 イラスト：島村鰐さん |
| 原案：MUMUさん
■プロフィール ●ブルーベル● キャッチコピー：厳冬の姫君 性別：女 年齢：200歳ぐらい（外見は１５〜１７） 身長：１６４センチ 体重：４３キロ 国籍：イギリス「発祥」 血液型：なし 趣味：レコード鑑賞 好きなもの：水浴び 男性の歌声 嫌いなもの：靴 好きな食べ物：蜂蜜 好きな音楽：オペラ 格闘スタイル：両手の爪による斬撃、氷、妖精、 亜人種などを操る能力 |
| ■外見 肩までの白髪をざんばらに垂らしている。絹のような白い肌を持ち、 瞳は青。服装は灰色がかった白のワンピース。 茶色のバックルのないベルトを巻いている。足元は裸足。 爪の長さが２０センチほどもあり、十本のそれぞれが剃刀のように 研ぎ澄まされている。また、両手のそれぞれの人差し指と中指に ヒスイの指輪をしている。計四個。 |
| ■キャラストーリー イギリス、ケンジントン宮殿のほど近く、リージェント通りの地下に、 一人の少女が住んでいた。 その爪は針のように長くまっすぐに伸び、極寒の下でもその血が 凍ることはなかった。彼女はもう百年以上もの間、排水溝から地上を 見上げ、この場所でネズミたちの王として君臨していた。 ある日、彼女の元を一人の男が訪れる。ミラーグラスにうっすらと 霜を張り付かせたその男は、少女の前にうやうやしく膝をついた。 足元の泥は氷よりも冷たかったが、男は片足を完全にひたしてなお、 平然としている。 「おお…。深き水穴の公女よ、うるわしき厳冬の姫君よ…。 我は深遠を究めんとする意思にして、忘れられし魔道を歌うもの…。 もし許されるならば、どうかその御名をお教え頂きたく…」 おどけてでもいるのか、仰々しく、時代がかった物言いであった。 「…私はブルーベル、あなたの名は…？」 「私はアルシャンク…、彼岸の境に立ちながら、人の世において 『暦』と呼ばれる組織の長でもあります…。その我らの大願のために、 是非とも姫のお力添えが必要なのです。もし我らの目的が叶った暁には、 姫の求めるものすべてを、その足下に進ぜましょう、とも…」 しばしの沈黙の後、少女は答えた。 「わたしは、この世界の美しいものが何もかも欲しい」 「何なりと…」 「歌声が欲しい、花束が欲しい、そして」 その針のような爪が、ミラーグラスの前に据えられる。 「貴方も欲しい」 「姫が望まれるのならば…。このように卑しく汚れた心と体、 姫に愛でて頂けるのなら、この上ならぬ光栄というものです。 クク…あなたは本当に美しい。あなたこそ、我ら 『暦』の裏の勢力をお任せするのに相応しいお方。そう… いずれ我々の中で、貴女は『裏１２月』と呼ばれることでしょう…」 男は少女の手を引き、いずこともなく去っていった。 |
| ■サブシステム ダッシュタイプ：Ｂ 緊急回避（弱Ｐ、弱Ｋ同時押し） ガードキャンセル攻撃（ガード中に中Ｐ、中Ｋ同時押し） ２段ジャンプ 空中ガード ディレイスタンド（ダウン中に強Ｐ押しっぱなし） |
| ■格闘スタイル傾向 全体的に移動速度が遅く、通常技もあまり性能は良くない。 そのぶん必殺技の性能は高めで、特に飛び道具系の技を多く持つので、 距離をとってのばらまきが有効になってくる。 |
