ETHER MASTER
〜LALA〜
STORY

小ボス:Mr.Π
●戦闘前

ラーラ「さて、あなたがたZHの騒動に介入し、
    私の計画を進めようと思いましたが、
    ここはやはり貴方と相対した方が得策と思い、
    こうしてまかりこした次第ですが」
Mr.Π「ふふ、君の計画、最早分かりきったことだと思うが、
    一応聞いてみようか」
ラーラ「ええ、一言で言えば不老不死、人をはじめとする、
    生くとし生けるものが持つ生命エネルギー、
    エーテルの活性化の応用と申しましょうか。
    この千載一遇のチャンスをものとし、あとは最後の総仕上げ。
    貴方がたがひた隠しにする「常世」の秘密を明かすのみ」
Mr.Π「フッ、やってみたまえ、出来るものならばな」

戦闘開始。

●戦闘後

Mr.Π「流石だ・・・・・」
ラーラ「なるほど、確かに悪くない結果です。
    私にはささやかなる勝利を、
    あなたはご自分の望みのために私を利用した。
    どちらも高くはない買い物というところでしょうか」
Mr.Π「確かに、君の言う通りだ。
    わたしにとって死は終わりではなく・・・・・」
ラーラ「・・・どうやら、来たようですね・・・・・」

上空に暗黒の空間が開け、そこに飛び込んでいくラーラ。
それを見守るMr.Π。

Mr.Π「・・・もうすぐだ、もうすぐ、わたしの願いが・・・
    ふふ、ようやく来たか・・・・・」

いつのまにかMr.Πの背後に人影が立っていた。

中ボス:美鵺
●戦闘前

空間に地獄門が開き、その中に吸い込まれるように画面がフェードアウト。
その中で待っていた美鵺の全身図が足元から顔にかけてスライド。
最後に美鵺の目がアップになり閉じていた眼が開く。

ラーラ「・・・ここが、そうですか・・・・・」
美鵺「・・・そう、ここは黄泉比良坂・・・生と死の狭間の世界・・・
   私のような狭間人の世界だよ」

美鵺の背中に炎の翼が現れる。

ラーラ「そういうあなたは」
美鵺「私は、美鵺・・・イノチヲカルモノの穢れを受けて・・・
   死ねない体になった者・・・・・」
ラーラ「では、あなたが、それならば話が早い。
    私はあなたを、そして不死の存在を求めていました。
    それがこうもたやすく手に入れられるとは」
美鵺「・・・・・!」

ラーラが手を伸ばそうとすると、美鵺の背後にクシャナが現れる。

クシャナ「ここは生と死の狭間に生きる者のみの世界・・・
     去るのだ・・・・・」
ラーラ「ふふ、二人掛りですか、それもまたよし」
美鵺「(軽く振りかえりクシャナを横目で見ながら)
   クシャナ・・・私は大丈夫・・・・・」
   (ラーラの方に向き直り)私は、あなたと闘います、ラーラ!」

戦闘開始。

●戦闘後

ラーラ「どうしました、確かに『時』ではないとはいえ、
    これでは張り合いがないというもの」
美鵺「・・・・・」
ラーラ「『死』を望むあなた、『永遠』を望む私、ともに引かれ合う存在、
    だからこそこの宴を愉しむべき価値がある・・・
    どうやら・・・また・・・・・」

突然、黄泉比良坂の奥から光の手が伸びてくる。

ラーラ「・・・これは、ふふ、次は何が待ちうけてくることやら・・・・・」

ラーラがその手に捕まるもまったく動ぜず、
そのまま常世に吸い込まれ画面が暗転。

美鵺「行っちゃった・・・常世に近づきすぎたね・・・・・」
クシャナ「もう帰っては来れないでしょう・・・あの奥に居るのは・・・
     『死』そのものなのですから・・・・・」

美鵺「なんとなく・・・わかるよ・・・
   だって、私にはあの奥へは行くことが出来ないもの・・・・・」

画面が明けると、ダイレクトにラスボス戦開始。

ラスボス:NIRVANA
●戦闘後

ニルヴァーナ「何故・・・・・? 何故・・・人間が・・・ワタシを・・・
       『死』を・・・拒む・・・・・」
ラーラ「死を拒む、違いますね、私の目的は「人」による人の統括。
    私はそのための手段にすぎません。
    そう、先の美鵺、そしてあなたが時の奴隷であるように
    私もある意味、現世のしがらみに生きる
    人々の“想い”の奴隷やもしれません」
ニルヴァーナ「オマエは・・・必要なのかもしれない・・・神の・・・・・」

