裏ラジオ!
『おりちゅぴ!』

第十三回放送
〜2,14後夜祭〜

作者 蓮華さん

チャラッチャッチャッチャ〜♪チャラララ〜♪
チャ〜チャチャッチャッチャッ♪チャラララチャ〜♪

飛鳥「こんばんは。今回の司会の一人、草薙飛鳥です。よろしく」
洋介「アシスタントの土方洋介だ」
室伏「待ちに待ったおりちゅぴだ。二人ともよろしく頼む」
飛鳥「話題……どうしようか?」
洋介「俺に振られても困る。最近はバレンタインがあったな」
室伏(ぎくっ)「バ、バレンタイン?」
飛鳥「あったね。チョコレートをもらったよ。日本だけみたいだけれどね。それは」
洋介「まあ、お陰で非常食の確保に丁度良いんだよ。14日は」
室伏「ふ、二人はどんなバレンタインを?」
飛鳥「僕?いつも見たく授業を受けてチョコレートをもらったよ。知らない人からも」
洋介「十五日にチョコレートが大量に来た。本部で代理でもらったとかで」
室伏「まともなバレンタインだったんだな……羨ましい……」
飛鳥「そうでもないよ。まともって言うのは何を基準で言っているのかは知らないけれど」
洋介「女ってのは怖い生き物だと言うことが改めて解るイベントだぞ」
室伏「……確かに……」
洋介「何せ、飛鳥の下駄箱にチョコレートが入っていたんだが、側のゴミ箱を見るとチョコレートが捨ててあったんだから」
室伏「それって、自分のチョコレートを目立たせるために女の子がやったこととか?」
飛鳥「良くわからないけれど、もらったチョコレートは食べてるよ。僕と俺でね」
洋介「女ってのは本当に怖い……敵に回してはいけない女ってのが居る」
室伏「解る!解るぞ!同士だ!!」
飛鳥「洋介、実体験入ってない……?その言い回し……」
洋介「良いか。世の中にはな、一人敵に回すだけで全てが敵に回る相手が居るんだ。つまり、連帯責任というか波状効果だな。
某組織のある人を敵に回すと……一人相手にするのなら別に良いんだが、他の奴らも敵に回る。……恐ろしいぞ」
室伏「つまり、回りが敵だらけになると言うことか……確かに想像しただけで寒気がする……怖いな。単体でも恐ろしい奴が
単体だけなら戦える相手が大量の味方を連れてくるとか、解る、解るぞ。同士!!(手を握って)俺に何かがあったら助けてくれよ!」
洋介「(遠い目)俺、形見が狭いからな」
飛鳥「きっぱり言う事じゃないと思うんだけれ……」

ホープ「男通しで何を話しているの?」

洋介「進路について」
室伏「……さらりと嘘、言ったな」
飛鳥「こんにちは、バレンタインはどうだった?」
ホープ「最高だったわ!!」
洋介「室伏……なんか震えてるぞ」
室伏「気のせいだ。気のせい」
ホープ「そうだ。三人とも、アップルパイを作ってきたのだけれど」
飛鳥「アップル……パイ?」
洋介「……すまない。もう一度言ってくれないか?」
室伏「これ、アップルパイじゃねぇよ」

三人の目の前にはアップルパイというか焦げた何かが置かれていた。

ホープ「遠慮しないで食べてね」
洋介「あーこれ、アップル……パイ?」
室伏「草薙飛鳥、行けッ」(手を掴んで)
飛鳥「え?」

白い炎が出てアップルパイらしき焦げたものを直撃。焦げたもの、跡形もなく燃え尽きる。

ホープ「何をするの!?」
飛鳥「……室伏くん、彼女が愛情を持って作ってくれたのだから、僕に焼かせなくても」
洋介「さて、そろそろEDに行こう。……ツヴァイ、悪いが後に離脱させてくれ(小声で)」
室伏「それじゃあ、また次回におあ……」
ホープ「室伏くんの………室伏くんの、莫迦!!」(ドカッ)
飛鳥「決まった。左ストレート、世界もねらえるね」
室伏「や、焼いたのはあす……」
ホープ「焼かせたのは室伏くんでしょう!?酷い(ドスッ)酷いわっ(ドスッ)」
ツヴァイ「(小声で)隊長、迎えに来ました(影から現れて)……何なんですか?あのサンドバックになっているのは」
洋介「ツヴァイは影使いだから、……助けてやりたいんだが、すまない……後で回復はしてやる」
飛鳥「それでは、また次回に逢いましょう。BGMは嵐のサキソフォンだよ」
ホープ「莫迦!(ドスッ)莫迦!(ドスッ)室伏くんの……莫迦!!(クリーンヒット)」
飛鳥「これも愛情だね」

チャラッチャッチャッチャ〜♪チャラララ〜♪
チャ〜チャチャッチャッチャッ♪チャラララチャ〜♪

洋介「……いや、かなり違うような。まあ、幸運は祈る。おりちゅぴぃ!!」
ホープ「あら?終わり?ちゅっぴぴぃ!!」
飛鳥「と言うわけだね」
室伏「……お、終わり……か?(がくっ)」
ツヴァイ「来週もまた、お楽しみに」



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