魅・貴・優・雅
哀原千歳


原案:SRX
■プロフィール
●哀原 千歳●
キャッチコピー:魅・貴・優・雅


性別:女
年齢:19
身長:166cm
体重:58kg
国籍:日本
血液型:A型
職業:舞台役者
趣味:短歌を詠むこと
特技:気を用いて様々なものを形作ること
好きなもの:桜
嫌いなもの:都会の人間全般
大切なもの:先祖代々受け継いでいる業
苦手なもの:西洋文化
好きな食べ物:和食(庶民派)
好きな音楽:日本舞踊
得意スポーツ:スポーツ経験無し
格闘スタイル:哀原流舞踊殺陣術(アレンジ入り)
イメージボイス:(未設定)
■外見
上半身は赤い振袖の着物であり、長さは膝の下くらいまで。
下半身は黒い袴、白い足袋を履いている。
髪の毛は黒(ドット絵上、紺)で、腰辺りまでの長さ。
また、左手の甲に黒く刺繍あり。
■キャラストーリー
慣れない洋服に腕を通し、幾度となる飛行機に乗り、
生まれて初めての一人旅……

家を無断で飛び出したことと、旅の目的を除けば、
ごくごく普通の旅なのだろう。

思えば、今まで「舞」以外の世界に触れた事は殆ど無かった。
学校さえ行かせて貰えず、「舞」の何たるかを
父からずっと教えられてきた。
周囲は私の業を認めてくれた…歴代最高の「舞」だと。
けれど、父だけはそれを認めてはくれなかった。
何度も何度も衝突しては、その度に後悔した。

今回の旅の果ても、また後悔することとなるのだろうか。
目的、それは世界に自分の「舞」を見せ付けること…
世界から認められれば、父も認めてくれる…という魂胆だ。
その手段、異国で行われる有名な格闘大会…
一見奇妙だが、強ち場違いではない。
元々私が受け継いだ流派は、昔は実戦で使われていた。
その意向は今も変わらない…そのはず…

時間が経つにつれ、不安だけが募ってくる。
生まれて初めて見た外の世界への戸惑い。
黙って家を出てきたことへの後悔。
この行為の結果、家族から何を言われるかという恐怖。

気を紛らわそうと、窓の外を見る。
一面を覆う雲を夕日が照らし、幻想的な光景を創りだしている。

今更戻れない…ならば、後悔しないようにやろう…
もう後悔だけはしたくない…
そう心の中で決意しながら、呟いた。

「黄昏に 紅く染まりし 雲海よ
 我を導け 未踏の地へと」
■キャラ背景設定
日本舞踊の一つ、哀原流の第16代目。
哀原家の一人娘であり、時期座長でもあるため、
幼い頃から15代目である父に舞踊について叩き込まれた。
(しかし、今までの座長が全員男性であったため、
 彼女を座長に据えるかどうかで内部では揉めている)
歴代の中で一番美しい舞を舞うと言われているが、
彼女の父はそれを認めておらず、
彼女自身も父に反発し、親子喧嘩が絶えない。

舞を舞う美しさの中に少女のあどけなさが残っており、
良く言えば自分に厳しい、悪く言えば自分に素直でない性格で、
多少、完全主義者的な所がある。
また、学校に行かせてもらえなかったため、
舞以外の世界をほとんど知らず、
本人も学校に行きたかったという思いもあってか、
父への反発に拍車をかけているようだ。


哀原流舞踊殺陣術
現在においては日本舞踊の流派の一つ。
殺陣の演出に重きを置く流派であり、
本物の殺陣に近く、且つ美しい舞を披露する流派である。
しかし、発祥当時においては実際の殺陣に用いる舞であり、
自らの舞だけでなく、相手の鮮血をも利用し、
華麗に敵を打ち倒すという芸術的且つ実戦的舞であった。
なお、演出の際に気を使用することはあまり知られておらず、
世間にはちょっとした奇術のように認識されている。
(余談だが、彼女はこの気の使用の点において、
 先代の誰をも凌駕していると言われている)
■格闘スタイル傾向
移動スピードは遅く、通常技も全体的にリーチが短いため、
必然的に立ち回りでは受け手に回ることが多くなる。
ガードポイントをもつ必殺技、『返歌』対応技を使い、
相手の攻撃を受け止めつつ潰していく戦法が主となる。
■サブシステム
『連歌』
特定の必殺技にコマンドを入れることにより、
別の必殺技や秘技へと繋ぐことが可能。
なお、ゲージ0.5本消費。(秘技とは別)

