優しき虎


イラスト:Kさん
原案:ナニコロ
【プロフィール】
◆ヴァレリア・ガルシア〜VALERIA GARCIA〜◆

声優:椎名へきる
キャッチコピー:優しき虎
格闘スタイル:極限流空手
誕生日:4月12日
年齢:15歳
出身地:イタリア
血液型:O型
身長:154cm
体重:
49kg
趣味:インターネット(どちらかというと現実逃避として)
好きな食べ物:しゃぶしゃぶ
得意スポーツ:ラジオ体操
大切なもの:……先生(マルコ・ロドリゲス)かな……
嫌いなもの:辛口カレー

キャラクター設定/
 空手の練習で、何度転んだか覚えていないけど、
 今日はとりあえず、10回は転んだと思う。
「はぁ……たく、ヴァレリアにはまず『正しい歩き方』から覚えた方が
 早いかもしれないなぁ」
 そう言いながら、床に倒れている私に手を差し伸べたのはショウ・サカザキ君である。
 私と同い年にして、幼馴染の少年だ。
「正しい歩き方?」
 私は、起き上がりながら、ショウ君に訊ねた。
「そうだよ。お前、『足』で歩いているだろ」
「普通……歩きって、足でするもんじゃないの……?」
「違わい。パンチだって、手だけじゃなく、
 『肩』『腰』『足』、身体全体で打つだろ?
 普通に歩くのだって、足だけじゃない、『腰』を使って歩くんだよ」
「腰……」
 とりあえず、一歩、歩いてみた。
「おいおい、それじゃあ蟹歩きだ」
「……腰」
 めげずにもう一回歩いてみた。
「だから……右半身全体で歩くんじゃない! 腰だっつてるだろぅ!」
「ううう……腰ぃ」
 かなり情けない気持ちで、再度歩こうとした。
 だが、右の足が思わず左の足首に引っかかり、そのまま倒れてしまった。
「なんでそこで倒れるんだよぉぉぉ」
 頭の上で、ショウ君の声が聞える。多分、頭を抱えているのだろう。
 私も頭を抱えたい。
 空手の練習で、何度転んだか覚えていないけど、
 今日はとりあえず、11回は転んだと思う。

 そして、つい考えてしまう
 ……『なんでこんなところで空手なんてやっているんだろう』と。

 私はヴァレリア・ガルシア。
 ロバート・ガルシアの娘にして、ユリアン・ガルシアの妹。
 世界的富豪であるガルシア家に生まれたため、
 勉強も運動など……あらゆる『英才教育』と呼べるものを受けてきたのだが……
 私には才能が無かったのだろう……情けないくらいに何一つ身に付かなかった。

 そんなある日、母からこんな事を言われた。
「ヴァレちゃん大丈夫だって。
 母さんだって、それほど勉強出来なかったけど、格闘技なら兄さんより強かったんだから。
 だからヴァレちゃんも、極限流の本場アメリカに行って、住み込みで空手を習うッチ!」

 母さん、滅茶苦茶な理論です。というか、最後の『ッチ』って何ですか?(涙)
 

 結局。
 私は故郷イタリアを離れて、アメリカに空手を習っているのだけれども……。
 悲しくなるくらい、その空手も身に付いていない。
 同時期に始めたショウ君なんて、もう、上段者の方と平気で練習している。
 なのに私はいつまでたっても初心者クラスで、段位も取れないまま続けている。

 そういえば、今日ショウ君の上に何度か倒れこんだけど、
 その度に、顔赤くして顔を背けた。
 ……やっぱり怒っているんだろうなぁ……ハァ……。
 涙が出るくらい、自分の才能の無さが恨めしい……。

「くぉうけぇぇぇん!」
 うわ。
 帰り途中のことだった。
 突然、白い胴着を着た黒い物体が私の前を通り過ぎた。
 疾風怒濤のごとく、暗闇の中をとび蹴りの格好で『飛んでいた』。
 そして、私の前で、着地すると、低く唸る。
「ウム! 今日もワシの気合は絶好調だぁ!」
 『それ』は私の観ると、驚いたように目をパチクリ見開いた。
「……むぅ、確か、ロバート師範代の娘のヴァレリアではないか。
 なぜゆえ、そんなところで
 スカートの中身の苺パンツを見せつつ、倒れておるのだ!
 夜中でもないので、ムフフな気分になってしまうではないか!!」
「いや、あの……後半が良く分かりませんが……
 ただ……ちょっとマルコ師範を見たら腰が抜けちゃって……」
「なんとぉぉぉ、それは悪いことをしたぁぁぁ!」
 言うと、『それ』……マルコ・ロドリゲス師範代……は、
 転んでいる私をおぶってくれた。
「では、腰が治るまでワシが運ぶ事にしよう!」

