DEVIL
〜悪魔の手を持つ少年〜


イラスト:かみぃゆさん
原案:茜丸さん
■Profile
名前:夜(よる)
年齢:13歳
身長:158cm
性別:男
趣味:殺人ゲーム
好きなもの:ロキ
嫌いなもの:ダサいオヤジ、ゼウス
■キャラ背景
リアリティウォッシュ作戦の影響を受け、
突然変異的な異形の姿と力を持つ者達の住む隔離地域「外区」の少年。
強靭な鱗と爪のある巨大な悪魔の両手を持つ少年。
その能力は人間を遥かに凌駕した「手の筋力」はもちろん、
鋭い爪を持ち、強固な鱗は銃弾をも弾き返す。
そして、その「悪魔の両手」のみならず、
彼は自分を中心とした半径数百メートルのテリトリー内では、
空間の狭間から無制限に「闇の手」を召還することができる。
更に知能も発達しており、悪魔のように狡猾な一面をもつ。
その恐るべき能力と無邪気な残酷さ故に、
「デビルハンド」の通り名で恐れられている。
三島呂几の生き様に子供らしく単純に「カッコよさ」を感じ、
やがて屈折した感情を抱くようになる。

外見は、両手を除けばKOFのクリスのような愛らしい美少年。
髪型は銀髪のセミロング。いわゆるオカッパ頭。
ヘビーメタル系の黒を基調とした衣装に身を包む。
指には沢山のシルバーアクセサリーを大量に装着しており、
上着はハイネックのノースリーブ。
ズボンは黒のレザーパンツで、ゴッツイ革靴を履いている。
また両腕には黒い革ベルトがグルグルと大量に巻きついている。
■外区(がいく)
リアリティウォッシュ作戦において、
ネバーランドの「現実を洗い流す幻想のエネルギー」を色濃く受け、
異形異様の生物体系を持つようになった第一級の危険地域。
一つ一つは半径数kmの小規模な地域ではあるが世界中に広く点在している。
何らかの超能力を得た人間、獣化能力を得た人間など、
常人を遥かにしのぐ能力者達の巣窟とされる。
特別な力を持っているとはいえ、その人格は人間と何ら変わらないが、
その異能を恐れ普通の人間達は外区には近づかない。
「夜」はその外区でも「最強」と呼ばれ、またその猟奇的な殺人癖から、
外区の者達にさえ、神出鬼没のモンスターとして恐れられている。
■特殊技
→強P=CLAW
 爪が真横に伸びる技。ダルシムのパンチのような性能。

■必殺技
@RAY CV:「光…あれ!!」
 掌の中心に肉を突き破って丸いレンズのようなものが現れ、
 そこから真横にビームを放つ技。ガードは可能。
 強化版:ビームが多段ヒットする。(ゲージ10%使用)

ADARKNESS CV:「…夜は闇」
 真っ黒で巨大な闇の手が、地面から真上に向かって突然襲ってくる技。
 弱は目の前、強はやや前方に出現する。
 結構な高さがあるので、弱は先読み対空くらいにはなる。
 強化版:ヒットすると相手を掴んで地面に叩きつける。(ゲージ10%使用)

BGRIP CV:「つかまえ…た!!」
 投げ技。相手を両手で掴んだ直後、
 両手が更に禍々しく巨大化して握りつぶす。
 「パン!」という破裂音がする。
 強化版:両腕の前腕が切り離されて真横に飛び、
     それにヒットした(ガード不能)相手を問答無用で掴む。
     (ゲージ40%使用)

■超必殺技
@GAMMA-RAY CV:「I've wated for to fire! GAMMA-RAY!」
 飛び道具判定の乱舞技。
 普通に「RAY」を放ち、それがヒットすると相手をロック。
 画面の全方向から十二本のレーザーが飛んできて相手を貫く。
 初弾をガードされればそれまで。

AEGO CV:「もう…いらないよ!!」
 基本的には弱「DARKNESS」と同じ。
 ただしヒットした場合のエフェクトが変わり、
 相手を握り潰し、画面端まで思い切り投げつける。

