KOFXXオリジナル小説
『わたしの居場所』

04

作者 恵駆


―――――ランディック―――――

いつも元気で明るい騒がしい人。
みんなは「ランディ」って呼んでいる。
わたしも「ランディ」って呼んでいる。
元気すぎてよくヌルに蹴り飛ばされたりして、
いつもヌルとケンカばかりしている。
「ケンカするほど仲がいいですよ」とニーニは言うけど、
わたしはケンカはよくないと思う。

「おう、イリスじゃねえか。今日も探検ごっこか?」

うん。

「そうだ、ちょっと俺のラボに寄ってかねえか?」

ランディはわたしを見つけるといつもそう言う。
ランディは暇な時は、いつも部屋に閉じこもって何か作っている。

「久々に新作を作ったんだがよ、こいつがまた面白いんだ」

なんだろう? ちょっと気になる。

「ま、感想は見てからのお楽しみってな」

そう言ってランディはわたしを部屋に入れてくれる。
 
ランディの部屋はいつも焦げ臭い匂いがしている。
ランディからも焦げ臭い匂いがしている。
でも、これがランディの匂い。
ランディのこの匂いは、わたしは好き。

「これなんだけどよ、一見ただのスーパーボールに見えるだろ?」

うん、前にハレから見せてもらったことがある。

「けどな、こうして投げると、時限装置が作動して、
 一定時間跳ね回ってから爆発するゴム爆弾なんだ」

それと同時に、ボンッ! とちょっと大きな音がして驚いた。
でも、おもしろい。
ランディは新しい物を作るといつも最初にわたしに見せてくれる。
わたしにとっても、ランディにとっても、それが1番の楽しみだから。
 
「ただ、どう跳ね返るかは投げた本人にもわからねえから、
 下手するとこっちに跳ね返ってきてドカン!
 ……ってことになるんだな、これが」
 
それって結構危ない……
ヌルが聞いたらまたケンカになるかも……
 
「あいつは変なところで融通がきかねえからな、
 ってわけで、こいつはしばらく2人だけの秘密だからな?」

うん、わたしとランディだけのひみつ。
 
 
 
わたしとランディだけのひみつはいっぱい。


 

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