ソウルクエスターチーム



イラスト:島村鰐さん
闘うサラリーマン
札使い
ストーリー
前回大会、本人にあまりその気のないまま周りに乗せられ参加した
一商社マン、御築寺八河。
彼は何と、勝ちに勝ち、あろうことか大会優勝を果たしてしまったのである。
以来、それまでの凡庸なサラリーマン生活は一転、
彼は一躍「時の人」になってしまう。
本人は今まで通り、フツーのサラリーマンの日常に戻りたがっているのだが…

一方、韓国。
符術継承者として大会に臨んだ柳は、一回戦を勝ちあがったものの、
二回戦で惜敗。
符術と戦いに自分の生き方をかける意味も見出せぬまま、
何処となく虚脱した日々を送っていた。
だが…あの敗北の時、あの闘いで、彼女は何かを見出せそうな気がしていたのだ。
あの時の感じ…あの時の高揚を、もう一度感じて確かめたい…
そんな時、第二回大会の知らせが入る。
今度はチーム戦。
ならば、チームメイトは…

再び、日本。
つとめて普通のサラリーマンとならんとしていた八河に、
再び上司のお呼びがかかる。
「御築寺君、ちょっと」
「何ですか?第二回大会なら勘弁してくださいと…」
「わかっているよ。そうではなくて君にお客さんが来ていてね」
「はい?」
誰だろうと思う八河の前に姿を見せたのは…
柳彩蓮、彼が前回大会二回戦で破った少女だった。
「あっ?君は確か…」
「お願いします、今度の大会、私と出てください」
「えっ!?」
上司、
「おい御築寺君、責任はきちんと取り給えよ」
「何の話ですか!」
「お願いします。あの時…私には何か大事なことが分かりかけた気がしたんです、
気がしただけですけど…もっと、たくさん闘ってれば分かったかもしれなかった。
でもできなかった…あなたに負けたからです」
「ほら見ろ」
「違いますよ!」
「だから私、今度の大会にも出たいんです、でも…私一人の力では弱くて
勝ち残れない、そもそもチーム制だし…だから、私に勝って優勝した
あなたの力を借りたいんです。それに…」
「ちょ、ちょっと待ってください…」
突然の申し出にうろたえる八河。
その時、彼の脳裏に以前投げかけられた言葉がよぎる。

―路傍の石っても、そんなに大ききゃあやっぱり目立っちゃうと思うな―

そうか、それなら仕方ない。
「分かりました、大会、出させてもらいましょう」

「所で、部長、その間は有給に…」
「ならないよ」


『FOW2通常キャラ編』へ