原案:鬼紫さん
■プロフィール
●凄皇千明(すさのう ちあき)●
キャッチコピー:龍殺し〜SIEGFRIED〜
性別:男
年齢:1800歳前後
身長:180cm
体重:95kg
国籍:日本
血液型:A型
職業:骨董屋(妖具商人)
趣味:砂時計収集
特技:縄抜け、犬なみに鼻が効く
好きなもの:穏やかな時間
嫌いなもの:礼儀知らず
大切なもの:木陰、年代モノのZIPPOライター
苦手なもの:強い臭い(鼻が効きすぎるため)
好きな食べ物:葡萄
好きな音楽:静かなピアノの旋律
得意スポーツ:水泳
格闘スタイル:五精使い
イメージボイス:宮本 充 |
■外見
人間の身体に「狼の頭」を持った怪人。
体型はスマートな長身で、黒のスーツを優雅に着こなしている。
1800年の昔、元は王族に生まれた普通の人間であったが、
顔の皮を剥がれ、狼の頭をかぶせられて現在の容姿に至る。
奇妙なことに右腕には「木の枝」らしきものが巻きついており、
まるで生きているかのように葉を茂らせている。
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■キャラストーリー
不死身の肉体を持つ男。
一説には、ヤマタノオロチを討伐したという神話の英雄であり、
オロチの血を全身に浴びたと囁かれている。
しかし不死ゆえに、仲の良い友人や、愛した妻、息子や孫達でさえも、
すべて自分より先に死んでいってしまった。
そして、深い孤独と絶望の中で1800年の時を生きてきた。
「鬼狼」「龍殺し」「不死身のシグルド(SIEGFRIED)」など呼び名は多い。
侮蔑をこめて「腐狗(クチイヌ)」と呼ぶ者もいる。
もちろん彼にとって「腐狗」と呼ばれることは不本意であるが、
かつて彼を「クチイヌ殿」と呼んで慕った親友を思い出すため、
不快な気持ちと懐かしい気持ちが半々で複雑らしい。
近年、人間社会と相容れずに生きる妖怪達と出会った彼は、
「人と人ならざるものの共存」を理想とする。
性格は寡黙かつ穏やかで知的、それでいて本質は情熱的。
表向きは「骨董屋」の店主であるが、
その実、様々な魔力を持つ妖しげな珍品を取り揃えており、
裏社会では名の知れた「妖具商人」である。
(ただし、一般の客は滅多に足を踏み入れない。)
彼の売る「妖具」は、科学が発達し便利なものが増えた現代社会では、
実際のところ、あまり役に立たなくなってしまったものばかりである。
それでも、珍しさなどから購入しに来る物好きな金持ちが多く、
生活には割りと困っている様子もない。
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■五精使い
陰陽五行五種(木火土金水)の精霊と心を通わし、その力を使役する能力者。
精霊を形となして飛ばす、自らに纏わせて攻撃する、武器化する等等、
バリエーションは発想しだいで無限に進化する。
相性の良い二種以上の精霊を同時召還することも可能。
当然の事ながら自然と心を通わせる繊細な感性を持つものでなければ、
一種類の精霊を使役するのにも困難を極める。
性質上、「排他」より「共生」の精神を強く求められるため、
必ずしも攻撃力に特化した能力とは言いがたい。
また精霊は体内から発生させる者ではないため、
その場に存在しない精霊は呼び出せないという弱点がある。
(「火のないところに煙は立たず」という諺はこれに由来する。)
木を極めたものであれば「木帝」、火ならば「火帝」と呼ばれるが、
千明は全てを極めし者「極帝」の称号を受けている。
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■木陰(こかげ)
千明の右腕に巻きついている「木の枝らしきもの」の名前。
術者の意思で自在に動き、外的の攻撃から術者を防御する。
「木」は生物であるため、個々の性格の差異が激しく、
五精の中で、もっとも扱いが気難しいとされる。
千明の持っている枝は、樹齢1800歳を越える神木のもの。
この神木は近代化の煽りを受け、数年前に切り倒されたが、
千明を「共に気の遠くなるような永い年月を過ごしてきた友人」と認め、