| ■通常技 ６強Ｐ 片手を前に突き出した後、爪が木の枝のような形に広がる。 攻撃判定が１０フレームほど持続する。 しゃがみ中Ｐ 足元に這いつくばるような体勢になって爪で横薙ぎ。 空中を漂うタイプの飛び道具をすり抜ける。 しゃがみ強Ｐ 目の前の地面に氷でできた大口を出現させる。 出現の直後に顎を大きくかみ合わせて攻撃。 ジャンプ強Ｐ 両腕の先にネックレスのようなものを構えている。 判定が強く、多段ヒットする通常技。 ６中Ｋ 足を水平に滑らせてから直角に打ち上げる。カウンターで 相手はほぼ真上に飛ばされる。 ３強Ｋ 短い距離をワープし、下段回し蹴りを打ちながら出現、 ワープの間も当たり判定は消えない。 弱Ｋ |
| ■投げ技 強Ｐ投げ 相手の胸元を引き寄せ、そこに片手の爪を全部使って （それぞれ違う動きをする）複雑な文字を書く。 次の瞬間その文字が青く発光し、相手は倒れる。 強Ｋ投げ 至近距離で白い息を吹きかける。すると 相手にしがみつく様な姿の氷の彫像が現れ、 次の瞬間彫像が砕けてダメージを与える。 |
| ■必殺技 ２３６P ティアフロスト召喚 白く輝く冷気の塊を打ち出す。凍結効果あり。 弱・中・強のどれでも画面端まで届くが、速度が少しづつ速くなる。 （ティアフロストは霜の精、ジャックフロストとも） ６２３P（空中可） ディスキーフリップ 両腕を開き、回転しながらほぼ真上にジャンプする。 相手に深く当てるか、飛び込みにカウンターで当てると多段ヒットする。 ２１４２１４P カリアハ・ヴェーラ召喚 コマンドを入力するとやや長いモーションの後に、 ボタンによって特定の場所に白い光の柱が降りてくる。 光の柱は出現して１０フレーム後に攻撃判定を持ち、 相手を凍らせながら吹き飛ばす。単発の飛び道具をかき消すこともできる。 弱だと目の前、中だとやや前方、強だと前方の画面端に落とす。 （カリアハ・ヴェーラは冬の精で、醜い巨人の姿で描かれることが多い） 空中４１２３６K ネイゼム召喚 一瞬だけ空中に静止し、目の前に月桂樹の輪を設置する。月桂冠は空中を 転がるようにゆっくりと前進しながら、設置したボタンを押しつづける間 浮かびつづける。ボタンを離すと、その場で冷気を炸裂させて小爆発を 起こす。弱・中・強のどれでも同じ効果があり、それぞれのボタンを 使って3つまで設置できる。月桂冠の状態では相手の攻撃を受けると 消えてしまう。また、画面端を過ぎれば消えてしまう。 （ネイゼムは民家に住む小人、雑用を手伝い、冬至の祭りを最大の 楽しみとする） |
| ■秘技 ６４１２３６P カーヴァル・ウシュタ召喚 両腕を地面に突き立てる、その場から彼女の身長ほどの 霜柱が次々と現れては消え、波を描いて前進する。 前進の速度が非常に遅いので、ダッシュで追いついて二択を 狙うこともできる。ヒット数は相手の体格によるが、 平均的な体格なら６ヒット。 （カーヴァル・ウシュタは冷たい水に棲む馬の魔物） 相手の近くで６３２１４×2K バーヴァン・シー召喚 コマンド投げ、相手をつかむと、服が水の中のようにふわふわと 浮いた状態になり、相手は見えない力で画面上方に飛ばされる、 次に地面から緑色のローブをまとった老婆が出現し、自分の体を 巨大な緑色の円錐に変え、画面外の相手に向かって飛んでいく。 相手は吹っ飛びモーションで落ちてくる。 （バーヴァン・シーはイギリスの吸血妖精） ４タメ６４６P ディアドルサーモ 両腕を斜め下に開き、全身を青白い光に包んで浮遊しながら前進する。 出だしに無敵時間があるほか、よほど判定の強い技でなければ 撃墜できない。動きは非常にゆっくりとしており、ヒットすると 相手を凍結させながら多段ヒットする。 ガードされても異常なほどにケズる。 |
