最強格闘ボーイ
ストーリーチャート


原案:Mr.The−Oさん
■第6回戦(対さくら)
さくら「あら、つくしじゃない、こんなところで何やってるの?」
春樹「いやね、最近何故か格闘家さんたちが僕に仕合を挑んでくるんだよね」
さくら「そいつはしょうがないよ、なんせあんたは今や日本有数の格闘家の一人なんだから。
    あたしも姉として鼻が高いよ」
春樹「またそんなこと言う、どうせ姉さんも僕に手合わせしろなんて言うのかな」
さくら「ま、そんなとこかな。これも修行のつもりでやろうよ」




さくら「ふー、なかなか強くなったじゃない」
春樹「まだまださ、でも、確かに強くなったような気がするけどね」
さくら「この調子でまたがんばりなよ、
    それと、最近どこかのギャング団が格闘家たちを襲っているって噂だから、
    あんたも気をつけてよ」
春樹「うん、わかった」
■第11回戦(対レミー)
レミー「お前が、春日野春樹か・・・・・」
春樹「そういうあんたは、ギャング団のボスってとこかな?」
レミー「そんなことなどどうでもいい、今の俺はお前を倒すためにいるからだ」
春樹「・・・一つ聞くけど、どうして僕に戦いを挑むのかな?」
レミー「理由を、聞きたいのか・・・・・?」
春樹「なんとなく、じゃ、ちょっとね」
レミー「・・・ならば、教えてやろう、お前が気に入らない、それだけだ」
春樹「・・・そうこなくっちゃね」


レミー「この俺が、敗れたというのか」
春樹「今のあんたは、何かに追い詰められているって感じだからね、
    まあ、動きがぎこちないから簡単に読めちゃったんだ」
レミー「憎しみだけでは解決しないとでも、言いたいのか。
    いや、負けた身にとやかく言える筋合いはないな」
春樹「また、闘おうよ、その時はいくらか吹っ切れればいいけどね」
レミー「・・・・・」
■最終戦〈対ギル〉
ギル「君とは会いたかった。
    本来ならばリュウ君にこそ用があったのだが、
    今のところは君こそが最適と判断したからだ」
春樹「僕に、何か・・・・・?」
ギル「そう、わたしとしたことが、取るに足らぬと思って失念をしたのだよ、君たちの力に。
    そう、生命の力を純粋に破壊と闘争のために行使する、いわば殺意の波動。
    それを君たちが洗練した、言うなれば正なる波動、
    それに興味を示し、こうして招いたのだ」
春樹「いずれにしても、僕はあなたと闘わなければならない、か」
ギル「これもまた、始めから予定されたこと。
    力あるものは、より力あるものへと引きつけられる。
    かのベガとやらしかり、豪鬼とやらしかりだ。
    さあ、君の正なる波動、存分に発揮してくれたまえ」
(対戦で二本取れば勝利ポーズを取らずそのまま構えたまま)
■エンディング
春樹「・・・・・」
倒れたままのギルに対し、そのまま構えを解かない春樹。
それを静観しているギルと同じような格好の男たちとコーリン。
親衛隊「しかし、何で彼はこの場を離れないんでしょうね」
コーリン「・・・彼は、気付いているのです・・・・・」
そして、リザレクションで再び立ち上がるギル。
ギル「・・・あのまま離れていれば、君の勝ちは決まっていたのだが」
春樹「あなたを完全に倒すのは難しい。そのまま帰れば逃げてるように思えて・・・・・」
ギル「確かに、わたしほどではないが、君も回復をしている。
    消耗戦ともなればわたしの勝ちは揺るがないが、それではやはり無粋だ。
    ここは潔く退くとしよう」
親衛隊たちやコーリンとともにギルは姿を消す。
ギル「いずれ再び会うことになるだろう、ひとまずはさらばだ」
ゆっくりと肩を落とす春樹。
春樹「・・・ふう・・・・・」

<数日後・日本>
春日野家裏庭にて、再び手合わせをする春樹とさくら。
さくら「今回も大変だったね」
春樹「まあ、この闘いで僕自身、真の格闘家とういうものが何か、
    何となく分かりかけてきたような気がするんだ。
    いずれにしても僕にとってはまだ遠いけどね」
さくら「うん、日々修行するその気持ち、というより人生そのものが修行ということなのかな」
春樹「そうだね、一歩一歩強くなることが大切なんだよね」
さくら「それにあんたに負けた子たちも今度こそあんたに勝つためまた修行をしてることだしね」
春樹「〈苦笑して〉そ、そうだよね・・・・・」
しかし、少しの後に春樹は空を見上げる。
春樹「でも、いずれは、もう一度・・・・・」
そして、青々とした空が広がっていた。


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