「あの……さっきのアレ……なんですか?」
「うむ!? さっきのアレとは何だ?」
「いや……なんか空中を『飛んでた』感じでしたけど……」
「なるほど、アレか!! アレは、ちょっぴり高度な気の練習だ!」
「……気……ですか? 気って何ですか?」
「なんとぉ!? 極限流を習っておきながら『気』を知らぬのか!?」
「……ごめんなさい……」
「い、いや、謝れても困る!!
 気とは、極限流空手に置いて、必要不可欠なことなのだ!!」
「そうなんですか……?」
「そうなのだ!! 是非に知りたいか!?」
「……少しだけ」
 そう言うや否、マルコ師範代は私を降し、嬉しそうに顔を歪めた。
「では、教えて進ぜよう!」
 どうやら、教えたくて仕方が無いらしい。

 丹田に溜まる気を、全身に流動させつつ、私は静かに構えた。
 マルコ師範代の指導のもと、初めて『気』と言うものを体験している。
「うむ!! ドーンと来るがいい!!」
 マルコ師範代も、私の攻撃を受け止めるため、構えている。
 身体が高揚しているのが分かる……何か、今一番良い『何か』が出来る気分がする……!
 そして、私は『気』と呼ばれる力を、拳の先から放出した!
「龍ぅ撃ぃ拳!!」

―ズゥン!!―

 たった一撃だった。にも関わらず、
 私よりも何回りも大きいマルコ師範代を小石を投げるかのように、
 あっさりと吹き飛ばした。
 マルコ師範代は、近くの木に激突、へし折ってなお止まらずに遠くまで転がった。
 やおら立つと、師範代は興奮したように、走り寄った。
「デリシャァァァス!! うぉおおおおおお!
 デリシャァァァァァアアアアアアアアアアス!」
 鼻息荒く、私の肩をバンバンと叩く。
「痛……痛!」
「素晴らしい、何と素晴らしい!」
「え……」
「その若さ! 何より初めての気の練習でここまで出来るとは!」
「そんなに……凄い?」
「うむ! 滅茶苦茶に凄いぞ!!
 気の才能ならば、ユナやガルシア以上のものかもしれない!」
「そんな……私、そんなに才能は……」
「何と凄い才能なのだぁぁぁぁぁ!!」
 彼は感涙の涙を流しながら……夜空に絶叫していた……。
 そして私は、生まれて初めて『才能』があると言われた。
 生まれて初めて……。

 私はヴァレリア・ガルシア。
 ロバート・ガルシアの娘にして、ユリアン・ガルシアの妹。
 極限流空手を習うため、アメリカに来ている。
 その日から、空手の練習が終わると
 密かに、マルコ師範代のもとで気の練習を重ねた。
 そして私は、ようやく空手が好きになった。
 いや、ようやく好きなものが見つかった。

 もっとも……それが原因で、
 今回の格闘大会にマルコ師範代の推薦で
 参加することになったのだけれど。・゚・(ノД`)・゚・。

衣装&外見設定/
茶色がかかった黒髪を三つ編みにし、メガネをかけている。
試合中、顔面に攻撃を受けるとメガネが飛ぶ。
服装は、母ユリ・ガルシアが用意したものを着たのだが……
何故か、青色のレオタードに、白の空手着(しかも上だけ)。
恥ずかしいので、紺スカートを履いてみた。
一応、母が現役時代に使っていたというハチマチをしてみる
【ステージ&BGM】
●ヴァレリア・ガルシア「極限流道場・マルコ支部」
 道場とは名ばかりの、動物一杯の山中。
 ステージ背景は餓狼MOWのマルコステージみたいなところ。
 背景にはクマや馬、小動物といっしょにマルコ・ロドリゲスが見ている。

