風を夢見る男
アデル・コールフィールド


原案:恵駆
■プロフィール
●アデル・コールフィールド●
キャッチコピー:風を夢見る男


性別:男
年齢:27歳
身長:183cm
体重:76kg
国籍:イギリス
血液型:A型
職業:オートレーサー
趣味:バイク弄り、オーバーホール
特技:バイクの話だけで丸1日話し続けられる
好きなもの:真夜中のハイウェイ
嫌いなもの:悪質な雑誌記者
大切なもの:愛用のバイク、己の夢
苦手なもの:マイペース過ぎる人間
好きな食べ物:ジンジャーエール
得意スポーツ:オートレース
格闘スタイル:マーシャルアーツ
イメージボイス:小野坂昌也
■外見
 金髪のウルフヘアー。
 幅細のサングラスを頭にかけている。
 衣装は右肩口と背中に刺繍の入った群青のライダースーツをファスナーを開けてきている。
 ライダースーツの下は黒のタンクトップ。
 黒いドライバーグローブをはめており、黒いコンバットブーツを履いている。
■キャラストーリー
 記者会見の会場には既に多くの雑誌記者やカメラマン、
 報道陣などマスコミが勢ぞろいで並んでいた。
 今か今かと主役の登場を待ちわびているのが一目でわかった。
 大勢来ることを想定して、広い会場を準備したのだが、既に中は鮨詰め状態だった。

 『イギリス期待のトップレーサー、アデル・コールフィールド。格闘大会に参戦!!』

 そう書かれた垂れ幕と記者達を舞台袖から交互に見つめ、アデルはふぅと溜め息をつくと。

 「大変だねぇ、人気者ってのは」

 他人事のようにそう呟き、着慣れないスーツの襟を正した。
 
 
 
 ――― 一週間前 ―――
 
 
 
ガープ
 「……と言うわけで、君にも今回の任務に協力して欲しい」

アデル
 「了解、と言いたいが、ちょいと質問していいか?」

ガープ
 「何だい?」

アデル
 「確かに今は丁度空きがあるからよかったが、俺を指名した理由は何だ?
  この手の依頼なら、ランディとかの方が適任だと思うんだが?」

ガープ
 「理由は2つ。1つは君は人気も高いし実力もある。
  穏便に事を進めつつ、大会の真相を探ることができるだろう。
  それに、何より僕が君のファンなんだよ。
  まあ、スーヴァトも居たんだがアイツは戦いは出来ないからね」

アデル
 「……仕方ないな。ファンやスポンサーの期待に応えるのもプロの仕事だ」

ガープ
 「ありがとう、君ならそう言ってくれると思ったよ」

アデル
 「あと、もう1つだけ答えてもらうぜ。
  何で今回の俺のパートナーがサマンサなんだ?」

ガープ
 「くじ引……いや、何でもない。
  彼女なら君の力を引き出せるだろうし、君なら彼女の力を引き出せるからさ」

アデル
 「う〜わ〜……ありきたりな理由だなおい。ってか、今確かくじって……」

ガープ
 「そういうわけだからよろしく。サポートは万全だからね」

アデル
 「……了解」
 
 
 
 
マネージャー
 「しかし、本当に大丈夫なのか? 」

アデル
 「大丈夫だ、おおかた質問される内容へのマニュアルは全部暗記したしな。
  陰湿な質問にもアドリブで何とか切り抜けてやるって」

マネージャー
 「いや、そうじゃなくて、本当に格闘技なんかに出て大丈夫なのか?
  確かにお前が体を鍛えているのは知っているが、プロの格闘家だって出るんだ。
  お前1人だけの体じゃないんだぞ。万が一の事だって……」

アデル
 「だからさ」

マネージャー
 「何?」

アデル
 「マネージャーが俺に夢を賭けているのはわかっている、でも俺にも夢があるんだ。
  レースだけじゃ見つけられないものが、それで見つけられるかも知れないんだ。
  そのために俺は今まで特訓して鍛えてきたんだ。
  だから、間違っても万が一って事にはならない自信がある。絶対にな」

