カプエス
DJステーションシリーズ
『新・BOFストーリーズ』

ライブ2

作者 タイ米

 車の中でのラジオドラマ。
雪「私はメーテル。鉄雄、どうしても機械の体を手に入れようと
  いうの?」
K9999「うるせぇ! もう決めたんだ!! それから俺の名
      は鉄雄じゃなくて、鉄郎だ!!」
雪「そんなことどうだっていいわ。さぁ、行きましょう。鉄雄」
K9999「だ〜か〜ら〜…、ん? この列車、普通じゃねぇぞ。
      わ、浮いた! どこ行く気だ!?」
雪「月……」
ナレーター「果たして、鉄雄は機械の体を手に入れられるのか!?
      『銀河鉄道9999』お楽しみに!!」
K9999「だから…、俺は鉄雄じゃねぇ〜〜〜!!」

「もういい、消せ!!」
 庵の一言で、ラジオのスイッチを切るナコルル。
[銀河鉄道9999かぁ〜。面白そうですねぇ〜」
「どこがだ、どこが!!」
「いや、鉄雄の部分とか…」
「フン、馬鹿馬鹿しい…」
 ナコルルと庵の掛け合いが続いてるうちにB.O.Fの事務所で
ある、『キムプロダクション』に到着する。

 キムプロダクション。
 通称キムプロ。
 B.O.Fなど数多くの有名バンドを世に輩出している。
 その社長であるのがキム・カッファン。
「音楽は正義!!」
 この言葉を座右の銘に掲げ、今日の地位を築き上げている。

 社長室。
 そこには第一秘書のチャンと第二秘書のチョイが待っていた。
 二人とも、以前はかなりのならず者だったが、キムに捕獲され、
ここで社会勉強という形で、秘書として務めている。
「あ、旦那。おかえりっす!」
「でヤンス!」
「む!?」
 急にキムの目がキラリと光りだす。
 次の瞬間、二人の脳天にネリチャギが飛ぶ。
「うおっ!」
「グヘェッ!!」
「ちょ、社長!!」
 アテナが前に出る。
「違うでしょう、君達! ここでは私が社長だ! 帰って来たらまず、
斜め45度にお辞儀。その後、『お帰りなさいませ、社長!』でしょう
が!! マニュアル31ページを読んでないな!!」
「ひぃ〜っ、申し訳ないっす!」
「申し訳ないでヤンス!!」
「二人とも、後でマニュアル全ページ音読3セットだ〜!!」
『どっひぇ〜!!』
 チャンとチョイが同時に叫ぶ。
 世界観がKOFでないとはいえ、この関係は全く同じ。いや、むしろ
こちらの方が酷く感じる。…と、これはチャンとチョイの感想であるが。
「そういえば、二人とも。新人はどうした?」
「はい、彼女なら待合室にいるでヤンス」
「呼んで来てくれ!」
「わかりましたでヤンス!」
 キムの指示に従い、例の競争相手を呼んでくるチョイ。
「社長。あんたの言う競争相手って女なのか?」
 京が聞く。
「うむ。君達のよく知ってる者だ」
「よく知ってる?」
 アテナが考える。
 その時だった。
「!?」
 アテナが急に頭を抱え込む。
「嫌だ、見える。見えるわ〜! 私達の競争相手が見えてしまう!」
「な、何!?」
 驚く京。
「ああ、よりによって私のお師匠様のお婆様だなんて! きっとテクノ
演歌とか、ラップ演歌とか、R&演歌とかでCDセールス100万枚突
破する気なんだわ! いや〜、それはいくら私達でも勝てない〜!!」
「な、何だよ? その何でも演歌と結びつける変なジャンルは!?」
 テリーが突っ込む。
「ていうより、その怪しさレッドゾーンの能力使うのやめろよな! ど
うせ当たった試しないんだし…」
 その時、背後で悲鳴が聞こえた。
「ぐぉあ〜〜〜〜っ!!」
 悲鳴の主は庵だった。
「八神!?」
 皆、それぞれ振り返る。
「あ、兄の仇〜!!」
 そこにいたのはギターの仕込み刀で庵を襲う、高嶺響であった。
「ま、まさか…、あいつが俺達の相手?」
 京は呆れかえってしまった。

 そして、アテナの『呪われた運命の超能力』は、またしてもはずれたの
であった…。

ライブ3の会場に向かう
ライブ1の過去を振り返る
図書館に戻る