩き割った音なのだろう。

セキを切ったように一斉に大男達の歓声が上がる。
そして井戸からも同時にドッと水柱が上がる。

しばらくは町の衆も一緒に喜んでいたが、
ふと大男の一人が何かに気がついたように青ざめる。

「まずい!アネさんはカナヅチだ!」

大男の予想通り、井戸の中で溺れていた少女は、
その後、迅速に救出された。

「おまえって相変わらず泳げねえんだな」

ようやく気がついた少女の耳に、久しぶりに聞く男の声がした。

「…ロキ?」

詰襟の黒服と円筒形の帽子を被った黒髪の男であった。
帽子のひさしで目は見えない。

「うるさい!私が泳げないのは君に関係ないだろ!
 久しぶりに一体なんの用だ!」

顔を紅潮させながら怒る少女に対し、
ロキと呼ばれた男ははケラケラと笑いながら答えた。

「『アイツ』からの依頼だ…
 なんでも『ネバーランドの扉』を探せってことだ」

『ネバーランドの扉』というのは少女には聞きなれない言葉だった。

「なんなんだ『ネバーランドの扉』って?」
「俺もよく知らん」

サラっと「知らん」と答えるロキに少女は怪訝そうな顔をする。
そんな様子を見てロキは悪戯っ子のような笑みを浮かべ言葉を続ける。

「よくは知らんが…『アイツ』がいうには『暦』が絡んでいて…
 それで…まあ…一言でいうなら、とにかく『やばいもん』らしい」

少女は、ロキのいう『アイツ』という者のことを知る所為か、
そこで軽く『やばいもん』などといわれているものが、
実は本気でヤバいものである事を直感する。

「『やばいもん』ねぇ…
 それだけの手がかりよこしただけで、後は私に探せってわけね…」
「ああ…そうそう…そういえば、もう一つ餞別があってな…」

ロキがそういうと、
少女はふと、ロキが先程から腰掛けていた巨大なオブジェクトに気がつく。

グラウンド整備用ローラー(通称「ヘビーこんだら」)より、
更に一回りデカい円筒形の鉄塊であった。
円筒の長さは2メートル弱、直径1メートルくらいの大きさである。
そして円筒の中央辺りに、これまた3メートルくらいの棒がささっている。

「この見るからにヘビーげなブツは一体…?」

余りにも巨大な気はするが「形」だけ見るとこれは…

「…ハンマー?」
「御名答」
「誰が使うの…これ?」
「おまえ」

少女は一瞬、間をおき…

「持ち上がるか!こんなもん!」

…といいながら乗っていたロキごとハンマーを振り上げた。

振り上げられたハンマーの上でも、ロキは冷静に座ったまま、
そして嬉しそうにケタケタと笑いながら呟いた。

「おまえにピッタリのエモノだろ?…『トール』」
■外見:
美しく長いストレートの金髪が特徴的な碧眼の少女。
右腕が長袖で左腕が半袖という変わったワイシャツを着ている。
また、左拳にのみ赤いクローブをはめている。
厚手の黒タイツをはいており、その上から赤いミニスカートをはいている。
あとは黒いネクタイ、サスペンダー、皮製のゴツイ運動靴を着用。
身の丈を越すような巨大な大金槌を担いでいる。
(ちなみに金槌には「勤労感謝」の四文字が筆で大きく書かれている)
■設定:
元・暦の幹部ヘルメスに仕える少女。
「神の左腕(レフトアーム)」の異名を持つ。
その名の通り、彼女の左腕は異常怪力を宿している。
疾風の如き脚力とあわせ、そのスピードと破壊力はまさに雷を思わせる。
実は泳げない(カナヅチ)。
クールに決めているが、実はかなりの少女趣味。
極度のあがり性でハンマーを持っていないと異性と話すことすらできない
■必殺技:
必殺技@:轟 CV:「ハイッ!」
 突進しつつ思い切り大金槌を振り下ろす技。振り下ろすので中段。
 ヒットすると画面端まで吹き飛ばされてダウン。
 強化版:スーパーアーマー性能がつく。(ゲージ10%使用)

必殺技A:激 CV:「激!」
 大金槌で地面をブッ叩いて地震を起こす技。立ちガード不能。
 ジャンプしていれば当たらない。ヒットするとダウン。
 強化版:しゃがみガードも不能になる。(ゲージ20%使用)

必殺技B:烈 CV:「Smash!」
 ゴルフのスウィングのように下から頭上まで大金槌を振り上げる技。
 攻撃範囲はそれほど広くないが迎撃能力がひたすら高い。
 強化版:ガードクラッシュ能力がつく。(ゲージ20%使用)

■超必殺技:
超必殺@:殺虫ハンマー CV:「邪!」
 突進して横薙ぎに大金槌で殴り、
 ヒットするとそのまま画面端まで持っていって叩きつける。
 
超必殺A:エクシード・ドラム CV:「打!…」
 地面を思い切りブッ叩く技。立ちガード不能。
 これがヒットした相手は一定時間動けなくなる。

超必殺B:マッハハンマー CV:「破!」
 発生0フレームのハンマー攻撃。ヒットすると画面端まで吹き飛ぶ。

■潜在超必殺技:
@デンプシーハンマー CV:「憤!憤!憤!憤!…」
 突進して一撃をし、ヒット、ガードに関わらず乱舞開始。
 上半身を∞の軌道で揺らしながら勢いをつけて、
 前進しつつ大金槌で殴りまくる。
 最初からガードしていると多分、途中でガードクラッシュする。

