ストーリー&世界観


原案:ダンジョンさん
《ストーリー》

数千年もの間、ひとはまるで神が彼らを創ったときのように、
数多くの魂を自らの才知と発想により生み出してきた。
幾多の文学作品、そしてその中の登場人物たち…
彼らは生み出されたのち、行くべき世界があるという。

ひとの創造せし、知と像の生きる地「ガネイシャ」
生み出された魂は人が歴史を紡ぎつづけるように、
その地「ガネイシャ」で生き続けた…
何年も何年も、時の衰微を知ることなく、彼らは生き続けた。
それは永遠の形たちだけに住むことを許された、理想郷であった。

しかし、そこに混沌を目論む者がいた。
冥界の悪魔メフィストーフェレスは、
「ガネイシャ」を無に帰し、
ひとの生きる現実世界への魂の移動を企てる。

9女神ミューズはメフィストの企みを阻止するため、
「ガネイシャ」内の住民達に結束を呼びかけた…


※9女神ミューズ…ギリシア神話の芸術・文化を司る女神たち
《ガネイシャ世界観設定》

ひとの世界(我々の生活する現実世界)から、完全に分離された別世界。
ひと(作家)の生み出されたキャラクターたちはすぐにこの地に移住する。
(ただし文学作品に限定するものとする)
同時に世界の構造も移動するため、
ガネイシャ内にアメリカそのものがあったとしても、不都合はない。
また、彼らは自分たちが創られた存在であることには気づいていない。
(今回はじめてそれに感づいたのがメフィスト)

しかし(ここからが重要なのだが)、
住民の時間・空間概念はそれぞれ異なっている。
ある者は物語の中盤の意識を「ガネイシャ」に持ち運び、
またある者は物語終了後の意識を「ガネイシャ」に持ち運んでいる。
例えば(この設定では)「マクベス」は、王を殺した直後の精神状態であり、
「坊っちゃん」は四国の中学校を去った後の精神状態である。

また、住民たちは他作品との交流は本来行われるものではない。
例えば「マクベス」には「マクベス」の、
「坊っちゃん」には「坊っちゃん」のガネイシャ空間が存在する。
だからこれまでマクベスと坊っちゃんは会うことがなかった、と考えてもらいたい。
ゆえに、ストーリー上のミューズたちによる結束の提案は、
今回はじめて無数のガネイシャ空間の接合が為されたことを意味する。
(要するに、全キャラがそれぞれ今回が初対面であるということ)
しかして、彼らは一癖もふた癖もある者ばかり、結束は困難を極めそうだ。
事実、今回の話はそれぞれが独自にメフィストーフェレスの居城を目指すことになる。
《メフィストの陰謀》

「ガネイシャ」の世界構造、存在意義に気づいたメフィストは、
もう一つの本当の世界「ひとの世界」への移動を試みる。
その方法は自分らの住む「ガネイシャ」を無の世界に落とし、
二つの世界のバランスを壊すことによって可能であると知ったメフィストは、
すぐさま計画を立て、行動を起こそうとした。
動機は彼が「価値の転換」を求めているからである。
かつてニーチェが「神は死んだ」と断言したように、
彼は「創造者は死んだ」として、永遠の形である自分たちが、
「ひとの世界」へ移動するべきだという思想を持っている。
そのために「ひと」に対抗しうる「超人」の具現であり、ガネイシャのバランス
を崩すことが可能であるツァラトゥストラを召還し、
彼を洗脳することで計画を実行に移そうとした。


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