| ■絶技 ６２３Ｋ３つ同時押し ヴァージニアリダクション 一瞬だけ、彼女の本来の姿であるグーラゲズ・アンヌーンの 状態に戻る技。容姿には変化がないが、ワンピースに青い光で 文字のようなものが浮かび、豪華な髪飾りのようなものを付けている。 また、爪が虹色に光る。そのまま両腕を思い切り振りかぶって、 振り下ろしと振り上げを交差させながら振る。画面上に、ブルーベル の目の前を中心にしてバツの字形に白い光の筋が走る。 光の筋は単発ヒットだが、威力が非常に高い。また、二本の光が 交わる点でヒットさせると２段ヒットし、相手を確実に 気絶させることができる。出だしに無敵時間がないので、 起き上がりには使えない。光の筋は３０フレームの間持続する。 （グーラゲズ・アンヌーンは泉にすむ妖精で、条件付で人間と 結婚する民話が伝えられている） |
| ■登場演出 「（爪を光らせて）争いごとは…けっこう好きよ」 （周囲に雪が降っており。その中心でうつむいている） 「白い白い雪の服、あなたに似合うかしら？」 「（悲しげな表情で）せめて、寂しからざる眠りを」 |
| ■勝利ポーズ 「（後ろを向いて）火照った顔を見せないで」 「（相手を見据えて）私に挑むなど、意味の無いこと」 「（体がだんだんと透き通って、消える）…次はないわ」 |
| ■勝利メッセージ 「あなたも春を待つの？ 私が眠らぬうちは、そんなものは訪れないわ」 「無駄よ、「冬」に勝てる人間なんているわけがないでしょう…」 「見を縮めて、息を殺して、そうしてやりすごすことが、唯一の最善…」 |
| ■キャラ別勝利メッセージ vsなのは 「あなたのような子がいちばん苦手…。私がいつか終わることを 疑っていないのだから…」 vs日向 「ボギー ツウィニー アクヴァン ヴィス、 かくてあの子は水底の思い人」 vs火神政樹 「寒いでしょう？ さあ、あなたのすべてを火にくべなさい、 一番大事なものから、順に」 vs炎虎 「冥界を恐れるの？ 目に見える国よりも美しいところよ」 vs紗雪・ドゥルーベ・弔祇邸 「高貴なる御方、いにしえの魔女よ。もはや貴女には死の静寂すら 永遠の権利ではない。されば、貴女を救えるものはもう何もない…」 vsグノーシス 「策はどうしたの？ 今が夏だと思いこむことは無理のようね」 vsゴードン 「人の世の冠たる鋼の王よ。その賢知と剛力が、 弱き子どもたちと共にあるように」 vsアルシャンク 「私を打たないで、そのことは、あなたにとっても禁忌であるはず…」 vs麻生夏香 「あなたが元、「八月」ね。確かにいろいろな意味で私の対極ね」 vsアダム・ワイルダー 「名声を求めるの？ それとも名声を超えたいの？ どちらも同時に求めるなら、己を食う蛇のたとえよ」 vsパン 「久しぶりね、歳月など無為なあなたには、退屈な挨拶でしょうけど」 vsアモン・リー 「私の技、それは深閑であり静止。 我が身の放つ、災厄に、弾速すらも凍りつく…」 vs惨殺無情ノ深雪 「狂気すらも武器に、その発想は、狼のようね」 |
| ■キャラ別専用ステージ 「氷結庭園」 冬の広場、雪はそれほど多くない、画面右奥に丸テーブルと 何脚かのイスがあり、猿のように小さい赤い帽子を被った子人が 何人かいる。周囲には蛍のようなぼんやりとした光が飛び交っている。 画面左に二本の木があり、抱き合うように互いに枝を絡め合っている。 背後には神殿跡のような遺跡があり、 ケルトの特徴である渦巻模様が見える。 |