カプエス
DJステーションシリーズ
『ねすちゅぴ』

作者 タイ米さん

 ネスツの復讐者、二人によって始まった新世紀ラジオ番組、
『ねすちゅぴ』。
 今日もまた、その放送時間がやってきたのである…。

♪チャラッチャッチャッチャ
 チャラララ〜
 チャ〜チャッチャチャラララ
 チャ〜チャチャッチャッチャッ
 チャラララ チャ〜
(オープニングテーマ)

マキシマ「ウィッす! もし俺が神様なら、甘いものをたんまり食いたい
     ハイパー人間キャノン砲、機械神のマキシマだ〜!!」
K´「うす。俺が神になったら、今すぐこの番組をぶち壊したい、Kちゃ
   んことK´だ」
マキシマ「Kちゃん……」
 早くもマキシマは怒りMAXだ。
K´「ハッ、お得意のベイパーか!? そんなの見え見…」
 その時だった。
 K´の背後を何者かが襲った。
K´「ウゴハァッ!!」
マキシマ「て、てめぇ…」
???「フム。今宵のケイオスタイドも絶好調!!」
K´「イグニス!!」
 そこにいたのはネスツのボス、イグニスであった。
マキシマ「何でここにいる!?」
イグニス「決まっているだろう。我がモルモットがラジオ番組などとたい
     そうなものをやってるのを聞いてな。どんな感じか、様子を見
     に来たのだ」
K´「ケッ、てめぇなんぞに様子を見に来てもらいたかないね!!」
マキシマ「そうだ。お前に心配されなくとも、ラジオ番組はしっかりやっ
     ているさ!!」
イグニス「ラジオ!? あの、ただひっちゃかめっちゃか騒いでるだけの
     茶番がラジオといえるのかね?」
K´・マキシマ「何!?」
イグニス「良いか。本物のラジオ番組というものをお前達に教えてやろう。
     来い、相棒!!」
K´・マキシマ「相棒!?」
 イグニスの呼びかけに入ってくる一人の男。赤い帽子を被り、黒いマン
トに身を包んでいた。
ベガ「フッフッフ。死をくれてやる!!」
マキシマ「こ、こいつは!?」
イグニス「そう、シャドルー総帥のベガ君だ。彼には、私が海で溺れてい
     た時に助けてもらった。それ以来の仲だ」
K´「海!?」
イグニス「KOF2001のED後だ…」
K´(つい最近じゃねえか…)
マキシマ(てか、泳げねえのか、あいつ…)

 そうこうしているうちに、ベガとイグニスがラジオ番組を始める。
ベガ「ところで…」
イグニス「ところで…」
 沈黙。
ベガ「どうぞ」
イグニス「どうぞ」
ベガ「いやいや、そちらから…」
イグニス「いやいや、そちらから…」
ベガ・イグニス「じゃあ、私から…」
 再び沈黙。
ベガ「私からではなかったのか〜!!?」
イグニス「そっちこそ、わたしからでしょう〜!!」
 いきなり大喧嘩を始める二人。

 神と呼ぶにふさわしい超パワー。
 絶対無尽・悪のサイコパワー。

 その二つが互いにぶつかりあい、ブース内はたちまち地獄絵図。
マキシマ「お、おい! お前ら、やめろ!! スタジオがメチャクチャにな
     るだろうが!!」
 だが、マキシマの言葉に聞く耳を持たない二人。
K´「てか、二人とも同じ声だから、番組にならないだろうが…」
 喧嘩をやめるベガとイグニス。
 急に静まりかえるスタジオ内。
 すると、突然二人がK´の方を向く。
イグニス「ブルータルゴッドプロジェクト!!」
ベガ「ファイナルサイコクラッシャー!!」

 凄まじい爆発音。
 K´は二人の攻撃をまともに喰らい、もはや生死をさまよう状態だった。
ベガ・イグニス「それを言うなよな! おかげで双子だ同一人物だって間違
        われるんだから!!」
 二人の息はぴったりだった。
ベガ「ああ、どうすればいいだろうなぁ…」
イグニス「ラジオでの我々の区別方法…」
マキシマ「語尾に自分の名前でも入れりゃいいんじゃないの…」
 マキシマのとっさの一言に耳を傾けた二人。
 即座にこちらを向く。
ベガ「君…」
イグニス「マキシマ…」
マキシマ「ウッ…」
 マキシマは一瞬、まずいと思ったか、後ずさりをした。
 だが次の瞬間、
ベガ「いいねぇ、それ。それで行ってみよう!!」
イグニス「マキシマ、君なら何か考えると思ったよ!!」
 二人から、かたい握手を交わされたマキシマ。
 どうやら、痛い目に遭わなくてすみそうだ。
ベガ「よし、イグニス殿。今度からそれでいってみようベガ!!」
イグニス「そうだな、ベガ君イグニス」
ベガ・イグニス「ワッハッハッハ…」
ベガ「ベガ」
イグニス「イグニス」
 こうして、二人は上機嫌になり、再びラジオを続けた。

 しかし、遂に乗っ取られた「ねすちゅぴ」。
 果たして、彼らから番組を取り戻す事は出来るのか!?
 そして、K´の安否は!!?

K´「俺、もうイヤ…」


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