旗使い |
原案:MUMUさん
プロフィール 名前、アントーニオ・サンナッザーロ 性別、男 年齢、十七歳 出身、イタリア 身長、168センチ 体重、51キロ 性格、生意気で喧嘩っぱやい、最近日本にかぶれている 好きなもの、ボロネーゼ タコ焼き 嫌いなもの、イギリス人 正座 尊敬する人物、アラン・プロスト 清少納言 服装、フード付のフルジッパージャケット ストーンウォッシュのジーンズ 髪型、短め 家族、なし 流派、範旗演術 「南霜主派」(なんそうしゅは) (ただし、彼自身はその名を知らない) 武器、旗…長さ一メートル弱の三角旗。 衣装の凝らされた刺繍が施されており、 中央に円形の空白がある。旗竿の先は丸い。 世界観、「餓狼」 |
ストーリー イタリア、ピエモンテ州に生まれたアントーニオは、 その生まれ持った身体能力と格闘の才で、とあるマフィアの用心棒を務めていた。 ある日、そのファミリーがアメリカの犯罪組織から襲撃をうける、麻薬取引でいざこざのあったグループからの使者だった。 手に手に銃を持つファミリーの構成員を、その男は棒きれ一本で次々と倒していく、アントーニオも立ち向かったが、その男の神域とすら思える棒さばきの前に半死半生の目に合わされ、ついにファミリーは壊滅した。 イギリス英語を話すその男は言った。 「坊やのセンスは大したもんだ。だがまあ、俺に勝つには三十年ばかり早かったな」 言葉が終わると同時に振り下ろされた棒が、完全に彼を昏倒させた。 翌日、彼の担ぎ込まれた病院にすでにその姿はなかった。ベットの上には昨日の襲撃事件を報じる新聞がくしゃくしゃになって放置され、ひきちぎられた血まみれの包帯が散乱していた。 復讐の意思はなかった。所詮この世は弱肉強食。 ただ、奴に勝ちたかった。弱い自分が許せなかった。 (あいつと同じ棒術ではだめだ。) 天賦の才を持つがゆえに、彼はまた、あの男にも天才の匂いを嗅ぎ取っていた。 (同じことをやってたんじゃ、奴に追いつくには本当に三十年もかかっちまう) そんなとき、彼は「南霜主派」の噂を耳にする。 範旗演術「南霜主派」 民衆が力を持つことを嫌う権力者によって、長く「禁武」が続いてきた 中国において、千年を越える歴史をもつ数少ない武術である。 元は戦場において旗を持つ者ののための武術であった、 旗を使った華麗な技の数々と、そのしなやかな体さばきは、いつの時代 も権力者の酒席をにぎわせた。だがその反面、武術としての力強さが 失われたことも事実である。 当代師範 願 珊明は、現代において無用の長物と化し、 廃れていく範旗演術が忍びなく思えた。 「棒術にはない技がある。刃物では不可能な動きがある、それなのに…」 技においては、過去百年において秘すものなしと謳われた彼であったが、 60を迎えるまで優秀な高弟も育たず、彼自身、その柔軟な気風の武術によって、 武人としての「鬼」が心中に育たなかったことを自覚していた。 それでは武術もただの軽業でしかない 「この武術にはまだ無限の可能性があるのだ、熱意にあふれ、 格闘家としての気迫を備えた、獣のような若者がいれば…」 そんなことを考えていたとき、正門から悲鳴が上がった。 「どうした、何事だ!」 殴り込みである、相手は一人、ごく若い男だという。 なんとアントーニオは、弟子入りするなどという方法はとらず、 殴り込みをかけて技を見極めようと思ったらしい。 「どうせ俺を倒せないような武術なら、習う価値なんかねえんだ! どうした、旗を使った武術ってのはこんなもんか!」 居並ぶ高弟を叩きのめし、彼はとり憑かれたように暴れまわった その男を見たとき、願 老師範の全身を電撃が走った。 「貴様…、貴様だ、まさに貴様に間違いない! そうかも知れん、南鵬主派、周代より続く歴史、 まさに貴様一人を生み出すためにあったのやも知れんぞ!」 老師範は男と対峙し、一昼夜の間、その持てる技すべてを彼に刻み、 最後には自らアントーニオの前に倒れたという、アントーニオは 神旗「青瑞旗」を持ち出し、いずこともなく姿を消した。 このとき、彼は十五歳であった。 |