『返歌』
特定の必殺技がカウンターヒットした際に自動発動。
技に新たにコマンド派生が付いたり、
自動派生技が加わったりする。
■通常技
動作は早いが、リーチの短い技が多い。
隙の無さを生かし、接近戦で多少相手を固めることは可能。
■特殊技
未所持
■投げ技
『凪』4+強P+強K
「往きなさい…」
小さな波型の青白い気で相手を前方へと押し流す。
技後は間合いが少々離れる形となる。

『陽炎』6+強P+強K
「命とは……(一撃目)儚いもの……(ニ撃目)」
青白い気を纏った掌底で相手をよろめかせた後、
すっと消えて相手の背後に出現し、
もう一撃気を纏った掌底を繰り出す。
演出上、気は立ち上りながら消えていく。
なお、ダウン回避不可能。
■必殺技
『椛』236+P×3→(『返歌』成立時)236+P
「退きなさい…椛の如く染まりたくなければ…」
→「舞いなさい…赤き椛のように…」(四段目)
両手に青白い気で出来た扇を持ち、
舞いながら相手を打ち付ける打撃技。
演出上、紅葉の葉を幾つも散らしながら攻撃する。
強版は発生が遅く連続して繋がらないが、
手始めに無敵時間があり、『連歌』『返歌』対応。
『返歌』発動時、4段目に派生することが可能で、
空中へと紅葉を降らしながら舞い上がり
連続で相手を扇で打ち付ける。

『時雨』623+P
「もがきなさい…痛く冷たき雨の中で…」
後方を向き、気を番傘の形に変えて、それを開く。
発生は早いとは言えないものの、
空中攻撃に対する長いガードポイントが存在。
基本的にヒットすると相手が浮き上がる(ダウン回避可)
また『甲矢』へと派生可能である。『返歌』対応技。

『甲矢』(『時雨』中に)236+P
「貫きなさい…雲井から差す光の如く…」
『時雨』の派生技。
傘を弓矢に変化させ、空中の相手を射る。
弓を構えてから矢を放つまで若干間があるため、
タイミング良く派生しないと当たらない。
『時雨』ヒット時に『返歌』が成立していると、
『乙矢』へと自動派生。

『乙矢』(『返歌』成立時且つ『甲矢』に派生時に)自動派生
「足掻きなさい…永遠(とわ)に止まらぬ痛みに耐えて…」
『時雨』ヒット時、『返歌』が成立し、
且つ『甲矢』に派生後、自動的に派生。
もう一本矢を取り出し、相手を射る。
狙いを修正するため、『甲矢』が外れたとしても、
こちらは当たりやすい。

『天ノ川』214+P
「飲まれなさい…全てを断つ流れの中へ…」
全身に光を纏って突進する。
突進スピードは早くは無いが、ガードポイントを持ち、
特に強版は判定時間が長い。しかし隙は多く、弱でも反撃必須。
演出上、通った後はしばらく小さな星が幾つも瞬く。
『返歌』対応技で、発動時はヒット後自動的に
数個の流星が相手に流れ落ちてくる。

『柳』214+K→(『返歌』成立時)214+K
「揺られなさい…歩みを止める風の中で…」
低く構えた後、両手から気を南京玉簾の「枝垂れ柳」の形に放出。
攻撃判定の発生は遅く、硬直も長めだが、
構えた瞬間に相手の下段攻撃に対するガードポイントが発生。
『連歌』『返歌』対応技で、発動時コマンドを入れると、
柳の葉が開き、更に相手にダメージを与えることが可能。

『蛍』22+弱P+弱K
「飛びなさい…その命尽きる時まで…」
手のひらから小さな青白い気の塊をそっと浮き上がらせる。
気弾は上昇して画面外へと消えた後、3秒〜6秒後に
空中からゆっくりと降りてきて予測不能な軌道で漂い出す。
攻撃力は低いが、場合によっては非常に長い時間画面内を漂う。
設置動作は長く、同時に出せるのは一つまで。

『六花』(密着して)41236+K
「眠りなさい…白銀の世界の中で…」
零距離で掌底を放ち、相手をよろめかせた直後、
相手の回り六方向から槍状の気が相手に突き刺さり、
相手を中心に巨大な青白い雪の結晶を形成。
台詞後、結晶は砕け散り、相手は崩れるようにダウンする。
コマンド投げとしての投げ間合いは狭いが、判定の発生は早めで
ダメージも高い。なお、外すと大きな隙が生じてしまう。
■秘技
『八重櫻』214214+P
「散りなさい……命儚き櫻と共に…」
コマンド完成時、画面暗転。
扇で相手を数回打ちつけた後、相手を空中へと打ち上げる。
同時に、背景に櫻の大木が出現し、
無数の櫻吹雪が舞い、相手にダメージを与える。
発生は遅いが、ガードポイントが存在し、攻撃力も高い。
また『返歌』対応で、発動時は櫻吹雪の量が倍加、
背景も幾本の櫻の樹々に変更される。
この技でフィニッシュ且つ勝利確定時、特殊演出有り。