BDEEP CV:「闇の深淵に…ようこそ!!」
 超必投げ技。投げ間合いの相手を掴んだかと思うと、
 なんと胸や腹、太腿など全身から「悪魔の手」が出現し相手を掴む。
 最後に腹の真中に巨大な口が開き、その中に引きずり込む。
 吸い込まれた相手は地面から「巨大な闇の手」に持ち上げられて出てくる。

■タイム強制終了技
LOVE
CV:構え時「この構えの意味が、わかりますか!?」
  フィニッシュ「愛です!!」
 上中下段全てを取る当て身技。
 まず両手を広げて無防備に上半身を突き出す構えをとる。
 構え中に攻撃を受けると発動。
 無数の手が画面全方向から伸びてきて相手を捕獲する。
 そして身動きの取れなくなった相手の心臓を貫手で貫く。

■挑発
■挑発

@(前髪を軽くかきあげる)「逃げるンですか!?」

A(やれやれという感じのポーズ)「……試合放棄ですか……………!?」

vs三島呂几
(前傾姿勢で顔を突き出して微笑む)「もっと楽しく戦いましょうよ!!」

■敬礼

(両腕で身体を抱えてうずくまる)「僕の身体が…火照ってる…」

vs三島呂几
(両腕で身体を抱えてうずくまる)
「ああ…そんなまなざしで ぼくを見ないで……!!」
■キャラ演出
■登場時演出

両腕が拘束具のベルトで封じられた姿で登場。
それを引き千切って、両腕を掌まで開く。
「イッツァ……ショータイム!!」

■特殊登場演出

vsフォリン・エルウィング
両腕が拘束具のベルトで封じられた姿で登場。
それを引き千切って、両腕を掌まで開く。
「愛なんて幻想ですよ!!」

vsスレイヤー
銃に模した手つきで相手を指差す。
「ダセーおっさんはこの世から消えてもらう!!」

■勝利ポーズ

ラウンド勝利時:
首をかしげて、うっすらと微笑む。
 CV:「つまんない…ぼくを おちょくってるンですか…!?」

フィニッシュ時:
片方の手が一瞬巨大化して元に戻る。
 CV:「デビルハンドは 今なお進化している……!!」

■特殊勝利ポーズ

ラウンド勝利時:
vs三島呂几
首をかしげて、うっすらと微笑む。
「…三島さん、もっと怒ってください!!」

フィニッシュ時:
vsスレイヤー
相手の顔を覗き込む。
「あなたって おもしろい顔ですね!!」
■敗北時演出
(ちょっと色っぽい声で)「あ、あ…っ…」
■通常勝利メッセージ
「ゲームを楽しむのに理由なんてありますか!?
 生きることに…さほどの理由がないのと同じことです!!」

「……ゲームだ!!……殺し合いも……人生も……!! ゲームさ!!」

「匂う…死臭だ!!……死の匂いだ……!!」

「…神は光と闇を分け…光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた…!!」

「…夜は闇、闇は光へと転換する!」
■特殊勝利時メッセージ
vsフォリン・エルウィング
「人間を愛して、期待して、何が残るのですか!?
 ……それは+でもなければ0でもない……喪失感という−だけです!!」

vsスレイヤー
「おっさん!!説教たれンのは あの世に行ってからにしな!!」

vs三島呂几
「どうしよう…こんなに…あつい…!!
 はちきれそうだ…………はちきれそう……!!」
■乱入デモ:試合前
血祭りに上げられた無数の死体の山が画面に移り、
そこから上へと画面がスクロール。
死体の山の上に両手を拘束具で封じられた夜が立っている。

「…あなたは知らない …"敗北"の そのエクスタシーを…
 全ての重荷から解放される 悲しいまでの歓びを…
 ぼくが教えてあげましょう…」

vsフォリン・エルウィング
「この際はっきり言っときます!! あなたはまだ知らない!!
 神はけっこう気まぐれで 信じる者にさえ手を差しのべず
 奈落の底へと おいやることも時にある…ってことを。」
■乱入デモ:試合後
傷だらけの夜が、狂気じみた笑みを浮かべて台詞。