自らの分身として己の枝を分け与えた。
(神木に宿る「木霊」には「野座(ノザ)」という名前があった。)
この枝には驚異的な理力が内包されており、
千明ほどの術者が振るうならミサイルの直撃も防ぎきるという代物。
(「寄らば大樹の陰」という諺はこれに由来する。)
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■サブシステム
・ダッシュタイプ:A
・大ジャンプ
・小ジャンプ
・コンビネーションアーツ
特定の順序でボタンを押すことで通常攻撃が繋がり、連続技になる。
・前転回避(弱P+弱K)
・クイックスウェー(斜め前に一瞬レバーを入れる)
一瞬だけ上半身無敵になるという避け動作。
スウェー中に攻撃を出すことも可能。
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■格闘スタイル傾向
連続技で攻め込む典型的な攻めキャラ。
ただし、超遠距離状態での牽制技も充実しているため、
基本的にはオールレンジで戦うことが出来る。 |
■通常技
全体的に、全身のバネをフル活用した伸びのある攻撃を放つ。
それでいて無駄な予備動作のない中国拳法のような型であり、
クセがなく使いやすい。技の発生も基本的に速い。
ニュートラルポーズは、片手ハンドポケットで棒立ちしており、
通常時の横移動も、構えなど取らずに普通に歩く。 |
■投げ技
・『狼牙(ろうが)』強P投げ
相手の首筋に噛み付いて、そのまま口で放り捨てる荒技。
・『風風(ふうふう)』強K投げ
掌を相手に押し当てた状態から、全身のバネを使って一気に捻り込む。
いわゆるワンインチパンチのようなもの。
喰らった相手はその場にひざを突いて倒れこむ。
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■特殊技
・『神木(しんぼく)』:相手の攻撃にあわせて前要素(空中可)
ぶっちゃけた話が「ブロッキング」。
「木陰」を振るって相手の攻撃を弾く。
・『不死(しなず)』
若干ずつではあるが、常に体力が回復し続けている状態にある。
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■必殺技
・『狐火(きつねび)』:  +P
「ふっ…!」
地を這う…というか地を駆ける飛び道具。
ライターの火に息を吹きかけると、炎が狐になって相手に突進していく。
弾速もあり隙も少ないが、所詮ライターの火なのでダメージは少ない。
しかも、通常攻撃でかき消される。
ただし火炎系飛び道具とぶつかった場合に限り、
「巻き込んで巨大化する」という性質を持つ。
(「火で火は消えぬ」という諺はこれに由来する。)
ちなみに、ライターはZIPPOの年代モノ。
・『地脈(ちみゃく)』:  +K
「吼オオオオオオオ…!」
雄叫びとともにオロチ社のように天を仰ぎ、
地面を一瞬「ズドン!」と鳴動させる。
攻撃判定は地面全体に及ぶ立ちガード不能技。
地球上なら「地面」はどこにでもあるので、
「土の力」はもっとも実用に適している。
全ての基本はまず「土」からなのだ。
(「地震、雷、火事、親父」という諺も「土」からはじまる。)
・『紫電(しでん)』:  +K
「ハイ!ハイ!ハイ!」
大地の反動を利用した猛烈なダッシュから地電流を纏って崩拳。
ヒットすると地電流を纏ったバックブローから双掌打で吹き飛ばす小乱舞。
・『轟雷(ごうらい)』:  +P
「そこ!」
大地の反動と全身のバネを使って、斜め上に拳を突き出す技。
この時、大地のエネルギーが千明の身体(の「水」)を介して、
バズーカのように発射される。
(さながらオロチ社の「ほえるだいち」の如く)
無敵時間はないが、攻撃リーチと出の速さは物凄い。
「弱」は斜め30°に発射するので、密着なら地上攻撃から連続技になる。
「中」は斜め45°に発射するので、なんちゃって対空として機能する。
「強」は真上に発射する技で、ほとんど当てる機会はない。
作用反作用の法則により「土の力」は上に向けて発射すると威力が高い。
・『硬貨(こうか)』: 溜め +P
「ショット!」