『月光』236236+P
「堕ちなさい…この腐敗した世界へと…」
コマンド完成時に背景が暗転した後、一歩踏み込んで掌底を繰り出す。
ヒット時、相手が壁まで吹っ飛んで跳ね返った所で、
青白い気を用いて巨大な蝶の翅を開き、真上へと舞い上がる。
(同時に、背景に大きな満月が出現)
壁に跳ね返って落下してきた相手を追撃し、
最後に台詞と共に相手を突き落とす。ダウン回避不可。
発生は早いが、硬直が長めであり、連続技向け。
この技でフィニッシュ且つ勝利確定時、特殊演出有り。
■絶技
『蛇ノ眼』41236×2+P
「消えなさい…全てを包む闇の中へ…」
コマンド完成時、画面暗転。
目が赤く輝き、この時全身が攻撃判定を持つようになる。
ヒット時、相手はゆっくりと空中に高く浮き上がる。
そして台詞後、画面を巨大なエメラルドボアが横切り、
相手を一飲みにする。技後、相手は空中から落下。(ダウン回避不可)
初段の攻撃判定は強くは無く、密着で無いとほぼ当たらない。
また、この技でフィニッシュ且つ勝利確定時、
特殊演出へ移行。この時、相手は落下してこない。
■魅技
『発句』236×3+PK
一定時間、必殺技、通常投げフィニッシュ時に、
特殊勝利演出へと移行するようになる。
演出はフィニッシュした技によって全て異なる。
ただし、秘技、絶技使用不可となるほか、
攻撃力が大幅に減少する。
知名度値が上がるのは、効果発動中に
必殺技、通常投げフィニッシュをしたときのみ。
■挑発
「苦しみなさい…何も出来ぬ己を嘆いて…」
(構えを解き、直立状態で)
■登場演出
登場A
「この遠き 異国の空に 舞うものは
 赤き花弁か 其方の血潮か」
(気で生成した番傘を差し、空を仰ぐ。
 その後、番傘を細かな光に変えて消す)

登場B
「往く道を 阻むは数多の 刃なり
 それでも退かぬ 血が流るれど」
(桜の花弁が幾らか散っていく)

登場C
「何時の日か 全てが終わると 知りつつも
 歩みは止めぬ 時の来るまで」
(掌から気で生成した蝶を一匹静かに飛ばす)
■勝利ポーズ
勝利A
「この戦 終わる刹那に 立つ我は
 名立たる修羅か 醜き愚者か」
(雨が降り、空を仰ぎつつ立ち尽くす)

勝利B
「この道を 戻ることなど 許されず
 彼の背見つめて ただ進むのみ」
(番傘を差し、画面に対して後ろを向く)

勝利C
「幾許の 敵や倒さば 終わりぬる
 え見ぬ戦と 深き我が罪」
(画面外から蝶が何匹か飛来。
 彼女は手を差し出し、それに一匹が止まる)

『八重櫻』フィニッシュ且つ勝利確定時
「血の如く 咲き乱れるは 八重櫻
 その根に眠る 愚者を弔い」
(背景の桜は残ったままで、そこから無数の花弁が散る。
 彼女は受け止めるように右手を差し出す)

『月光』フィニッシュ且つ勝利確定時
「罪深く 切れぬ鎖を 照らすのは
 今日も変わらぬ 月の影なり」
(背景に残った満月を仰ぎ見る)

『蛇ノ目』フィニッシュ且つ勝利確定時
「何時の日か この世の全てを 飲み込まん
 とぐろを巻きて 窺いし無は」
(画面に対して後ろを向く。
 先程のエメラルドボアが、彼女を守るようにとぐろを巻く)
■ファイナルダウン
通常敗北
「そんな……」

判定負け
(台詞無し。無言で相手を睨みつける)
■勝利メッセージ
勝利A
「こんなのじゃ駄目…まだ届かない…」

勝利B
「心が乱れてる…私もまだ未熟ね…」

勝利C
「お父様…この舞ならば…許してくれますか…?」


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