カプエス
DJステーションシリーズ
『CSanon、プロローグ』
作者 KUSANAGI´さん
プロローグ4「過去の残光」
夢。
夢をみていた。
昔の夢。
でもそう昔ではない夢。
あの時あの場所で、
水に飲み込まれそうになったとき、
あの人はもうなにかが人とは違っていた。
そのあと恐竜に襲われたとき、
自分とあの人をつないでいた仲だちの糸は、
あの人によってあの人の意志に関係なく切られた。
あのチカラで。
あたしはあのときあの人が恐くて、
恐ろしくて。
ほんとうに…人間だったとは思えなかった。
だけど。
だけどだけど。
その人との心からの仲はどうしても切ることができない。
嫌なのに。
嫌なのに。
ちがう。
そういってる自分がまちがってる。
嫌なんじゃなかった。
そんな言葉であの人の恐いところから自分を守ってただけ。
嫌いになんかなれない。
なぜ?
あんたがあたしと…『親友』だ…か…ら…?
そうだよ…親友………
ほんとは…あたしもあんたとずっと、『親友』でいたい!
嫌悪感。
そんなことじゃダメなことがわかったのは、いつの日だろう…
あれから2年の月日がたった。
朝でも眠い目を擦りながら、
親友のこの言葉をよく思いだす。
たしかあんたが中国に行く少し前だっけ。
あたしがこの言葉を言われたのは。
「理香、あたしがいなくても、寝坊しないでよ。」