マネージャー
 「……わかったよ。お前の性格はよく知っている。
  なら、思いっきり行って来い」

アデル
 「サンキュー」

マネージャー
 「それと、次回のレースの調整、ギリギリだから休みはないと思えよ」

アデル
 「……OK」

 そう言われてマネージャーに背中を押されると、アデルは苦笑しながら、
 獲物を狙うスナイパーの如く、カメラを構える大勢の記者達が待ち構える会場へと向かって行った。
■キャラ背景設定
 私設正義執行機関『アストレア』に席を置くエージェント。
 表向きはオートレース界で有名なプロのオートレーサーで、ファン層も広い。
 根っからのバイク好きで、バイクの話で飯が食え、貫徹ができるほど(w
 体力作りのため、独学でマーシャルアーツを学んでいるが、
 1度始めたら徹底的にやり込む性格のためか、格闘の実力もかなりのもの。

 しかし、過去に暴漢に襲われていた女性を助けるため、暴漢と格闘していたところ、
 悪質な雑誌記者に「期待の新人オートレーサー、一般人に暴行」という
 でっち上げのスキャンダルのネタをばら撒くと脅される。
 「ばらされたくなかったら獲得賞金の半分を横流ししろ」と言う理不尽な恐喝に怒りを覚えながらも、
 オートレース界からの追放だけは避けたかった彼は、
 やむなく恐喝に応じるしかないと半ば腹をくくったが、
 それを偶然目撃していたガープに助けられ、難を免れることができた。
 
 その後、偶然再会したガープに暴漢を撃退した時の実力を買われたことと、
 「君のファンだからスポンサーとして協力したい」と言う理由でスカウトされ、
 あくまでアルバイトと言う形でアストレアに所属し、活動するようになり、
 「オートレーサー」と「正義の味方」と言う二束の草鞋を履く生活を続けている。

 様々な正義観を持つアストレアのメンバーと関わりながら、
 自身も「正義の味方」としてどうあるべきかということについて考えている。
 しかし、その一方で「オートレーサーとして世界のトップに立ち、風となって伝説を作る」
 という子供のような夢を持つロマンチストな一面も。
■サブシステム
ダッシュ:Bタイプ
 ステップではなく、素早く一定距離を踏み込むように移動する。
 踏み込む距離は短めだが、
 スピードが早く、隙も少ないので、間合いを調節しやすい。

・小ジャンプ(短く7か8か9)
 通常よりも小さくジャンプする。

・大ジャンプ(短く2要素後、7か8か9)
 通常よりも高く遠くへジャンプする。

・空中ガード(空中で4)
 空中で相手の攻撃をガードする。

・クイックスタンド(ダウンした後8)
 ダウンした瞬間、すぐに起き上がる。

・ディレイスタンド(ダウンした後2)
 通常より遅く起き上がる。
 主に相手の起き攻めのタイミングをずらすのに使う。

・移動起き上がり(ダウンした後6か4)
 ダウンした後、6で前方に、4で後方に移動しながら起き上がる。

・ガードキャンセルダッシュ(ガード中に中P+中K)
 ガードモーションをキャンセルし、ダッシュして間合いを詰める。
 ゲージを消費するが、アデルのダッシュは性能がよいため、
 反撃の基点となる。
■通常技
 必殺技がすべてタメ系となっており、数も少ない。
 その反面、扱いやすい性能で、初心者にも使いやすい。
 通常技や特殊技もリーチがあり、扱いやすいものが多く、
 ラッシュ力こそないものの、技一つ一つの攻撃力が高い。
 プレイヤーの腕次第で、あらゆるタイプの相手に対して応用のきく戦いができる。
 小難しい戦い方が苦手な人、待ち戦法が得意な人、
 シンプルな奴ほど強いと思っている人向きなキャラである(何)

立弱P
 連打のきくごく普通のジャブ。
 若干リーチがあるので、弱攻撃の押収で競り負ける事はあまり無い。

立中P
 踏み込みながら左のアッパーを出す。
 上への攻撃判定が強いので、少し離れた間合いでの対空に使える。

立強P
 リーチのある右ストレート。
 発生が早く、威力もあるが、戻りが若干遅め。

立中K
 癖の無いミドルキック。
 リーチがあり、先端をガードさせれば反撃を受けないため、
 牽制に十分使える。

立強K
 ローリングソバット。
 出す時に小さくジャンプするため、
 下段攻撃をかわしながら攻撃できるが、
 背の低いキャラにしゃがまれると当たらない。
 また、レバーを前後に入れながら出すと、
 前後に移動しながら攻撃する特性がある。

