KOFXXオリジナル小説
『わたしの居場所』

03

作者 恵駆


―――――シェクエル―――――

銃を使うのがとっても上手な人。
見た目は人間、でも実はさいぼーぐ。
体のほとんどが機械でできてるってヌルが言ってた。
ヌルのおともだちがつれてきてくれたんだけど、
その時は名前もない機械だった。
だからわたしが「シェクエル」って名前をつけてあげた。
シェクエルはその名前を気に入ってくれた。

「サイコマスター、私に何か?」

シェクエルはわたしのことをいつもそう呼ぶ。
わたしにもちゃんとイリスって名前があるけど、なぜかそう呼ぶ。
なんでだろう?

「すまない、私としたことが。機嫌を損ねてしまったか?」

ううん、そんなことない。

「私の悪い癖だ。許してもらえないか?」

そう言っていつも頭を下げる。
でも、シェクエルは何も悪いことはしていないし、
わたしも別に怒っていない。
だから、わたしは「気にしてないよ」と言う代わりに、
シェクエルの頭を撫でてあげる。

「感謝する、サイコ……いや、イリス」

シェクエルが照れくさそうにちょっとだけ笑う。
うれしくなってわたしも笑う。
 
 
 
シェクエルは機械。
わたしは人間。
 
でも、シェクエルとわたしはおともだち。
おともだちはおともだち。
 
 
 
おともだちには人間とか機械とか関係ない。
関係ないから、それでいい。


 

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