世界規模格闘大会FOWについてのレポート

第四稿


先日、仕事で行ってきた倫敦で、ひじょうに面白い話を聞いた。
大道芸人の話である。
その大道芸人は、とてつもない早業で動き回り、
華麗な演技を見せてくれる、金髪碧眼のかっこいいお兄さんだという。
最近、あちこちにいるらしいが、その人物と、例のサー・ウェッドソンがつながりがあるらしい、あくまでらしい、という話である。
いや、だが、大道芸人ならばおろそかに国間を移動できるし、
あちこちで活動や工作をおこなっていないとも言い切れない。
また、面白くなってきた。
ああ、そうそう。この大道芸人、ルパン三世ばりの、
超がつくほど女ったらしだそうなので、女性の方はご注意を。
・・・・・何を言っているんだ私は。
昨日、アルコールを入れたせいか今日はかなりテンションが高い。
というより二日酔いで頭が痛くて、空元気をしているのだと思う。
さて、と。しばらく原稿書きをサボっている間に、
かなり面白い事が分かってきたのでそれをいろいろ書いてみようと思う。
まず、私が気になっていた大会会場の方々だが。
今回は選手より、私が妙な印象を受けたあの二人について、
書いてみよう。
とある友人にハッカーがいる。某国認定の工作員だ。
その彼女に、この二人の身体的特徴、または私が気付いた事を、
連絡して、詳しく調べてもらった。
だが、分かった事が非常に少ない。
まず、二人ともどの国にもいなかった。戸籍すらない。
写真ぐらいならとも思ったが、彼女が提示してきた画像は、
どれも私の記憶していた顔とは一致しなかった。
しかし、これでがぜんやる気が出てきた。
存在しないように作られた人間などがいるわけがない、
いたとすればそれは故意に消されてしまった人物であり、
故意に消す必要がある人間とは、表側に出せない人間でもある。
いい、ぞ。おもしろい。うけてたとう!

ところで、屋根裏だが。
・・・・・・・・・・・・・・どうしよう。
昨日、酔ってて何故か屋根裏に焼酎を置いてしまった・・
じつは、今まで私があそこにおいておいた飲食物は、全て、
きれいさっぱり屋根裏の何かによって(か、どうかは分からないが)
食われてしまっているのである。
と、いうことは、だ。
化け物にアルコールが入ってエンジン全開になっていると言う事である。
あああああ、また、また、天井からなにか暴れる音がした。
怖い。・・・・・・怖い?と、言う事は、
私はまだ狂ってはいないのだろうか。この感覚にもずいぶん慣れたが、
たまにどきりとする事がある。
いや、それでも、怖い事に固執すると言う狂気なのであろうか?
もしかしたら、私は、この切羽詰った状況に、
自ら狂って開放させられることすらも望んでいるのではないだろうか。
・・・・いや!いや!そんなことはない!
アルコールが入っているからこんなことを考えたのだ。
きっとそうだ!そうにちがいない!

ふう、疲れてきた。頭が痛い。
ああ、そうだ、一つ書き忘れていたことがあった。
私がこれをタイプでうっている理由である。
これは、ワードでうって、そこから情報漏れが起こるのを防ぐためだ。
パソコンから情報一つ引き出すのは、本当に、
私の友人の彼女レベルならばいともたやすいことである。
その点、紙はデータではなく物なので、こういうときには便利である。
親父の愛用品が残っていてよかった。

さてさて、いろいろ書き残してきた事も多いが、来客が来
bghgdcくうじでthm;お8t

失礼をした。
どこぞの不貞の輩があがりこんで今の今まで暴れていた。
上記の意味不明な文字がそれである。トンカチがあってよかった。
日曜大工が趣味で本当によかった!武器に事欠かない!
この男、今、あさってみたが懐に銃を持っている。
おまけに、左腕に刺青が彫ってある。
6月、と彫ってある。意味は分からないが、これから警察に連絡するので
分かるであろう。
と、いうわけで、今日はもう物騒なので書くのを止める。
おやすみなさい。ああ、そうそう、
こいつが起きて私が生きていられなくならない事を、祈って。



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