A浸蝕輪廻 CV:「グラウンド…デス!」
 地面を思い切りブッ叩いて破壊する技。
 瓦礫が画面半分くらいまで舞い上がるので、地上で回避する事は不可能。
 一応、一撃目の地震はしゃがみガード可能。
 ただし一度舞い上がって落ちてくる瓦礫はしゃがみガード不能。

Bライトニングハンマー CV:「奇!」
 発生0フレームで横一線に画面端まで光の線が現れる技。
 亜光速のハンマー攻撃。

■タイム強制終了技:
ライトニングプラズマ CV:「滅!」ヒット後「邪邪邪邪邪…!」
思い切りその場で振り下ろしの中段ハンマー攻撃。
ヒットすると、相手をを引き裂くように、
画面上、縦横無尽に光の線が入る。

■√スマッシュ:
√@滅私奉公:弱P・強P・激
 一定時間、相手はジャンプできなくなる。

√A粉骨砕身:弱P・強P・烈
 一定時間、相手はガードができなくなる。

√B猪突猛進:弱P・強P・轟
 一定時間、相手はしゃがむことができなくなる。

■√インパクト:
「艱難辛苦」強P・強P・強P・強P・マッハハンマー
攻撃力が2倍になる。

■挑発:
■挑発@:
その場で地面を思い切りブッ叩く。
CV:「しゃらくさい!」

■挑発A:
静かに髪をかきあげる。
CV:「フン…」

■敬礼:
ジャック・ハンマーが渋川にしたような「最上級の一礼」をする。
CV:「Shall we dance?」
■登場時演出:
 @相手の目の前に家が建っているのだが、それを破壊して登場する。
  CV:「Pray to God for your safety…!(神に祈れ…!)」

 A数名の大男が大金槌を運んでくる。それを軽々と手にとって構える。
  CV:大男「オッス!失礼します姉さん!」
    闘流「御苦労…」
■勝利ポーズ(勝利時演出):
ラウンド勝利時:
@大金槌をクルクルと空高く放り投げてキャッチする。
 (たまに失敗して潰される)
 CV:(成功)「ハ!無様だね…!」
   (失敗)「ハ!ブザ…ふにゅ!」

A髪をかきあげて指差す。
 CV:「You are not my match…!」

フィニッシュ時:
@大金槌を片手でビシッ!と突き出してポーズ。
 CV:「乾坤一擲!芥川 竜…容赦せん!」

A足下にゴキブリがカサカサと現れ、絶叫を上げて画面外まで逃げる。
 CV:「うにゅ…?うきゃー!」

B「ロキの猫」が集まってくるのでミルクをやろうとするが手を噛まれる。
 CV:「ふにゅ〜!痛い!痛い!Σ(T□T)ノシ」
■敗北時演出:
 ラウンド敗北時:
  頭から血を吹きながら起き上がる。
  CV:「ぶはぁ…!ネバーギブアップ!」

 フィニッシュ時:
  大金槌が粉々に砕け散り、立ったまま気絶する。
■通常勝利メッセージ:
「スピード!パワー!破壊力!君が私に勝てる要素があるのかい?」

「喧嘩のルールその一!最後まで立ってた奴が勝ちって事さ」

「喧嘩のルールその二!負けをイメージした奴は絶対に負ける!」

「喧嘩のルールその三!ルール無いのが喧嘩のルールなのさ!」
■登場時演出:
vs月影セツナ
セツナが鳳翼天翔のような感じでトールに羽根を叩きつけるが、
トールはハンマーを一閃し纏わりつく羽根をパァンと吹き飛ばす。
その一瞬だけトールの背中から四枚の翼が見える。
トール「こけ脅しは…通じないよ」

vsスレイヤー
突っ込んでくるスレイヤーのバイクの前輪を片手で受け止め、
乗っているスレイヤーごとバイクを投げ飛ばす。
スレイヤーは空中で体制を整えて着地。
トール「ほう…ただの馬鹿力ではないようだね」

vs三島呂几
トールがロキに金槌を振り下ろすがロキは半歩だけ下がってギリギリよける。
トール「何故…よける!?」
ロキ「おまえが止めるワケねーだろ?」

■特殊勝利演出

vsセツナ
1R目(ハンマーを肩にかける)「奇跡はまだ起きないのかな?お姫様」

vsロキ
1R目
トール(ハンマーを肩にかける)「いい加減に立ち上がったらどうだい?」
ロキ「チッ…背中を向けたらどついてやろうと思ったのに」
2R目
(ハンマーを置いて、その上に腰掛ける)「珍しいじゃないか…」
■勝利時メッセージ:
vs月影ウルハ
「そろそろおっぱいが恋しくなる時間だね…坊や」

vs月影セツナ
「翼の力以外はまるで素人だ、でも…許さないからね…!」

vsフォリン・エルウィング
「腐りかけているなら壊してしまおう…そしてまた最初から始めれば良い」

vsイズナ
「一つだけ忠告しておく…私を怒らせるな」

vsスレイヤー
「MISERY…MISERY…MISERY…(みじめだね)」

vs三島呂几
「自分の心を思い通りにできたら…どんなに楽だろうね」

vs陣
「With great power comes great responsibility
 (大いなる力には、大いなる責任がともなう)」



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