屈強P
 上方への鋭いアッパー。
 当たり判定が上に強いので対空として十分機能する。

屈中K
 リーチのある足払いを出す。
 ヒットさせてもダウンは奪えないが、
 下段判定の上、戻りが速いので、
 先端をガードさせればまず反撃は受けない。

屈強K
 リーチの長い足払い。
 ダウンを奪えるが、技の戻りが遅いので、
 先端をガードさせないと反撃を受けやすい。

J強P
 斜め下へ向かってのパンチ。
 判定が強いので、飛び込み攻撃は主にこれを使おう。

J中K
 真横に蹴りを出す。
 発生がやや早く、リーチが長いので、
 空対空の主戦力になる。

J強K
 踵落としのようなキックを出す。
 発生はやや遅いが、攻撃判定が下に強く、
 また、空中の相手にヒットさせた時は、叩きつけダウンが奪える。
■特殊技
『バックナックル』 6+強P
 「フッ!」
 体を捻らせるように一歩踏み出て、裏拳を出す。
 リーチが長く、出した後にまた出した位置まで引き下がるので、
 先端をガードさせれば反撃を受けにくい。

『インステップキック』 6か4+中K
 「フッ!」
 前方にステップしながら蹴りを出す。
 レバーを後に入れながらでも出せるため、
 タメを維持しながら相手に接近できるのが特徴。
 ただし、根元をガードされると反撃を受ける。
■投げ技
『ワンツーパンチ』 強P+強K
 「ふんっ! はあっ!」
 相手を掴み、フック、アッパーのコンビネーションを叩きこむ。

『ヘッドカッター』 4ro6+強P+強K
 「よっとぉ!」
 相手を引き倒しつつ相手の首に片足を絡ませ、
 足を引き戻す勢いで相手を反対側に転ばせるように投げる。

『スターダストスロー』 空中投げ
 「落ちろ!」
 空中で相手を掴むと、そのまま下に向かって叩き付けるように投げ飛ばす。
■必殺技
『アークスラッシュ』 4タメ6+P
 「スラッシュ!」
 右のフックを出しつつ、三日月形の衝撃波を飛ばす。
 強弱の違いは弾速で、弱はかなり遅く、
 設置するような感覚で出せ、強は逆に速いので、
 純粋に遠距離からの牽制に使える。
 中は弱と強の中間ぐらいの速さ。
 出が早く、中以上なら、中攻撃からキャンセルで繋がる。
 また、技後の隙も少ないので、
 たとえ先読みで飛び越されても反撃を受けづらい。
 
『クレセントホイール』 2タメ8+K
 「落ちろ!」
 体を捻らせるようにして足を振り上げ、
 飛び上がりながら弧を描くような蹴りを出す。 
 強弱の違いは上昇高度。
 判定が横にも上にも広く、出がかりに無敵時間もあるので、
 対空性能はよいが、タメコマンドであるため、
 とっさの対空には使えない。
 また、ガードされたりすると反撃を受けやすい。

『スリップストリーム』 4タメ6+K
 「つえいっ!」
 体を捻らせつつ、前方に勢いのある突進蹴りを出す。
 強弱の違いは突進距離。
 中攻撃からキャンセルでつながり、ヒットさせるとダウンを奪える。
 突進速度が速いが、中以上で出すと相手にめり込みやすく、
 ガードされると反撃確定。
 主に弱の先端を当てるように出すのがセオリー。
■秘技
『アークソニック』 4タメ646+P
 「切り裂くぜ!」
 右、左、右とフックを出し、アークスラッシュと同じ衝撃波を3連発で出す。
 弱だと弾速が遅いが間隔が狭く、強だと弾速が速いが、間隔が広い。
 威力は低めだが、出が早く、技後の隙も少ない。

