死を待つ主の館
ファイル6「ヌシ、その名はザルゴス」
総階数10階だった。
それをみごとにくぐりぬけてきた。
そして…
「俺はやっぱり、6階の落とし穴かな。もし落ちてたら
死んでたしな」
「あら、私は5階の刺の床のほうが…」
「絶対8階のねばねば床だって」
そんな感想を言いあっていた。
そして、今、目の前にある、最後かもしれないドア。
「いくぞ…」
テリーのその言葉と同時に、ドアを開ける。
そこには……
☆
暗い部屋。
何もない部屋。
そこに椅子と、そこに座った男一人。
「あんただな?俺達を呼んだのは」
「…ああ」
「名前は?」
マリーが名前を聞くと、男は椅子から立ち上がり、
名前を言う。
「私の名はザルゴス。この館の主だ。あれだけの
罠を潜り抜けてここまでこれたこと、誉めてやるぞ」
「ありがとさん。だが、あんたの用件はそれだけじゃ
なさそうだな」
ザルゴスはひとつ頷く。そして…
「私と闘え」
それだけだったが、重みはあった。
「私と闘い、力を示せ。その力、試してやる」
「オッケー。勝負しようぜ!」
「……フッ、来い!」
男は椅子から立ち上がると、椅子を激しい
何かで消した。
☆
館の主を名乗るせいなのか、それとも…
お前は強い、ザルゴス。
☆
「せいっ!!」
アンディの掌を、わざわざ紙一重でかわすザルゴス。
「ハリケンアッパー!!」
だが、すかさず、後ろジョーが竜巻を飛ばす。
だがザルゴスは、その程度で倒れる男ではない。
「……」
竜巻に足を絡ませると、無言でそのまま竜巻を
掻き消してしまった。
「どうした……こんなものか?」
「チイ……なんて野郎だ…」
「……強い……」
軽く攻撃をかわし、しかもハリケーンアッパーを
足一本で消されたことで、二人は動揺した。
「来ぬのなら、こっちからいかせてもらう。はああ……」
ザルゴスが構えると、彼の腕に熱い気が溜まっていく。
「地獄御代!!」
溜まった力を、巨大な炎として、二人に投げつけてきた。
「なっ!!」
ものすごく炎は早かった。二人は横にバラバラになり、
なんとか炎をかわす。
しかし、敵は後ろにいた。
「どこを見ている!ハアッ!!」
足を振り上げて、二人を蹴り上げるザルゴス。
それはまさに…
「ジェノサイドカッターだと!?」
板張りの床に、斬られた二つの体が大きく
叩きつけられる。
「くっ…」
痛みに震え、床に張り付く者が。
「私に抗う者どもよ、その程度か!」
「…まだまだぁ!!」
「ああ」
だが、その程度でくたばる二人ではさすがにない。
「スクリュー…アッパァァーー!!」
「超!裂破弾!!」
強い技を持ってザルゴスに向かう。
「私も加勢するわ!!不知火流究極奥義、水鳥の舞!!」
「MARY'S・SPRASH ROSE!!」
そこにマリーと舞も技で加わる。
「甘い考えを!!雷よ!!」
だがザルゴスはその編隊攻撃を、手からの
雷一つで撃墜した。
☆
「…うっ…強い!」
「伊達に…館の主名乗ってないわね…」
「…ちっ、まったくだ」
雷という攻撃で体がしびれて動けない。
「負けを認めたほうが身のためではないのか?
私とて人殺しはしたくないのでな」
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