●ヴァレリア・ガルシアBGM「優しいBrazil」
 餓狼MOWのマルコ・ロドリゲスのBGM
 『From Brazil』を、ヴァレリア風にアレンジされたもの。
 癒し系っぽい始まりかと思えば、だんだんと極限流っぽい曲へと変って行く。
【ヴァレリア・ガルシアの技解析】
<投げ技>
零距離龍撃拳 6+C
接近して龍撃拳を放つ。
これに関しては『気力ゲージ』を消費しない。

<特殊技>
旋回脚1 6+B
 回転しながら、上から下に蹴り下げる。
 つまり回し蹴り

旋回脚2 旋回脚中に6+B
 旋回脚1後、回転しながら下から上に蹴り上げる。
 これまた回し蹴り

<必殺技>
龍撃拳 236+AかC
 右手を小さく振り回し、手に込めた気弾を投げるおなじみの飛び道具。
 技の前後に隙がある。
 Aだと、発生が早く、その後の隙がやや大きめ。弾速は遅い。
 Cだと逆に、発生がやや遅く、その後の隙がほとんど無い。弾速も速い。
 気力が赤色のときだと気弾が手元で消える

空中龍撃拳 空中で236+AかC
 空中で龍撃拳を放つ。
 龍撃拳を放った後とは、後方にふわりと上昇する。
 着地するまで攻撃は出来ない。着地後にやや隙がある。
 Aだと斜め下に、Cだと真横に放つ。
 気力が赤色の時だと手元で消える

雷煌拳 空中で236+BかD
 空中から飛び道具を放つ。
 空中龍撃拳との違いは、雷煌拳を放っても上昇することがなく、
 ジャンプ軌道そのままで着地する。
 着地するまで攻撃は出来ないのは同じだが、
 着地後の隙は、空中龍撃拳程ではない。
 弾の軌道も、空中龍撃拳と同様、
 Bと斜め下に、Dだと真横に放つのだが、
 雷煌拳の方が、弾速は遅い。
 気力が赤色の時だと手元で消える

蒼壁拳 214+AかC
 両手を突き出し、飛び道具を跳ね返す気のバリアを発生する。
 砕破っぽいがどちらかというとバリアの機能を重視している。
 バリア自体にも一応攻撃力があり、ガードさせるとそれなりに有利。
 気力が赤色の時だと、バリアとしては一応機能するが、
 ほぼ一瞬で消える上、攻撃力は皆無。

飛龍拳 623+AかC
 空中に向かって飛び道具を放つ。
 Aだと、斜め上に向かって放つ。対空技的な使い方が出来る。
 Cだと、真上に向かって放つ。
 Cに限り一度画面外に出たあと、2〜3秒後に同場所に飛龍拳が落ちてくる。
 やや設置系な使い方が出来る。
 気力が赤色の時だと、これまた、手元で飛び道具が消える。

連龍咆拳 AかC連打。
 相手に向かって、小さい無数の龍撃拳を両手で放つ。
 連打するほど長い間、たくさんの飛び道具を放っているが、
 連打中は常に気力ゲージを消費していく。
 気力が赤色の時だと、これまた、手元で飛び道具が消える。
 ただ、連打している限り、飛ばなくても平手だけは何度も放っている。

<超必殺技>
覇王翔吼拳 641236+A
 中腰の姿勢で構え、胸元で交差させた腕を腰まで引いたのち、
 前方へ巨大な気の弾を打ち出す。
 攻撃の前後にかなりの隙がある。

<潜在(隠し)必殺技>
超級覇王翔吼拳 2363214+C
 気を全身に纏い、自ら巨大な飛び道具となって、
 相手に放つ(突進する)技。
 飛び道具(?)なのに、ガード不能。
 発生は遅いが、判定は強め。
【ヴァレリア・ガルシアのセリフ解析】

