ドリアン・グレイの肖像


原案:ダンジョンさん
■プロフィール
名前:ドリアン・グレイ
登場作品:『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド)
■設定
 輝ける美貌をもった青年モデル。
 快楽主義者ヘンリー卿の感化で背徳の生活を享楽し、罪悪を重ねていく。
 友人の画家に描かれた自分の肖像画を受け取るさいに、
 「これから老けるのが自分ではなくこの絵だったなら」と
 願をかけたために、永遠に失われない若さを手にする。
 (月日が経つにつれ、また罪を重ねるにつれて肖像画の方が醜くなっていく)
■外見
 たしかにすばらしい美男子だ――
 見事な曲線を描く真紅の唇、無邪気な碧い目、そしてちぢれた金髪のドリアン。
 その顔には、一目で他人の信頼を勝ち得るなにものかがあった。
 若さからくるひたむきな純情はもちろんのこと、
 いかにも青年らしい恬淡さがそこには溢れていた。(本文より抜粋)
■性能
 スピードとコンビネーションを活かした攻撃が得意。
 長い足を使った攻撃のほかに、銃やナイフを使った攻撃もとる。
 その美貌を表現するために、攻撃のたびにいちいちキラキラと輝く、
 鱗粉のようなものが舞う。
■ステージ
『ホールウォードのアトリエ』
 薔薇の豊かな香りが包む、画家のアトリエ。
 試合中、一人の若い画家(バジル・ホールウォード)が、
 戦いの様子を絵に描いている。
 中央にはドリアン・グレイの肖像画が掛けられており、
 時間の経過ととともに老いていき、次第に醜怪な姿へ変貌していく。
■必殺技
ワーストラジック
 サマーソルトキック。対空技だけでなく連続技としても重宝。
CV「ハッ!」

シューティングパッション
 金の銃を片手で構えて発砲する。
 構え動作が遅く、発動を見てからでもガードできる。
 連続技には組み込めない。
 ボタン連打で6発まで連射可能。

シューティングプレッジ
 後方へ飛び退きながら片手で銃を発砲する。
 やはり出は遅いが、相手の攻撃を先読みして出すと良い。

フランティックデシート
 上方へ跳び上がり、急降下しながら相手を踏むようにして蹴りつける。
 同時に手のひらから輝く光が流れ出、これに当たると、
 相手は少しの間身動きが取れなくなる。ダメージはない。
CV「過ぎ去る…」

コスティアンティーク
 当て身技。攻撃された瞬間、輝く光のエフェクトがドリアンを包み、
 後ろ回し蹴りで相手を吹き飛ばす。
CV「もう何も残らない…」

ホーティパング  
 美しい弧軌道を描いた踵落とし。中段技。
 ダメージも高い。
■P.A
マサクゥリング・エピキュリアン
 飛び後ろ廻し蹴りを連続で放ちながら上昇する。
 相手を浮かした状態で次々と蹴りを叩き込み、
 最後は華麗に空中版ワーストラジックできめる。

シニスター・インバディ
 飛び後ろ廻し蹴りを連続で放ちながら上昇する。
 相手を浮かした状態で次々と蹴りを叩き込み、
 最後は華麗に空中版ワーストラジックできめる。

イモートゥル・ドリアン
 一定時間、あらゆるダメージを受けつけない。(ダウンはする)
  発動中は全身に黄金の輝きを帯びる。
  発動時にはドリアンのものではない男の声(画家バジルのもの)が聞こえる。
CV「ぼくの魂を見せてやろう」→(発動)
  「汝の罪真紅のごとくなりとも、われそをば雪の如く純白と化せん」(バジル)

サロメ
 ゲージを3本消費する。投げ技。
 突然気を失った相手を腕に抱きかかえ、口元で囁く。
 相手を抱えたまま優雅に回転し、踊るドリアン。
 次の瞬間に閃光がX字に相手の首元に走り、相手は首から血を大量に放出し、
 抱えられたまま空を仰ぐ。これを見たドリアンはため息をつき、
 突き放すと同時に、ナイフでもって相手の首を後ろから斬りつける。
CV「ぼくのために踊るなら…何でも望むものをくれてやる」
  「ぼくはお前を愛しているのだ」(斬りつけた後)    
■登場
CV「あなたは本当の幸福を知らない…」
   両肘を抱いたまま、言い捨てる。

CV「芸術の慰め…体感させてあげます」
   立ったままセリフ。

CV「秘密なきスフィンクス…こんな出会い方でなかったなら」(対女性)
   紳士風に挨拶し、花を差し出す。花はたちまち枯れていき、地面へ落ちる。
■勝利
「この怖ろしい悲劇は、ぼくのせいではない」
 花を取り出し、ため息をつく。

「長い手の怖ろしいばかりの白さ!凄惨な蝋人形を見ている思いだ」
 相手の元にかけより、その様を見て立ち上がり、目を覆う。

「自分のしたことのために、ぼくは首を絞められるのだ」
 自分の両肘を抱いて嘆く。

「人生は大いなる失望だな」
 外套を翻し、相手を見下ろす。
■挑発
「なんと痛ましい…」
 相手を見下したような目つきで吐き捨てる。
■勝利セリフ
 「堕落に関する話はこれで十分だ。今度は、堕落と実地に顔を合わせるのだ」
 「肖像画がぼくを滅茶苦茶にしたのだ…」
 「人間は誰でも天国と地獄を持っているものなのだ…」
 「芸術は疾病、愛は幻想、宗教は信念の流行的代用物…」
 「バルチャ人は砂漠に安全地帯を見つけたが…さて、君はどうだろう」
 「化け物じみた死の翼が鉛のような空中に浮かび、ぼくの周囲を飛び回っている」
 「世界は清新な歓喜の刺激を受け、中世的な疾病を忘れるべきなのです」
■デモ
中ボス
 1「悪魔!?ああ、ぼくは遂に堕ちるところまで堕ちた!」
 2「ドリアンさま、堕落と悪魔を同じレベルに置く意義が果たしてありましょうか」
 3「ぼくの周辺は逆説家ばかりだな。そうしてぼくの人生を狂わすんだ」
 4「狂う、狂わないはあなたの問題ですよ。私はただ奪いたいだけなんで」


Ganesha登場人物編へ
『Ganesha -Crossover of Perpetual Contexts-』へ
『Fists of Wings』トップへ