超機対戦

#1


ギルティ「ククク…まさかあの七月が小説を書くとはな…」
屯雲「くだらんし、つまらん内容だ…イラつく…」
ギルティ「まぁ…何時まで続くか…見物だな。」

「(´・ω・`)ショボンヌ」

〜超機対戦〜 レイファーガvsデスファーガ

「やっぱりスーパーロボットってのは男の夢じゃんか。」

この一言が全ての始まりだった。私はどう言うわけか今炎天下の中、作業をしている。
相棒、ヘルレイオスのこの一言から始まり、どう言うわけか本当にロボットを作る羽目になった。

「こんな事をしている時間は無いと言うのに…!!」

困った事に私は人型の機動兵器…所謂スーパーロボットと呼ばれるものは作った事がなかった…否、作りたくもなかった。
既に蠍型機動兵器、DG(デストロイドギア)と呼ばれるモノが完成していたし、そう言うアニメや漫画等の2次元な兵器は趣味では無かったのだ。

だが、作るとなると話は別だ。アーリィーが偶然集めていた日本のロボットアニメーションを台詞を暗記出来るまで全部じっくり視聴した後、
インターネットでも情報を採取した。私は完璧主義者な為、こう言うのは一から完璧に行うのがモットーなのだ。
だが今回ばかりはどうやっても上手く行かない。すると困った私の前にあの男が現れた。

「てこずってる様ですねぇ。」

最悪だ…この炎天下の中、作りたくないものを作らされ、その上この男の訪問…しかも良く見ると薄く笑みを浮かべているこの男…

「何の用だ教授。悪いが今貴様と戯れているヒマはない。」

私はともかくこの教授と呼ばれる「イラダチの原因:A」を追い払おうと努力した。だが教授はファイルを手渡すと笑顔でこう応えた。

「我々に敵対する組織…『暦』…と言いましたか?そこの兵器のデータです。」
「……何のつもりだ?暦と言えば我等の敵じゃないか…敵の技術を盗めとでも言うのか?」
「えぇ…その通りです。」

あっさりと返しやがった…反論しようとも思ったがコレ以上イラダチが増えるのはゴメンこうむるので止めた。それを良い事に教授は止めの一言を繰り出す。

「その技術があれば貴方の機動兵器を完璧に上回る機動兵器が出来ますよ。」

『完璧に上回る』と言う所が妙に強調されていたのが気になったが…我慢した。それを言うと笑顔で教授は去って行った。

「ようやく行ったか…」

これで「イラダチの原因:A」が消えた…だが全てが解決したわけでは無い。案が浮かばなく途方に暮れていた私は何気なく置いて行ったファイルを見た。
まったく何処から手に入れたのか…まァ、どうせシェイド辺りにでも探らせて入手したのだろう…扉に「RAY-FAGA」と書かれたこのファイル。
所々欠けた設計図と数枚の写真が入っている。

「ほぉ…敵の兵器も中々…って、ちょっと待て!何故所々欠けている!?」

欠けている…否、所々破れている設計図を見て私は確信した。
間違いなく奴の仕業だと……



そして数ヵ月後、なんとか無事、我が涅槃初の2足歩行型ロボットは完成した…



#2へ
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