超機対戦
#2
纏「作るとなると早いね〜七月君。」
終矢「早い分内容が中途半端とかじゃ無いよな…?」
纏「心配性だなぁ〜終矢は。大丈夫だよ……多分…」
〜超機対戦〜 レイファーガvsデスファーガ
「奪われましたか…設計図が。」
「はい……」
大人の男と子供の女が話していた。普通なら大人の男の方が偉く見えるだろう。だが違っていた。
椅子に座っているのは子供の女の方だった。”殺人機人の長月真紀”。それが彼女の名前である。
「つい先ほどの話です。敵は単独で進入し迅速に目標物を奪取後、逃走。我が部隊と交戦になりましたが止める事は出来ませんでした。」
長々と真紀に報告をするのは彼女の部下である中尾邦彦である。
「そうですか…これは面白くなってきましたね。」
「面白くなってきた…?」
「えぇ…例の設計図が狙われているという事は随分前から耳に入ってましたから。」
そう言うと真紀は例の設計図を取り出してみせた。
「さすがは真紀様。最初から偽物にすりかえておかれるとは。この中尾、感服致しました。」
「偽物ではありませんよ。」
「…………え?」
「奪われたのは正真正銘、アレの設計図です。まぁ、機密部類の項目は予め破っておきましたが。」
「しかし…破っておいたとは言え、何故敵に塩を送るような行為を?」
「アレのライバルが欲しかった…それだけです。」
「…………は?」
呆気にとられる中尾を後目に真紀は続ける。
「やはりロボット物と言えばライバルはつきものなんですよ。鉄○28号にはブラッ○オックス、勇者王には白き箱舟と言う様にね。」
『巨大ロボットにおけるライバルの必要性』について熱く中尾に説く真紀。
その頃涅槃側はついに完成したアレのライバルの完成披露会(仮)が行われ様としていた。
「諸君!紹介しよう!これが我が涅槃の新機動兵器…○○○○だ…!!!!」

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