ニルヴァーナが消滅すると同時に、
常世の底から「七つの光に取り巻かれた巨大な光」が飛び出す。

ニルヴァーナ「・・・が・・・受肉・・・する」

画面暗転。

(一定条件で特別戦に移行、
 移行しない場合は以下のデモが流れエンディング)

気がつくと現世の大地に立っているラーラ。
空に巨大な流れ星が飛び、
その周りを取り巻いていた七つの光が地上に降り注いでいる光景。

特別戦:魏信天蓋
●戦闘前

「涅槃」を退けどうにか「現世」に戻ってきたラーラ。
その目前に奇異な出で立ちの男が写る。
それを待ちままえたかのごとくラーラは口を開く。

ラーラ「やはり、あなたでしたか・・・・・」
魏信「・・・汝もまた、動き出したか・・・・・」

ラーラ、魏信ともに空を見上げる。
暗雲垂れ込める空の中央に、巨大な光の柱が立ち、
その周囲にはそれよりも細い七つの光の柱。

魏信「ふっふっふっ・・・このただならぬ雲気、
   さぞや大きな災いの先触れなのであろうな」
ラーラ「たしかに、そのようですね」
魏信「天文を見るにも、この乱世はまだまだ続く。
   行く手に横たわるは待ち望まれた大乱の時代(とき)」
ラーラ「待ち望まれた大乱、ですか、確かに悪くはない響きです」

魏信「汝は先程束の間に「死」を退けた、それは汝にとっては造作なきこと。
   なぜならば汝は己が「死」をも楽しんでおる。
   例えばナギやエルセリーザなる娘たちに対してしかり」
ラーラ「まあ、いささか筋が違う感もございますが、
    これもまた、己が進化のため。
    されどいつかは、完全無欠なる不死を得なければ、導師のごとくに」
魏信「ふっふっふっ・・・この世の凶兆はわが吉兆。
   また汝にとっては絶好の好機。
   なれば汝には片手間であろうが、ささやかなる宴を開こうぞ」

と、魏信、屍龍を召還して戦闘開始。

●戦闘後

※勝ち負けによってラーラのセリフが分岐する。

ラーラ(勝ち)
「これでおしまいなのですか?
 あなたの実力、このようなものではありますまい」

ラーラ(負け)
「流石に手ごわい、小手調べのつもりと思いましたが、やはり非礼でしたか」

魏信「ふっふっふっふっふっ、汝もなかなか手のうちを見せぬ、
   まこと天主の相が成せる業か。
   再びまみえる時を楽しみに待っておるがよいぞ・・・・・」

画面暗転。

ENDING
研究室内にて、ひとまずコールドスリープに入らんとするラーラ。
そこに数体かのエーテル生命体が現れる。
代表で女性の形をした生命体が状況を告げる。

「ラーラ様、関係各人への今後の状況報告ならびに、
 事態対処の喚起を完了いたしました」

ラーラ「ご苦労様です、今後は私が動くにあたり、
    貴方がたにも大いに働いてもらいます」

生命体たちは恭しく礼をする。
しかし、犬の頭をした生命体が何かを申し出ようとしていたが。
女の生命体がそれをなだめる。

「今は待つ時です、時が満ちれば・・・・・」
「・・・うむ・・・・・」

ラーラ「とりあえずは眠って待つことにいたしましょう。
    そのときこそ、我らの、
    というより今や私の望みが叶う時・・・・・」

カプセルのスイッチを入れてから横になるラーラ。アクリル窓が閉じていく。
生命体たちもそれぞれ巨大な試験管の中に入り込んでいく。

画面暗転の後しばらくして。

「・・・・・・・・・・・・・・・

 LALA PROJECT NIRVANA COMPLETE

 GO TO NEXT PROJECT

 PROJECT D.E.U.S.」

暗闇の中、ラーラの声が響く。

ラーラ「今こそ、始まりのとき、終わりの、始まりが・・・・・」

画面暗転。

(スタッフロールへ)


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