「鎮魂歌を…奏でましょう。
 負けたぼくに永遠の…さよならを。」




vsフォリン・エルウィング
「愛は幻想です。運命も幻想です。宿命も幻想です。
 なぜならば誰もその姿を見たことがない……違いますか!?」

台詞のあと、闇に飲み込まれるように姿を消す



vs三島呂几

倒れている夜を見下ろすロキの絵。

ロキ「ひとつだけ言ってやる…てめぇと楽しく戦ったらよ…」

人差し指で帽子のひさしをあげたロキの眼のアップ。

ロキ「てめぇと戦って死んでいった奴らの…愛が報われねぇ!!」

傷だらけの夜が、狂気じみた笑みを浮かべて台詞。

夜「今日はっきりとわかりました。……やっぱり、
  あなたの中には ぼくはいない。
  それを知るということは…本当に……寂しいことです…!!」

台詞のあと、闇に飲み込まれるように姿を消す。



vs月影ウルハ、月影セツナ

「いつからだろうか…
 ホントに
 いつからなのだろうか…………

 母親を…父親を
 ひとりの人間としてしか
 見られなくなったのは
 ……………!!

 いつからだろうか……
 会話することが
 とても面倒になったのは。
 ……いつからだろうか……
 本音を言うのが
 怖くなったのは………

 いつからだろうか……
 痛みを…人の痛みを
 感じなくなったのは……
 いつからだろうか……
 愛を…………

 愛を
 信じなくなったのは。
 ………ホントに
 いつからだろうか………

 愛はいつも
 ぼくの目の前に
 いるのに……!!」

薄っすらと涙を浮かべて微笑みながら、闇に飲み込まれるように姿を消す。
■ストーリー
「『外区』は、はじめてじゃなかった…」
「ふ〜ん?」
「少なくとも『あの男』は、何度か『外区』を経験していた…
 30余年前の昔、『俺達』の起こした作戦の影響で生まれたこの『外区』を」
「へぇ…あなた達が起こしたんですか…『アレ』」

一人の男が「外区」と呼ぶ、幻想的な雰囲気をもつ森林の中、
もう一人…両腕を禍々しい拘束具で封じられた少年が、
木の上から見下ろすように男の話を聞いている。

「あの事故の折…世界中全くのランダムでまばらに、
 不特定の地域がネバーランドのエネルギーを色濃く受け、
 あろうことか自然には考えられない…というよりはむしろ…
 『子供の見た夢』のような生態系を持つようになった」

木の上の少年を見上げる男は、静かに…そして力強く話を続ける。

「何もかもが常軌を逸し、何が起こるかさえ想像できないことから、
 人々はそれを第一級の危険地域…『外区』と呼ぶようになった」

木の上の少年を見上げる男は、口元に薄っすらと笑みを浮かべた。

「非常に…面白い!」
「それで…僕にナニか?」

木の上の少年は、とぼけたような顔をして素っ気なく答えた。

「私の…部下の話なのだがね?」

木の下の男は、サングラス越しにではあるが、少年を再び見据えた。

「ええ…さっきも聞きましたよ…
 貴方の部下…それなりの凄腕で、優秀な貴方の部下…
 そして…『外区』は、はじめてじゃなかった…それがどうしました?」
「『外区』という場所を良く知った男だった…
 魚や動物、虫などの力を持つ人間…非常に風変わりな超能力を持つ人間…
 人間の常識を超えた、相当な『化物の巣窟』だと知っていて…
 尚且つ、何度も『外区』の者ともやりあった猛者だった」
「『化物の巣窟』とは、酷いな…」

木の上の少年は「酷い」などといいつつも無邪気な笑顔を浮かべた。
それにつられたのか、または別の理由か木の下の男もまた、
氷の張りついたような不思議な笑みを浮かべた。

「…その男がいったのだよ…『人間は悪魔には勝てない…絶対に勝てない』
 体中を引き裂かれた無惨なザマで、狂ったように…脅えたようにな!」

その台詞を聞くと、木の上の少年の笑顔も狂気をはりつける。

「デビルハンドの『夜(よる)』…おまえの通り名だろう?」

木の下の男は、いつのまにか少年…「夜」の隣に移動していた。

「どうして僕だと?」

夜は、男の瞬間移動にも微動だにせず、横を向いたまま笑っていた。

「『両腕を自ら拘束した銀髪の少年』…人違いとでもいうか?
 外区に詳しいものは皆そう教えてくれたよ…
 ついでに『外区最強最悪の悪魔』…『最狂にして最凶』…ともな!」

