血塗られた歴史と炎
ファイナルラウンド「後日談」
あれから数日が過ぎた……
学校もない日、京は、珍しく修行を休んで
彼女のユキとデートに行くことにした。が……
「……京?どうしたのよ、元気ないみたいだけど」
その本人は、さっきから下を向いたままだった。
ただユキの声を聞くと、
「え?そうか?……別に、何でもねぇよ」
と、ごまかしたりした。
でも、ごまかして少したつと、またうつむいてしまう。
この繰り返しであった。
「……京、なんか、悩みでもあるの?話してみてよ」
だが、ユキの問いかけはどこか上のそらの京。
「京!!」
「うわっ!と……どうしたんだよ…」
「『どうした』はこっちのセリフ」
だけど。
京は今気づいた。やはり何か考えている。
ユキはそうしか解釈できなかった。
「……まあいいわ。最近、何かあったの?」
☆
雪が降りてきた、が、残念かそうでないのか積もる様子は
無い。
「そんな事が、ね……」
☆
あれは一体何だか解らなかった。
奴は消滅するし、あの声もどこから出たか
訳の解らないことだらけだ。
「また復活したのか…?オロチ」
俺はそう思った。
「知らんな。俺は邪魔が入れば殺す、それだけだ」
俺の背中から八神の野郎はあっさり言ってくれたよ。
そんで。
「京、次の機会を楽しみにしておけ。殺すには時間が
たっぷりある」
そんな事を言って八神はいっちまった。
「勝手にしろよ」
「そういえば、桐生の奴が見あたらねぇな」
そんな事を、俺の力を持ったあいつが言ってた。俺は
こう言ってやった。「またひょっこり、現れんだろ」
って。
「薄れるような意識の中でてめぇの闘いを見て、
価値が変わったぜ、草薙。俺は心も強さも
鍛え直さねぇとな」
どこかの場所で、上着を背中の包帯にして、
桐生はひとりごちっていた。
「じゃあな、草薙。今度はKOFになるな」
「もっと早く会えるかも、な」
そして、あいつは行った。そして……
「さて、草薙京」
「なんだ?」
赤いハチマキのあいつが、話かけてきたんだ。
「実は、ここに来たのは、もう一つ用件があるんだ」
「なんだよ」
「お前と、真剣勝負がしたい!!」
急にそんな事を言われたからビックリしたぜ、でも、
俺は…
「いいぜ、かかってきな!」
「よし、こい!!」
俺は感じる謎の敵の予感、
そして新たなライバルと、出会えたのさ。
END
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