蘇る古金
〜The Revived Ancient Metal〜

原案:佐渡わかめさん
名前:八金毘古(やくさのかねびこ)
性別:不詳
国籍:日本?(姿が生じたのは日本・荒神谷遺跡)
年齢:1年未満と推測
創造:弥生中期某日(正確な暦は不明)
身長:190cm
体重:893kg
血液型:銅
趣味:趣味を行なう心はない
好きな食べ物:物は食わない
嫌いなもの:物を嫌いにならない
大切なもの:不明
武器:剣「天火(てんび)」、玉「群玉(むらたま)」、
    鏡「四水(しすい)」
格闘スタイル:八霊(やくさだま)の秘法
CV:池田秀一

■外見
裾縛りの白布衣で頭部と両手以外を覆い、青銅の短甲で胴を包む。
顔はモンゴロイド人種の特徴を映し出した形状を成し、
像のように決してその表情が変わる事はない。髪形は角髪(みずら)。
その髪も、青銅の塊をその形状に写彫りにされただけのもの。
両手は、指が全て青銅の管に節を加えたような指であり、足には指はない。
両下腿は青銅の脛防具と沓によって覆われる。
倭の古人を映し出した銅像が独りでに動くような姿、それが、八金毘古。

■人物設定
太古から現代にまで残った、ある八つの銅鐸が落雷に打たれ、
その銅鐸の破片全てが荒神谷遺跡に集い、人の姿を成した存在。
新たな姿としての生を受けたと同時にその霊力が外気に漏れ、
外気に触れたその霊力が三つの霊具「天火」「群玉」「四水」を産み出した。
この存在は三つの霊具を有し、誰も知らない「ある目的」のために動く。
この存在は「目的を達した時、元の位置に還る」らしく、
それ以外の心は全く無い。
しかしその目的は、誰も知る筈が無い。
この存在自体に「心」が無い為、誰も知る事は出来ない。

●「八つの銅鐸」
八つの銅鐸は、荒神谷遺跡から発掘されて各資料館、
博物館に運ばれたもの七つ、
荒神谷遺跡から発掘されていないもの一つからなる。
それぞれの銅鐸は弥生中期、
「山の各地に八本の稲光が同時に下された」事により作られた。
「八本の稲光」を、当時のある村の人々は
「大きな吉凶のある神託」ではないかと考え、
一本ずつの稲光を神の霊威一つととらえ、
稲光一本につき八個それぞれの銅鐸に霊威をあらわす聖紋・聖文を刻んだ。
銅鐸の名称は、それぞれ
「大(おお)」「火(ほ)」「黒(くろ)」「析(さき)」
「若(わか)」「土(つち)」「鳴(なり)」「伏(ふし)」
という。
この頃、八金毘古という概念は全くない。

●「三つの霊具」
八つの銅鐸のかけらがひとつに集合した際、霊気の大きな塊が三つ湧き出し、
それぞれの塊が三つの霊具となった。
つまり、八金毘古そのものの一片でもある。

■武器設定
・剣「天火(てんび)」
形式は、古代の日本で使われた「剣」「鉾」と同等の両刃の刀剣。
おそらく素材は外見から察するに「青銅」のようだが、
正体不明の霊力を帯びている。
全長約90cm、握り柄は約20cm。

・玉「群玉(むらたま)」
八つの勾玉と多くの管玉を組み合わせて作られた、勾玉の首飾りらしきもの。
八つの勾玉は無色と赤、黒、白、緑、茶、黄、青の半透明の石が一つずつあり、
勾玉と勾玉の間は「翡翠」らしき外見の管玉で区切られてある。
正体不明の霊力を帯びている。

・鏡「四水(しすい)」
形式は、古くから使われていた「銅鏡」と同等の鏡。
反射面とは裏側には、折れ線と火状紋のみで埋め尽くされた装飾がある。
反射面は何でも傷一つつかず、
異界の光を呼び出すとされる正体不明の霊力を帯びている。
直径約20cm。


★キャラ演出

■登場デモ

地面にヒビが入り、跪いた姿の八金毘古の姿が、
そのヒビから押し出されるように地面から現れ、立ち上がる。

■勝ちポーズ

・一本目
「天火」を頭上に掲げ、「天火」が光を発する。

・二本目
「群玉」の玉がちぎれ飛び、その八つの勾玉がそれぞれの色の光を発して、
八金毘古の周囲を回り、八金毘古は画面手前を向いて、
「四水」を「天火」とは逆の手に抱え、八金毘古の頭上に光の球が光り輝く。