キャラ能力 ○旗の詳細 布の部分の大きさはユン程度の大きさのキャラが隠れるほど、 試合開始時は肩に担いでいる。 特殊技、6強P 布の部分を持って振り回す (遠間〜よりリーチは短い) 空中2強K 鳥が枝にとまるように柄の部分に乗って落下する 投げ Pでは竿のしなりを利用して後方に飛ばす。 Kでは旗を相手の前に突き出し、布に身を隠してワンツーを繰り出す技。 必殺技、 彼は「南霜主派」についてよく知らないので、 古典名作の名前などを付けている。 236P イ・トレ・モスティッチェリ (三銃士) 旗による三連続の斬撃、一度の入力で三連とも発生する。 ガンビットのケイジャンスラッシュのような技。 236K ダイアリオ・アン・エフィメーラ (蜻蛉日記) 技の出だしは同じだが、二撃目を空中に飛び上がって出す。 ヒットしたときのみ地面にたたきつける三撃目が発生。 (三撃目はヒット確定ではない) 623KK ヴィア・コル・ヴェント (風とともに去りぬ) 高速で画面の端に移動する技、一瞬旗だけが倒れこむように 見えた後、顔を向けているほうの画面端に移動する。当たり判定だけが 移動するので、相手が打撃や飛び道具を出していると当たってしまう。 63214P カルメン (カルメン、そのまま) 旗を自らを包むように回転させることで飛び道具をかき消す 技、ザンギエフの技に近いが攻撃判定の発生が早い。旗は2ヒット。 ○通常技のリーチが長いので必殺技は少なめ。 超必殺技 236236P イロジオ・デ・ラ・パッジア (愚神礼賛) 大きく振りかぶるモーションの後、力任せに旗を叩きつ ける、その際、一瞬だけ旗が大きく立派になったように見える。レベル 2では二回連続で繰り出し、、レベル3ではパワーゲイザーのような衝撃 波が発生して追い打ちする。 空中63214×2P マラッティア・モルテール (死に至る病) 入力すると旗を大きく振って、その場からキャラひとつ分ほど斜 め上に飛ぶ。相手がノーガードで触れるとヒット確定、相手を空中にと どめたまま乱舞を行う。サムスピ右京のツバメ六連のような技、 レベル3MAX限定技 236236236K イル・デモーニオ・ドゥ・オロ(金色夜叉) 入力すると立ちガード不可の滑り込みを行う、ノーガードで触れる とヒット確定、画面後方の端まで飛んで旗を掲げる。旗が金色に光り、 背景音が戦場のような怒号と馬のひづめの音に変わる。そして「目に見 えない武者の一隊」が登場し、画面を通り過ぎる、どこにいるかは土煙 でしか見えない、滑り込みで転ばされたキャラは馬に踏みつけられて1 8ヒットする、滑り込みと合わせて計19ヒット。 この技でKOすると勝利台詞が変化する。 |
ボイス ○投げボイス P投げ…「アリーチェ…ヴェルチ!」(さよならだ) K投げ…「ボラーノ…ヴァッキオ!」(飛んでいきな) *「ジョジョの奇妙な冒険」のファンのようです。 ○登場時 旗を竜舞いのように激しく振り回す。 「うし! いくぜ」」 「おまえ…、俺より強いか?」 ○勝利時、旗を背に担ぎ、相手のほうに目をやる。 「ちっ、旗が汚れた」 「よし、こんなもんだろ」 旗を地面に突き立て背中を向ける。 旗の中央部分の空白に(「三」「方」「不」「敗」)の文字がフラッシュする。 ボイスはなし |
勝利コメント 「旗使いと戦った経験はないか? じゃあ勉強になったろう」 「あんた…強いな、尊敬するぜ…」 春麗に勝利 「警察ってことはマフィアの味方だろ? 違うのか?」 アテナに勝利 「なあ、あんた、世界のKITANOって知ってるか?」 イーグルに勝利 「棒ってのは長いほうが強いんだよ、知らなかったみたいだな」 さくら・ユリに勝利 「まったく、これだからガキはいやなんだ」 バルログに勝利 「風の流れってもんをわかってないな」 舞に勝利 「うそつけ、そんな目立つ忍者がいるかよ」 ○チームコメント(アントーニオは「ア」と略します) +ギース ア「…ってな感じの男を探してるんだ、知らないか?」 ギ「フ…、いや、知らんな」 +テリー テ「なあ、「アントン」って呼ばれたことあるか?」 ア「…よく呼ばれてたが、それがどうかしたか?」 +ロック ロ「復讐なんてやめとけよ」 ア「違うさ…ケジメみたいなもんだ」 +キング ア「なあ、一回でいいから和服着てくれ」 キ「私に勝てたら考えてあげるよ」 +ベガ ベ「我が軍門に下る気はないか?」 ア「その前にシャドルーの旗を見せてくれ」 +キム キ「勧善懲悪、これぞ我が信条」 ア「…あんたみたいなのを旗幟鮮明っていうんだな」 *旗幟鮮明(きしせんめい)…主張・信条がはっきりしているさま。 +山崎 ア「へえ…あんたが日本の「やーこう」ってやつか」 山「あ? ケンカ売ってんのかコラ」 |
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