『クレセントスマッシュ』 1タメ319+K
 「スマアァァァァッシュ!」
 最初に多段ヒットするクレセントホイールを出し、
 さらに空中で踵落としを出して打ち上げた相手を地面に叩き付ける。
 クレセントホイールを外しても踵落としは出るようになっており、
 踵落としの部分はしゃがみガード不可。
 出始めに長い無敵時間があるため、抜群の対空性能を誇るが、
 やはりとっさの対空としては使いにくい。
 しかし、発生が早く、空中の相手にもクリーンヒットさせやすいので、
 主に、起き攻めへのカウンターや、
 相手が手を出しそうな技をガードさせた時に仕込んでおくというのが主な戦法か?
■絶技
『MAXIMUMストリーム』 4タメ646+KKK
 「風を(発動)/感じろ!(攻撃)」
 スリップストリームの強化版といえる絶技。
 体を捻らせつつ、超高速の突進蹴りを出す。
 あまりの速さに、足に真空の渦を纏ってしまうほど。
 無敵時間はないが、発生は1フレームと物凄く早い。
 多段ヒット技だが、空中の相手にもそれなりのダメージが入る。
 技後の隙も少ないため、ガードされても発生の早い技でしか反撃を受けない。
■挑発
挑発1
 ドライバーグローブを締め直す。
「もっと飛ばして来い」  

挑発2
 腕組みをして、つま先をトントンと鳴らす。
「レースの方がまだ燃えるな」
■登場演出
登場A
 相手を一瞥した後、ライダースーツのファスナーを開ける。
「最初から飛ばすぜ」

登場B
 掛けていたサングラスをずらして、相手を一瞥した後、
 サングラスを頭に掛ける。
「任務、遂行する」

登場C
 背を向けて髪を風になびかせており、
 相手の方に向き直る。
「悪いがアンタはここまでだ」
■特殊登場演出
CPU戦専用
 画面奥からバイクに乗って登場し、
 ドリフトターンで停車した後、
 バイクから飛び降りて所定の位置につく。
「とうっ!」
■勝利ポーズ
勝利A
 サングラスを拭いた後、かけ直す。
「任務、完了」

勝利B
 ライダースーツを脱ぎ、肩に担ぐ。
「この程度、朝飯前だ」

勝利C
 画面に背を向けた後、空を見上げる。
「風になれ……」
■ファイナルダウン
通常敗北
「ぐああああああぁぁぁぁぁ!!」

判定負け
 腕組みをし、苦虫を噛み潰した表情になる。
「…チッ!」
■勝利メッセージ
勝利A
「格闘もレースも似ている。仕掛ける時は徹底的に仕掛けろってことだ」

勝利B
「イージーオペレーション。レースで言えば、
 最初から最後までトップ独走ってとこだな」

勝利C
「まだだ……この程度じゃ風になるのは程遠い……」

勝利D
「何か、俺って格闘家としてもやってけそうだな。
 いや、俺にはまだオートレース界のトップになるという夢が(ry」

勝利E
「悪い、ちょっと尋ねるが、黄髪を三つ編みにして、眼鏡をかけて、
 やる気なさげな顔と喋り方をする女を見なかったか?」

勝利F
「…………バイクっていいよな…………バイクっていいだろ?」
■キャラ別勝利メッセージ
vs月影なのは
「風を感じ、翼を生やし、空へ羽ばたく……ロマンがあるな……いや……実にいい」

vs天地健太郎
「フェイクでもブラフでもない、純粋な能力者か。
 悪意はないようだが、放っておくわけにもいかないな」

vsサマンサ・ウィンスレット
「こちらアデル。サマンサ・ウィンスレットと合流した。
 ここから先は引き摺ってでも合同任務に移る。以上」

vs有馬憂姫
「その若さで何人生悟ったようなこと言ってんだ?
 見返りなんか求めずに一心不乱に努力してみろよ。
 そうすれば、結果なんか自ずとついてくる。絶対な!」

vs炎虎
「認めたくねえな。夢敗れた人間がここまで落ちぶれるなんてよ……」

vsデブコロ
「『人は見かけによらぬもの』って言葉がここまで合う人間がいるとは……恐れ入った」

vsグノーシス
「俺は小細工はしない主義さ。策を講じる必要はなかったと思うけどな?」

vsアルシャンク
「あぁ〜……世界ってのは何でこういう奴らの存在を許すんだよ?…気ぃ狂いそうだ……」
■試合前掛け合い字幕デモ
vsサマンサ・ウィンスレット
サマンサ「作戦思いついたよん。
 アデルが闘って、あたしは休む。給料同じ」
アデル「うむ、それは得策だな」
 アデル、腕組みをし、深く頷いた後。
アデル「…って、んなわけあるかぁっ!!」
サマンサ「にゅ」



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