一瞬その場でコインを跳ね上げた後、相手に向かって弾くように打ち込む。
撃った瞬間に、横一直線上に攻撃判定が発生する超高速飛び道具。
ヒットすると、コインは炸裂弾のように破裂する。
ガード不能な上に威力も大きい。撃つ前に跳ね上げるので、出は若干遅い。
一応、跳ね上げた時のコインにも微々たる攻撃力がある。
貨幣には「人の念」が折り重なっているため、
ただの金属の塊を使用するのとでは爆発力がまるで違う。
1円玉でもライフルなみの破壊力を持つ。
(「1円を笑うものは1円に泣く」という諺はこれに由来する。)
・『血波(けっぱ)』:近距離で     +P
「破ッ!!」
「投げ」扱いの技。間合いは、かなり広め。
自分の体内の水分(主に血)の流れを操り強烈な掌底打を放つ。
相手の体内の「水」にも共振現象が起きる為、
敵は全身から血を噴出してダウンする。
人間の身体の約60%は「水」で構成されており、
それゆえに身一つで「水の力」を使用することが出来る。
(「血は水よりも濃し」という諺はこれに由来する。)
・『叢雲(むらくも)』:  +P
「月に叢雲…」
一定時間、自分の姿を画面から見えなくする技。
空気中の水分を操り蜃気楼現象を引き起こす。
千明の姿が一瞬揺らめいた後、画面から完全に姿が消える。
・『背水(はいすい)』:相手の攻撃にあわせて 溜め前要素(空中可)
超ブロッキングとでも言うべき技。「五精使い」の真髄は、
「己の気」と「自然の気」を同調(シンクロ)させるところにある。
つまり「五精使い」こそは「究極の合気道」であり、
「五精」ではなく「人間の気」と同調する荒技がこれである。
(人体に含まれる「水」を触媒として扱うため「背水」と呼ぶ。)
相手の直接打撃を取れば、その威力を相手自身に叩き込むことになり、
(ダメージはカウンターヒット扱い。)
また飛び道具も自分の気を上乗せして、高速で相手に反射させる。
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■秘技
・『十握(とつか)』:      +K
(発動)「吼オオオオオオオ…!」
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」
さながら「紫電」のバージョンアップ版とでもいうべき技。
大地の反動を利用した猛烈なダッシュから地電流を纏って突進。
そこからヒットorガードに関わらず、
前進しながら地電流を纏った超高速の突きを十連打する。
・『大蛇(をろち)』:PPP同時押し
「雄オオオオオオオ…!」
全身に浴びたヤマタノオロチの血が覚醒するパワーアップ技。
発動すると天に向かって雷を放ちながら雄叫びを上げる。
ニュートラルポーズは、やや前傾姿勢になり瞳が金色に輝く。
「フ――ッ フ――ッ」と獣のように息をするような感じになる。
「地脈」「紫電」「轟雷」「血波」以外の通常必殺技は使えなくなる。
変わりに全ての攻撃が電撃をまとった強力なものになり、
スピードも文字通り稲妻のように素早くなる。
ガードすることも出来なくなるが、スーパーアーマー状態となり、
攻撃を受けてものけぞることがなくなる。
・『天叢雲(あめのむらくも)』:「大蛇」発動中に      +K
「吼オオオオオオオ…!!」
「十握」のバージョンアップ版。
甲高い雄叫びを上げ、残像を引きながら超高速突進。
そこからヒットorガードに関わらず超高速の突きを十連打する。
ただし破壊力が桁違いであり、突きがヒットするたびに、
相手を貫通して「轟雷」のようなエネルギー波が突き抜ける。
フィニッシュは画面が激震するほどの渾身のボディブロー。
狼の咆哮のようなSEと共に崩吹き飛ばす。
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■絶技
・『森羅万象(しんらばんしょう)』:レバー一回転+KKK同時押し
「集え!」
腕を前に差し出すと、画面中から光の粒子が集結し、
千明の掌の上にフヨフヨと浮かぶ光球が作り出される。
(ここまでのエフェクトは静止画面中に行われる。)
直後、光球は超高速で発射され、相手を貫通して画面外へ消えた後、
