ルリルダイアリー


=好きな食べ物=

料理をすることにして、ごろごろしていたむーちゃんに食べたいものはないかって聞いたら
何でも良いとか言われた、そう言われると困る。何を食べたいのか解らないし、
とりあえず焼きそばにすることにした。

むーちゃんに前に聞いたらトカゲが好きみたいだ。
だけど私は食べたくない。見た目が嫌だし、美味しい?って質問したら食べてみれば解るって言われた。
今度、勇気を出して食べてみようかな………。

焼きそばだけど美味しくできた。今度はトカゲの丸焼きでも出してみようと想う。
いっぱい食べてくれたし、良かったな。


=作ってみよう=

アーリィちゃんはディヴァインが作った。高性能で、多分、表の世界に出したら大混乱するんだろうなと
想うぐらいに沢山の機能が付いていて、発展している。
私にあんなのは作ることが出来ない。作ろうにもディヴァインの援助が居るだろうし
だけどあんなに高性能じゃないので良いから、少しぐらいお手伝いをしてくれる人が欲しかった。
レイダーとかデストとか居るけど、大きすぎるし。

彼方此方引っ張り出して、必要な機能と必要な無駄を着けてみた二つのロボットみたいなのを作った。
あんまり表情がない無表情にしてみた。真似をするのが好きで、明るい性格にしてみた。

一人の方には白い洋服を着せて、髪の毛をセミロングにしてみた。もう一人は紅い洋服を着せて
髪の毛をふわふわにしてみた。身長は私よりも小さめにした。
名前を付けようとしたら、ガンガンガンってラボの扉が叩かれた。みたらむーちゃんだった。
しばらく入っちゃ駄目って禁止してたから、今日ぐらいには入れるよって言っておいたけど
まさか、鉄パイプで殴るなんて想わなかった。

むーちゃんは私が作った子たちを見て、なんだこれとか聞いてきたから説明して
名前を付けてないって言った。どんなのを着けるのかって言われたから、前から考えていた名前
レッダーとブランにすると言ったら、

”こいつがカヴァでこいつがティーナだ”って決定しちゃった。白い方がカヴァで紅い方がティーナになっちゃった。

酷い。
せっかく考えてたのに。


=怒ったディヴァイン=

ディヴァインがラボに勢いよく入ってきて怒っていた。むーちゃんとカヴァとティーナについてだ。
カヴァもティーナもむーちゃんに懐いた。苛々している時もあるけれど。
聞くところに寄ると、ディヴァインの大事にしていた高級クッキーをむーちゃんが食べていた。
それで怒ったら”……怒ったらはげるぞ?”と、ニヤリと笑いながら言って
”はげだー””はげだー”とカヴァとティーナがはやし立てたみたい。

でもね。ディヴァイン。禿げるのは……その、本当かも知れないよ?
やばくなったら、ラルシャお姉ちゃんに連絡をした方が良いよと言おうとしたけれど、黙っておいた。
心の奥にしまっておいた。これ以上言ったら、大変だしね。


=夏の怖い話=

ユディが怖い話をしてくれた。夜に歩いていたら、変な音が聞こえて、そっと寄ったんだって。
足音だけが響いていたのだけれども、ぴちゃぴちゃとか、警戒して『ヴァジュラ』に
手をかけて、音のする方向を見てみたら。

ギルティが何かを切り刻んでいて血を舐めていたんだって。

すっごく、怖かった。


=失踪事件?=

朝起きたら、シェイドが消えていた。相棒のヘリコプターでどっかに行っちゃったらしい。
何処に行ったのか誰も知らなくて、シェイドがやるはずだった仕事は他の人に回ってた。ユディとかギルティとか。
教授は”晩ご飯までには帰ってくるでしょう”とかお母さんみたいなことを口にしていた。冗談交じりに。
ここ最近、ヘリコプターの整備ばっかりしていたから。

予定が狂ったとかでディヴァインが何処に行ったんだ?って怒っていたけれど、
教授に至っては、良いじゃないですか、後でその分こき使いますからと言っていた。

ノートパソコンの蓋を勢いよく閉じたディヴァインと、私も後で読もうと想った世界中のニュースが
一冊にまとまった本を読みながらコーヒーを飲んでいる教授と凄く差がある。

ディヴァインのことを大人げないって言うのかな?


=帰ってきたシェイド=

夜ぐらいに話し合いがあって、眠くてうとうとしていてカヴァとティーナが起きて起きてと言っていた。
それで何とか起きていたけれど、やっぱり眠くて、最後にはおんぶされていた。
みんなもう寝ちゃった時で、その時にヘリコプターの音がした。シェイドが帰ってきたみたいだ。
寝ぼけ眼でお帰りと言った。何処に行ってたの?とか質問しても答えてくれなくて
しまには馬鹿ーとも、言ったけれど、効果無しだった。

それよりも大変だったのはユディでせっかく寝ていたのに煩くなっちゃって、その上、殺人衝動のスイッチが
入ったみたいで回りのものを壊していた。寝起きだったのかも知れないけれど。

兎に角、シェイドは帰ってきた。

だけど、明日ぐらいからは大変だね。始末書とか色々とあるし。

それにしてもシェイドは……何処に行っていたんだろう?


カヴァ「これで主様の日記は終わりなの」

ティーナ「ところで、主様悩んでた」

カヴァ「何を?」

ティーナ「知らない」

カヴァ「一方通行かも知れないって」

ティーナ「わからないよ。それじゃ」


 


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