<攻撃のセリフ>
パンチ「はっ!」
キック「やっ!」
ハードブロウ「やぁっ!」
零距離龍撃拳「龍撃拳っ!」
旋回脚1「てぇいっ!」
旋回脚2「旋回脚っ!」


龍撃拳「龍撃拳!」
空中龍撃拳「龍撃拳!」
雷煌拳「雷煌拳!」
蒼壁拳「蒼壁拳!」
飛龍拳「飛燕拳!」
連龍咆拳「さい! さい! さい!(×n)」

覇王翔吼拳「覇王翔吼拳!」

超級覇王翔吼拳「超級!/覇王!/翔吼けぇぇぇぇん!!/
        (ヒット後)爆発!」


<ダメージボイス>
パンチ「たっ!」
キック「うっ!」
ハードブロウ「あうっ!」
必殺技「痛ッ!」

ファイナルダウン「ああああ……」

2本目必殺技負け「い、いやぁ…………」
(両手で自分の肩を抱きしめながら、うずくまる)


<勝利セリフ>
通常1本目「(座り込み、両手を地面につけながら)
      か……勝てた……」

通常2本目「お……おす(小さい声で)……ありがとうございました!!」

パーフェクト時「(何故かその場ですっ転び、胴着がほどけ、スカートがずれる)
      いやぁあ、みみみ、見ないで下さい!(必死に隠しながら泣き叫ぶ)」


<勝利画面>
通常1「才能無いって思っていた私が勝てるなんて……嬉しいなぁ」

通常2「私……もっともっと、頑張ります!」

通常3「こんなにも凄いんだ……勝つことによるレベルアップって……」

VSユナ「わ……私、女性としてユナさんに憧れていて……勝てるなんて夢にも……」

VSユリアン「そんな、兄さんに勝てちゃうなんて……ビックリカメラ!?」

VSショウ「ショウ君、あの、いままでごめんなさい。
      でもこれからは、何とか頑張っていけると思う」

<その他>
気力溜め「はあぁぁぁぁっ!」
受け身「はぅっ!」

挑発「に、逃げちゃダメだ……!」
●CPU戦掛け合い●
(VSヴァレリア・ガルシア)
ヴァレリア「!?!?!?! どどどど、ドッペルゲンガー!?」
ヴァレリア(CPU)「いや、あの……ドッペルゲンガーじゃなくて……」

(VSユナ・サカザキ)
ヴァレリア「ユユユユナさん、あのあのあの……」
ユナ「ヴァレリアちゃん、あなたの本気…私が受け止めてあげるわ!」

(VSユリアン・ガルシア)
ヴァレリア「そんな、そんな……兄さんと戦うなんて……」
ユリアン「どないしたんや、ヴァレリア? お前の本気、ワイに見せてみいや!」

(VSショウ・サカザキ)
ヴァレリア「ショウ君……あの……私、強くなれました!」
ショウ「そっか…。 じゃあ、僕も遠慮無く行くよ!」

(VS羅刹)
ヴァレリア「ににに、忍者ぁぁぁぁ!? いや、あの、ホンモノですかぁ!?」
羅刹「うむ、いかにも我は忍びに生きる者…。 さあ、いざ参られよ!」

(VSロジャー・ディヴァイドステージ)
ヴァレリア「あの有名なロジャー・ディヴァイドと闘うなんて……か、勝てるのかな……」
ロジャー「こんな可愛いお嬢ちゃんと闘うなんて……参ったな……」

(VS藤岡三十郎)
ヴァレリア「あ、あの……信じてください!
      私、こんな格好していますけど、本当に空手家なんです!!」
藤岡「……あ、ああ……そうなのか。
   ……わかった、何も言わないから早く始めよう」

(VS麟暁狼)
ヴァレリア「あ……あ、あの、よろしくお願いします(赤面しつつ)」
暁狼「こちらこそ、お願いします。可愛いお嬢さん」

(VS 藤堂雫)
ヴァレリア「合気道……初めてみた……」
藤堂雫「そういうあなたは極限流の使い手ですね?
    全力で勝負しましょう!」

(VS ロン・フー)
ヴァレリア「も、もしかして、お笑い芸人さんか何かでしょうか?」
ロン・フー「し、し、失敬なぁ!?
      お、俺はこう見えても刑事なんだぞぅー!?」

(VS中根智則)
ヴァレリア「私は別に世界一とか、どうでもいいんだけどなぁ……」
中根智則「何言ってんの、やるからにはてっぺん目指さないと!さあ、始めるぜ!」

(VSミリアルド・スターゲイザー)
ヴァレリア「なんだろ……この人……恐い……!」
ミリアルド「ふん…貴様如き小娘に用は無い。死にたくなければ、そこをどけ…」


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