■勝利画面

「……」

「…………」

「………………」

「……………………」

■挑発

「天火」が光り輝き、体表が電光を帯びる。


★技設定

■キャラ性能
単発の攻撃力は総じて高くは無く、総合的な手数も少ないが体力値は高い。
総合的に攻撃力、速力は平均的で技の性能も悪くないが、
剣質ゲージが無い時は攻撃パターンが単調になりやすく、対空面がやや弱い。
上級的な戦法を用いるには、
全ての技を場に応じて的確に使い分ける事が鍵となる。

■通常投げ

「甕土(みかと)」
 相手を掴み、霊気で吹き飛ばす。間合いが大きく離れるが、
 画面端で投げた場合は、
 しゃがみ強斬りがダウン中の追い打ちとして当たる。

■空中投げ

「月邪(つくざ)」
 相手を掴み、霊気で吹き飛ばす。間合いが大きく離れる。

■ダッシュ攻撃

上段:「食火(もちぼ)」
 素早い剣突き攻撃。リーチの長さ、攻撃発生に優れた牽制技。

下段:「水刀(ひと)」
 素早い下段突き攻撃。攻撃速度が上段ダッシュ攻撃よりも速く、
 中距離からのガード崩しとして強力。

■防御不可斬り

「経津(ふつ)」
 霊気を込めた斬り下ろしで攻撃。
 発生速度に優れるが、威力は強斬りより低い。

■打ち上げ斬り

「御石(みわ)」
 霊気を込めた剣を地面に突き刺し、地面から光を隆起させる。
 発生が遅いが、ガードされた後の隙は全く無い。

■必殺技

「黒(くろ)」:236+斬り
 前進しながら剣を横に突き払う突進技。
 弱は発生が速く、強は発生が遅いものの高速で画面端まで進む。
 弱は中距離からの牽制、強は連続技と使い分けるといい。

「析(さき)」:632146+C
 相手の顔前に鏡を掲げ、相手の剣質ゲージを全て無くす投げ技。
 間合いこそ狭いものの発生が速く、体力へのダメージは一切無い。
 ゲージを消した後、相手の剣質ゲージの25%が自分のゲージに加えられる。
 投げ後は相手が大きく後方に吹き飛ぶ。

「若(わか)」:421+斬り
 剣に霊気を溜め、力を込めた斜め切りを放つガード不能技。
 攻撃まで時間がかかるが、攻撃前の溜め動作には下段技以外に対して
 無敵状態になるため、中距離から起き上がりに重ねて使う。
 通常技からキャンセルして使うことは不可。

「鳴(なり)」:空中896+斬り
 空中で停止後、前下方向に弧を描くように剣を払い上げる。
 発生の速い中段技で、攻撃範囲が非常に広いためめくり性能、
 空対空性能が強い。ガードされると不利になる。

「伏(ふし)」:4ため6+斬り
 霊気を込めた剣で素早く前に突き払う。リーチが長く、
 中距離なら飛び道具をかき消しながら相手に当てる事が可能。
 攻撃範囲のどの位置でガードされても五分になるが、威力が低いのが欠点。

■超奥義

「大(おお)」:21416+斬り
 剣を突き上げ、地面から光の柱を天高く噴上げる。
 攻撃発生は速いが無敵時間がなく、割り込みとしては適さない。
 対空として使う場合は相手とやや離れた状態で使うのが望ましい。
 技後の隙は大きく、確実に当たる状況以外では反撃は確定する。
 威力が高いため貴重なダメージ源となる。

■潜在奥義

「火(ひ)」:6321463214+AB
 剣を真上に高く掲げ、周囲に落雷を落としたあと、
 前後の地面に稲光を這わせる。
 地面を這う稲光は画面端まで高速で届き、下段判定。落雷中は無敵状態で、
 落雷の攻撃範囲は中距離までと広いが最速攻撃位置は近距離の為、
 近距離以外での反撃には向かない。対空として抜群の性能を発揮する。

■乱舞奥義

「土(つち)」:22+斬り、A、B、C、A、B、C、A、B、236+C
 突き降ろし(中段)or突き(上段)から連続突きで攻撃後、
 鏡から発する光を相手に浴びせ、
 肉体を銅像に変化させて行動不可能にする。
 銅像変化で行動不可になった相手は攻撃を一回当たるか、
 25秒経過しないと銅像状態が解除されない。
 総ダメージは大(超奥義)よりも低く、
 潜在奥義に匹敵する大ダメージを与えるには強力な追撃を要する。


■ステージ:名も無き遺跡(島根半島 出雲の裏山)
二本の大きな石柱が「入り口」を現すように立ち並び、
その「入り口」を通るように古く欠けた石畳が置かれ、
その先には古い木柱二本と割れた石板が立っている。
おそらく非常に古いものらしく、
「国引き」にまつわる跡ではないかという噂があるが、
「国引き」はいまだ伝説の域のため、定かではない。


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