ルリルダイアリー


=怒ったラルシャお姉ちゃん=

今日は会議があった。ディヴァインが真剣に話していたのだけれど、
珍しいことにラルシャお姉ちゃんがうとうとしていた。
ディヴァインが苛々していて、ラルシャお姉ちゃんに注意をしたら
がばっ、てお姉ちゃんが起きた。

それでディヴァインの方に無言で歩いてきた。ラルシャお姉ちゃんが白衣の
ポケットから何かを取り出すとディヴァインの口に押し込めた。
それは栄養ドリンクみたいだった。

私は飲まないようにして居るんだけれど、栄養ドリンクって酔っぱらうだけみたいだ。
力がついているように見えても、実際は酔っぱらってハイテンションになっている
だけだったみたい。
でも、ラルシャお姉ちゃんのドリンクは凄かった。

ディヴァインの口に押し込んだ途端にディヴァインの顔が七色になったんだ。
紅とか黄色とか青とか、そして倒れた。

ラルシャお姉ちゃんはその様子を見ると自分の席の方に歩いていって寝た。
ユディみたいだった。ユディも寝起きが凄いんだ。

後で聞いたんだけれど、ラルシャお姉ちゃんはすっごく疲れていたみたいだった。
だからあんな事をしたみたいだ。

ディヴァインは三日ぐらい生死の境を彷徨ったみたいだった。


=ロボットの自分=

想うところがあって、カヴァとティーナの他にも、アンドロイドというかロボットを
作ってみることにした。自分をアンドロイドで作ってみようと想って、ロボルリルというかも知れない。
代理とかで使えるんじゃないかって想いながら設計図を書いてみた。

設計図を書いていたらむーちゃんが来て、何を書いて居るんだって言ったからそれを言ったら
作るな馬鹿とか言われて頭をこづかれた。代理って便利そうなのに。

アーリィみたいな奴は二体もいらないとか言われた。
設計図に重火器を操ってレーザーも発射できるとか描いていたから、そのせいかな……?
ロボルリルは辞めることにした。むーちゃんが恐かったから
ところで、ディヴァインはアーリィちゃんにアシモフの三原則……ロボット三原則を
組み込んだんだろうか。三原則って言うのは

第1条

ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。


第2条

ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。


第3条

ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、
自己をまもらなければならない。

……組み込んでないんだろうな。きっと。


 


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