そういわれても尚も無視するように、少年は横を向いたまま答えた。

「あなたも知ってますよ…多分、アルシャンク…さんでしょ?
 僕以上に見間違いのしようがない…ですから…
 らしくないなぁ…部下の敵討ちですか?」

それを聞くとアルシャンクは、ニィと歯を見せて笑った。

「知っているか?一度泣き声を上げた闘犬は、もう役には立たない!
 あの用なしには、私が直々にトドメを刺したよ…
 ここへ来たのは…久しぶりに興味をそそられたからに過ぎない」

ここへ来て初めて、夜がアルシャンクを見据えた。

「ふふ…じゃあ僕と同じだ…
 噂どおりで嬉しいですよ…期待していたとおりの人だ!」
「クックックッ、私を誘き出したつもりか!」

台詞とともにアルシャンクの体が溶けるように崩れ落ちる。

「身のほど知らずが!」

アルシャンクの溶けた場所から、
コウモリのような翼の生えた魔物が数え切れないほど飛び出てきた。

魔物達は、夜の周り…上も下も前も後ろも完全に包囲した。
それこそ逃げ場はなく、一斉に襲い掛かったなら、
常人なら、さばくことなど不可能であろう。

だが、それでも夜は周囲を一瞥した後、素っ気なく笑った。

「凄いなぁ…普通の人なら30秒で白骨…かな?」

余裕なのかハッタリなのか、そんな妖しい笑みを浮かべる夜に、
それでも容赦なく魔物の群れが襲い掛かった。

しかし…

夜に触れる前に…魔物の群れは、その動きを止めてしまった。
いや、止まったのではない。止められているのだ。
夜が腰掛けている木の幹から、枝から…そして何もない空間から…
漆黒の…まるで悪魔のような…禍々しい…「手」が、
無数の魔物と同じだけ、それこそ無数に、そこかしこから「生え」て、
そして魔物を掴み取っていたのだ。

「すみませんね…僕…まとめて相手にするの得意なんです」

夜がニッコリと笑うと、無数の手は魔物達を一つにまとめ、
それと同時に無数の「手」も、一つの巨大な「手」をなった。
そして気がつくと、その巨大な手に握られているのはアルシャンクであった。

しかし、すぐさまアルシャンクも、その「巨大な手」を引き裂く。

「フ…なるほど…『アイツ』では脅えるわけだ…」

一瞬で「手」を引き裂いて見せたアルシャンクに、
夜も若干、驚嘆の表情を見せたが、すぐに余裕のような笑顔に戻った。

「突然ですが、今日は僕の負けで良いですよ…」
「なんだと?この程度で脅えるようなオマエでもあるまい…
 それともなんだ…この程度で私を見下した気でいるのか?」

夜は、その問いに答える前にアルシャンクに後ろを見せてしまう。

「僕の欲しい『赤い果実』は…貴方には見えないからです…よ
 今日はそれを確認したかった…つまり、
 それは『強さ』じゃなく…『狂気』でもなく…」

高い木の枝の上から、まるで階段でも下りるように、
夜はスッと一気に地上に降りる。

「…ってことです」

夜は一瞬、少年のような無邪気な笑顔で振り返ると、
そのまま森の闇の中へと消えてしまった。

木の上に一人残ったアルシャンクは、冷たい笑みを浮かべた。

「何故…逃がした?この私が…恐れたか?…いや」

アルシャンクの姿が再び溶けるように崩れ落ち、今度は完全に姿を消した。

「きっと、アイツと同じ理由だろう…」

アルシャンクと別れた夜は、一人静かに、
空に浮かぶ巨大な「黒い扉」を見上げた。

「あの『扉』に向かう者達には…『希望』『宿命』『運命』…
 そんなものを感じる…でも、そんなものは『幻想』なのだから…
 教えてあげよう…殺してあげよう…でも本当に存在するのなら…」

夜が悪魔の笑みを浮かべる。そして、少しだけ哀しそうな瞳をした。

「僕も愛をみてみたい」

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