KOFXXオリジナル小説
『わたしの居場所』

08

作者 恵駆


―――――ロキ―――――

わたしにお菓子を買ってきてくれる人。
わたしに笛を聞かせてくれる人。
わたしをここに連れてきてくれた人。
わたしに居場所をくれた人。
わたしが世界で一番大切な人。

ロキはわたしにとってお兄さんみたいな人。
だからわたしは「ニーニ」って呼んでいる。

みんな、ニーニのことを大切に思っている。

ネーネも。
ヌルも。
ハレも。
ランディも。
シェクエルも。
オルタナは……ちょっとわからない。

ニーニもみんなのことを大切に思っている。

みんなニーニのことが好き。
ニーニもみんなのことが好き。

ニーニがいるから、みんなここにいる。

みんなといっしょにいられる。
みんなといつも触れ合える。

わたしはここが好き。
みんなと笑える、この場所が好き。

「ただいま戻りました。お土産、買ってきま……」
「お帰りさい……と言いたいところですが、
 ちょっと、静かにしてもらえますか?」
「その様ですね」

すぅ……すぅ……

「今日は、とても楽しいことがあったようですね。
 とてもかわいらしい寝顔ですよ」
「ロキはのんきですね。
 イリスはロキの帰りをずっと待ってましたよ」
「それは失礼しました。
 では、イリスさんが目を覚まされるまで、そばにいることにしますよ」
「イリスが起きた後も、相手をしてあげてくださいね」
「了解しました」
 
 
 
その頃、わたしは夢を見ていた。
 
ニーニと一緒に笑ってる、とても温かい夢を。
 
 
 
ニーニ、お帰りなさい。


 

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