更にランダムで上下左右のどこからか超高速で帰ってくる。二段攻撃。
光球は飛び道具を飲み込み巨大化する性質を持つ。
地味ながら、恐ろしく威力が大きい。
ちなみに、この光球は周囲の精霊を集めてつくられたエネルギーの塊。
・『色即是空(しきそくぜくう)』:      +PPP同時押し
「永遠に…眠っていたまえ!」
千明が思い切り振りかぶると、画面中から光の粒子が拳に集結。
(ここまでのエフェクトは静止画面中に行われる。)
直後、体ごと突進するようなガード不能のブローを放つ。
ヒットすると相手が極太のレーザービームに包まれたようになり、
その場にひざから崩れ落ちる。
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■挑発
【通常時】
「次は…手加減できない!!」
手の周りに爪のようなオーラを纏う。
【「大蛇」発動時】
「がああああ!!!」
相手に向かって、画面が振動するほどの巨大な雄叫びを上げる。
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■ファイナルダウン
ダウンした直後、咆哮とともに相手に飛び掛るが、
そのまま前のめりに倒れる。 |
■登場演出
登場(通常A)
はじめ後ろを向いてタバコをふかしているが、
振り返ると同時に、手の中でタバコが炎となって消滅する。
登場(通常B)
白い小鳥がどこからともなく飛んできて、千明の肩に止まる。
その小鳥が耳元で何かささやくと、少しだけ微笑む千明。
「承知…。」
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■特殊登場演出
登場(vs人外)
全身が「ザワッ」と波打ち、一瞬だけ瞳が金色に輝く。
「人の匂いに…あらず。」
登場(vs果心居士)
千明「(微笑みながら)久しゅうござる仙人どの。」
果心「(編み笠を抑えてうつむきながら)…クチイヌどの。」
登場(vs紗牙)
対峙した瞬間に、千明が飛び掛り、爪で紗牙の姿を引裂く。
しかし、紗牙の姿が「呪符」に変わり、空中で四散する。
空間が揺らめき背後に出現する紗牙。
紗牙「山狗(イヌ)が…。」
千明「(歯を「ガリッ」と噛み締めると、千明の瞳が一瞬金色に輝く。)」
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■勝利ポーズ
勝利1
ニッコリと微笑むと、倒れている相手に手を差し伸べる。
「良き試合でした…。」
勝利2
自分の手の傷を舐める。
「うむ…。」
勝利(「大蛇」発動時1)
瞳が金色に輝き、全身から瘴気を発生させ、相手を踏みつける。
「アホウめが…。」
勝利(「大蛇」発動時2)
瘴気を収めるとニッコリと微笑み、倒れている相手に手を差し伸べる。
「ご無事でなにより…。」
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■勝利メッセージ
勝利1
「雨に成れ…雨に成って地面をなめつくせ…………」
勝利2
「風に成れ……風に成って宙(そら)をかけめぐれ……!!」
勝利3
「色即是空………空即…是色……」
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■キャラ別勝利メッセージ
vs火炎使い
「火は火元から騒ぎ出す…。」or「『火の消えたよう』とは…まさに。」
vs多弁な人
「沈黙は金…雄弁は……銀。」
vsマフィア等
「渇しても盗泉の水を飲まず…。」
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■キャラ別専用ステージ
・骨董屋「百妖堂(ひゃくようどう)」
薄暗いながらも、妙に広い骨董屋の中。
背景の棚には、妖しげな雰囲気を持つ骨董品や書物が並んでいる。
それとは別に、普通の手乗りサイズから人間サイズのものまで、
大小様々な「砂時計」が、これでもかというくらいに陳列されている。
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